２０２２年度　トラックシーズンにおけるベスト更新状況　～明治大学～

小澤が１３分４３秒をマークしてチーム３番手、児玉が１３分４７秒で４番手とエースの２人が順当にタイムを伸ばしてきました。小澤は３大駅伝で最も安定した走りを残している選手の１人ですし、児玉は関東インカレでも１万で入賞を果たしています。鈴木が１３分５５秒でチーム７番手に入ってきました。３大駅伝のエントリー経験はありませんが、５千～ハーフまでタイムを伸ばしており今年度の活躍が楽しみな選手の１人です。


富田も１３分４５秒のセカンドベストをマークしていますし、小澤、児玉、富田という３本柱が揃ってトラックシーズンで活躍を見せたのは良かったですね。ただ、新戦力としてタイムを伸ばしてきたのは鈴木と１４分６秒をマークした橋本くらいで、ちょっと続く選手たちはまだ目立つ走りを見せられなかったのは気になるかなあ。前年の１４点よりも下がっていますし、良かった選手と悪かった選手の差が大きかった印象。

トップ１０の選手は誰も自己ベストを更新出来ていないんですよね。３大駅伝・予選会のエントリー選手、持ちタイム３部門でトップ１０に入っている選手まで広げても、初の１万を走ったルーキーの森下だけですから、ちょっと寂しかったかなあ。１万も主力どころが走ってはいるのですが…元々の持ちタイムがハイレベルでなかなか届かず…


トップ１０圏外では、５千でもベストを更新した橋本が２９分４６秒をマーク、橋本も鈴木同様に今年度の活躍が期待される新戦力の１人です。期待のルーキーである吉川も３０分１４秒で初１万を走っています。トラックシーズンでそこまでの活躍では無かった森下、吉川コンビですが…駅伝シーズンでは１年目から活躍を見せてくれれば。

２７大学中、５千の１０点は１８位タイ、１万の０点は２２位タイで当然最下位（０点が６校もいます）、合計の１０点は２３位タイとなっており、全てにおいて真ん中よりも下ということになります。トラックシーズンで活躍した選手も新戦力の台頭もあったのですが、それでもこの位置ですから…エースに続く選手がタイムを伸ばせなかったのがもう一歩という状況…


４月→現時点における上位１０人の平均タイムで見てみると、５千では１３分５２→１３分５０秒と２秒の短縮で９→８位と１つ順位を上げています。１３分５０秒切りが７チームもありますからね…ハイレベルすぎます。１万は２８分４０秒のまま変わらず、６→７位と１つ順位を下げることとなりました。順位としては５千も１万も大きな変動は無かったですね。


故障の影響で姿を見せていなかった櫛田も記録会で復帰してきたのはチームにとっても大きいですね。大体、チームとしては足並みが揃ってきたとなると、気になるのは２年生かなあ…先述の鈴木はタイムを伸ばしていますが、尾崎、甲斐、新谷の１３分台トリオに島田、東原、新井と１４分１桁の選手も記録会に出場していないか、しても目立った走りは出来ておらず…溝上が１４分１８秒のベストをマークしたくらい…選手層の底上げのためにも来年度以降を見据えても何とか浮上していって欲しいです。


駅伝シーズンに向けては、前年度のように箱根予選でトップ通過、全日本でシード獲得を再現したいですね。箱根予選はトップ通過である必要は無いですが、上位では通過しておきたいところ…全日本との連戦も前年度経験しているので不安は少ないはず。。。そして箱根では過去２大会の悔しさをバネにまた強い明治の走りを見せて欲しいです！！