インターハイ2022 1500m予選
8月3日~7日までの5日間、高校No.1を決めるインターハイが行われます。初日の今日は1500m予選が行われましたので、各組ごとに見ていきます。レース結果はこのようになっております。4組×3位+タイムで4人の合計16人が決勝に進出可能です。
大牟田の青木が3分46秒で組トップ、予選から3分46秒が出るハイレベルさですよね…大学の大会でも全然おかしくありません。中距離で活躍を見せる青木が予選から見事な走りを見せました。同じく3分46秒で2位に入ったのが八千代松陰の鈴木、中学時代から実績抜群のルーキーですがインターハイでいきなり予選2位通過は凄まじいですね。高1で決勝進出を果たしたのはこの鈴木だけですし、決勝での走りも楽しみ。
3分47秒で山梨学院の成沢が続きここまでが順位での通過ということに。成沢は今年度1500~5000mでベストを伸ばしている選手ですが、インターハイでも見事な走りを見せました。この組が圧倒的にハイペースだったこともあり、タイムでの+4人は全て1組となっています。
益田清風の中川が3分47秒で4位、5千で13分台のベストを持っている滋賀学園の安原が3分48秒で5位、厚木東の矢口が同じく3分48秒で6位、東海大札幌の後藤が3分50秒で7位で通過を果たしました。鈴木以外この組で予選通過した選手は全員3年生でしたし…八千代松陰は安定してエースクラスを育成してくるだけに鈴木の今後が楽しみです。
大牟田の谷本が3分50秒でトップ通過、1組に続いて大牟田勢がトップ通過を果たすこととなりました。谷本は800mも走りますが5000mのスピードがあり、クロカンにも出場していますし長距離で活躍しています。埼玉栄の松井が同じく3分50秒で2位通過、すでに5000mで14分7秒をマークしている2年生がここでも構想を見せました。
西脇工業の長嶋が3分51秒で3位通過、トラックでの実績では佐久長聖の吉岡とともに高校トップを争う選手の1人なだけに、3位通過はちょっとギリギリだったかな…相変わらず先頭を引っ張っての予選通過はさすがではありますが。同じく3分51秒だった上伊那農業の大場は0.28秒差の4位とあと一歩決勝には届きませんでした。
佐久長聖の松尾が3分52秒でトップ通過、今年は800mや1500mでもベスト更新とスピードのあるところを見せていますが、他の組と比べるとスローとなった3組を制しました。豊川の薮田が3分53秒で2位通過、八千代松陰の小河原がも同じく3分53秒で3位通過となりました。
実質ラスト1周での勝負という形になりましたが、ラストの強さをいずれも見せています。八千代松陰は鈴木に続いて小河原も見事に決勝進出を決めました。宇部鴻城の宮本が3分53秒ながら0.41秒届かずに4位で予選落ちとなってしまいました。
秋田工業の大野が3分50秒でトップ通過、大野は中距離ですが800m、1500mだけではなくて400mも走っているのが凄いですね。なかなか400mも1500mも両方走る選手は珍しいような…スピードだけではなく1500mでの強さも見せました。藤枝明誠の杉浦が同じく3分50秒で2位通過、800m~クロカン8kmまで今年走っている選手ですが1500mが一番強いのかなあ?熾烈な争いを制しました。
3位に学法石川の小田切が3分50秒で入り、ここまでが予選通過となりました。早稲田実業の吉倉が3分51秒で0.24秒及ばずに4位となりました。これで決勝進出は16人なのですが…西脇工業の藤田が「qR :救済および審判長等の決定による通過者」で通過を果たしました。動画を見ても良く分からなかったのですが、確かにスタートで大きく遅れているので何かアクシデントがあったのかな?明日の15:50から行われる決勝には17人が進出ということでどんなレースとなるのか楽しみです♪
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コメント一覧
秋田工業高校の中距離選手が400もこなすとの記事ですが、5000メートルで人類初の12分台を記録したモロッコのアウイタ選手は400メートルのベスト46秒台です。30年ほど前のことですが。この記事を読ませてもらい
日本の選手も多種目で鍛えるのがアフリカ勢と競え合える近道のように感じます。
ラスト1周のスピードも当然必要でしょうが、それ以前に世界大会でそこまでついていけていないですからね
素人の私には判断できないです。。。