2022年度 高校特集 ~佐久長聖高校~

続いては前回の都大路で5位だった佐久長聖について見ていきます。2013年から都大路では入賞を続けており2017年に優勝、その後も5→3→5→5と5位以内はキープしています。前回の都大路では長距離区間である1,3,4区は全て1桁順位だったものの、つなぎ区間で苦戦することが多かったですね。総合では6位前後の位置を走り…最後は同タイムながらも一歩及ばずに5位となっています。

~佐久長聖高校~

前回の都大路メンバーからは4区4位の村尾、5区13位の土方の二人が抜けることとなりますが、1区2位の吉岡、3区9位の長屋が健在、さらに7区5位の山口が今年度は3本柱として健在。さらに2区24位の田所、6区22位の永原と前回経験者が1,3区を含めて5人残るというのは非常に大きいです。


なかでも吉岡が13分38秒というベストにU20世界選手権での活躍などトラック、ロードともに日本人高校生の中でもトップクラスの実績を誇る絶対的エース、都大路1区でも区間賞を狙える実力者です。さらに14分6秒の長屋、14分10秒の山口が続き、3本柱がそのまま持ちタイムでもトップ3、14分18秒の田所、14分19秒の永原と都大路経験者が上位を占めます。山口と永原はまだ2年生ということで、学年のバランスも良さそう。


伊那駅伝では2位に3分21秒もの大差をつけて優勝、3本柱以外でも永原が3区区間賞、松尾が5区区間賞、小池が6区3位といずれも好走しています。他の高校に比べると伊那駅伝は地元というアドバンテージはあるでしょうが…


インターハイでは、松尾が1500mで2位、ルーキーの濱口も出場しています。5000mでは吉岡がU20を優先して出場せず、長屋と山口はいずれも出場したものの予選落ちとなっています。3000m障害では永原が2位、遠藤が出場と長距離種目でそれぞれ複数出場で2種目で2位というのは上々の結果と言えるのでは。


新入生では、早速活躍を見せている濱口に佐々木、小名といった中学ベストが8分30秒台の選手、8分40秒台の選手も複数おり新入生としては高校トップクラスと言って良いでしょう。5000mでまだ目立った走りを見せた選手はいませんが、駅伝シーズンとなってタイムを伸ばしてくる選手もどんどん出てくることでしょう。


前回の主力が残り、さらに伊那駅伝やインターハイでも活躍、新入生も即戦力候補が何人もいる…となると都大路でも優勝候補となるのか?と期待は高まるのですが…2位まで入ってくることはあったとしても優勝となると現時点では厳しいのかなあと。次回取り上げる予定である倉敷がとにかく強いんですよね…


1区吉岡、3区長屋、4区山口というのが長距離区間の順当なオーダーで非常に力がありますし、つなぎ区間も永原、松尾に濱口らで前回以上の強さがありそうなのですが…それでも日本人選手のみで都大路を勝つのは容易では無いです。この10年で優勝したのは上田、河村、市谷らを擁した2013年の山梨学院と中谷、松崎、本間らを擁した2017年の佐久長聖だけですし、最近では他に優勝出来るかも?と思わせてくれたのは去年の洛南くらいかなあ。


今年度の佐久長聖も筆頭ではなくとも優勝候補として名前が挙がってくるであろうチームでしょう。3本柱+つなぎ区間が充実して優勝を狙えるチームというのはなかなか日本人選手のみではチャンスが無いですから…さらに長距離区間、つなぎ区間ともにレベルアップを果たし、優勝を狙えるチームを作り上げてきてほしいです!!