2022年度 トラックシーズンにおけるベスト更新状況 ~日本体育大学~

続いては日本体育大学について、トラックシーズンの結果をトップ10でベスト更新した選手をポイント化して振り返ります。関東インカレでは分須の3000m障害での活躍やエース藤本のハーフ新記録での優勝など見せ場はありましたが…自己ベストの更新や全日本予選での走りとなるとどちらも目立った結果は残せませんでした。

※2022/1/1以降の自己ベスト更新を以下のルールでポイント化しております。更新した順位と人数(1,2位・・・5pt、3,4位・・・4pt、、、9,10位・・・1pt)から算出され、各部門ごとに30点満点になります。

5000m:0点(無し)  ※前年:14点

前年は14点獲得しているのですが、今年は0点…トップ10で自己ベストを更新した選手は1人もいませんでした。13分台も5人とそこまで多くも無いですし、ちょっと残念ですね。。。トップ10圏外では松永が14分14秒でベストを6秒更新、セカンドベストの14分20秒も今年度マークと好調です。全日本予選でも1組に起用されましたからね。


大森が14分17秒でベストを4秒更新して全日本予選では2組に出場、山下が14分18秒をマークして全日本予選では3組に出場と自己ベストを伸ばした選手が起用されていることが分かります。松永と山下は3大駅伝・予選会通じて初エントリーで出場を果たしていますし。他は二村、石川が14分20秒台でベストを更新したくらいで、14分1桁以内のベスト更新西もいなかったのは物足りないかなあ。

10000m:0点(無し ) ※前年:14点

5千と同様に1万も前年の14点から今年は0点…5千、1万ともに0点だった大学は2校しかなくその1校が日体大ということになります。日体大記録会があるので比較的タイムを伸ばしやすい大学なのですが、前年に好タイムで自己ベストを更新している選手が多かったのも影響しているかなあ。トップ10圏外では、29分28秒をマークした山下の走りが光ります。5千、1万揃っての自己ベスト更新ですし、2年生は分須が1人抜け出していますが現状で2番手は山下かなあ。


他は石川が30分1秒、三好が30分8秒と全日本予選にエントリーされた2人が5千と同様にベストを更新していますが、5千以上に1万も物足りない…セカンドベストでは、盛本が29分17秒とまずまずのタイム、中津川が29分46秒、大森が29分56秒で走っています。

総評

27大学中、5千の0点は26位タイ、1万の0点は22位タイ、合計の0点は26位タイとなっており、当然ですが全てにおいて最下位ということになります。1万は0点の大学が6校いるだけですからね💦4月→現時点における上位10人の平均タイムで見てみると、5千では13分57秒で変わらずに10→12位と2つ順位を下げ、1万は28分54秒で変わらずに9→11位と2つ順位を下げています。


4月時点ではいずれもトップ10に入っていたわけですし、3大駅伝の成績と比較してもやはり持ちタイムは元々良くて上昇の余地は少なかったのかも…それでも、5千、1万でトップ10のベスト更新が無いのは寂しいですが。。。タイムだけではなく、エースの藤本を欠いたとはいえ全日本予選も15位ですからね…2000年以来の15位…その間で最も悪いのは10位だったことを考えてもいかに奮わなかったのかが分かります。


トラックシーズンは新戦力の台頭がちらほらあったとはいえ、やはり数字で見てもかなり厳しい結果でした。何度か記載していますが、いくら全大学でもトップクラスの安定感を誇る箱根予選とはいえ、本当に大丈夫なのか?と心配になってしまうほどに…ただ、トラックで奮わなかったからと言って駅伝シーズンがどうなるかは分からないですし、なかなかベストメンバーを組めない状況が続いていましたからね。夏合宿を経てチームを立て直し、また強い日体大の走りを見せて欲しいです!

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