インターハイ2022 1500m決勝 ~秋田工業の大野が優勝~

今日は1500mの決勝が行われましたので結果を見ていきます。レース結果はこのようになっております。レース展開としてはやはり西脇工業の長嶋が序盤引っ張る展開だったのですが…途中から先頭に立ったのは八千代松陰のルーキー鈴木、唯一決勝に残った鈴木の積極的な走りが目立ちました。そして、表彰台に上がった3人はレースの上手さを見せる走りだったかな。

優勝を果たしたのは3分44秒をマークした秋田工業の大野、序盤から中盤にかけては目立たない位置でレースを進め、ラスト1周の前にスルスルと前に上がってきたのが良かったですよね。ラスト1周の時点で前にいないと勝ち切るのは難しいですし…さらに、ラスト1周の勝負で1度は先行を許すのですが…ラスト200mからもう1段スパートをかけて後続を突き放すこれまた理想の走り、巧さと強さを見せました。


2位に3分45秒で佐久長聖の松尾、序盤から中盤にかけてはやや後方に位置していましたが、ラスト600mを切ってから徐々にポジションをあげていきました。戦略としては大野と同じだったかなあ。ラスト1周のスパートで一度は先頭に立ったのですが、ちょっとスパートは早かったか…再び逆転を許してしまいました。ただ、それでも他の選手には追い付かれることなく2位でのゴールは見事でした。


3位に大牟田の青木が3分46秒で入ることに。ラスト1周ではやや前方と離されてしまう場面もあったのですが、最後の100mでグッと伸びて一気に選手をかわし3位となりました。ラストの強さを見せてくれましたね。大野が4組トップ、松尾が3組トップ、青木が1組トップと予選をトップ通過した3人がそのまま表彰台を占めることとなりました。


4位に3分46秒で西脇工業の長嶋、最初に先頭を引っ張ってからずっと引っ張る展開にしなかったのは良い判断でしたし、ずっと先頭付近でのレースを披露しました。ラスト1周も良かったのですが、最後の100mでもう一歩伸びきらずに逆転されての4位、表彰台には0.09秒届きませんでしたが、5000mだけではなく1500mでも強さを見せました。

5位に大牟田の谷本が3分46秒で続き、大牟田勢がダブル入賞を果たしました。トップ4は3年生でしたので2年生以下では最上位ということに。予選2組トップ通過を果たしている選手ですし、ずっと3番手を走っていることが多かったかなあ。予選、決勝ともに見事な走りを見せてくれました。


6位に八千代松陰の鈴木が3分46秒で続きました。まさか長嶋を差し置いて先頭を走るとは思わなかったですね。最も先頭を走っていたのが鈴木だったのでは?それでいて最後まで崩れずに6位に入ってしまうのですから末恐ろしいルーキーです。八千代松陰のスーパールーキーというと羽生が思い浮かびますが…鈴木の今後に期待大です。


7位に八千代松陰の小河原が3分47秒で入り、八千代松陰も大牟田に続いてダブル入賞を果たすことに。小河原もラスト1周時点で先頭付近にまで上がっていきました。ラストで後輩の鈴木に負けたのは悔しかったもしれませんが、揃っての入賞は素晴らしいです。


8位に3分47秒で山梨学院の成沢が入り、ここまでが入賞となりました。高校生でも3分47秒を出さないと入賞できないハイレベルさです。非常にハイペースとなった予選1組でも3位と順位での通過を果たしていますし、9位には1秒以上の差をつけています。入賞まであと一歩だった9位に益田清風の中川、10位に学法石川の小田切がともに3分48秒で続きました。


前回の決勝進出者を見ると…長嶋が2年連続で4位、前回5位だった大野が今回は優勝、前回9位だった青木が今回は3位、唯一1年で前回決勝に進出した谷本が今回は5位とトップ5のうち4人が前回決勝進出者でしたね。そう考えると、前回の予選最下位から今回2位に入った松尾の飛躍が凄かったかなあ。

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