オレゴン世界陸上(2022/07/22) 5000m予選2組 結果振り返り

長距離男子で日本人選手が出場する種目としては最後になりますかね、男子5000m予選が行われました。唯一出場したのが住友電工の遠藤、予選は2組×5人が順位通過、5人がタイムで拾われて合計15人が決勝に進むこととなります。

~予選2組~

遠藤は予選2組に出場、序盤は6~10番目と良い位置でレースを進め最初の400mは65秒、1000mは2分43秒で通過、そこまで速いペースでは無かったですね。単純に5倍すると13分35秒になりますし。1000m~2000mは2分45秒、最初の1000mよりはややペースが落ち、ここまではきっちりとついていました。


しかし2000mを過ぎたところで遠藤が他の選手と接触するアクシデントが発生、転倒とはなりませんでしたが大きく態勢を崩してしまい、先頭集団からは離されてしまうことに。さらに、ここで先頭集団から一人抜け出す選手が出てきたことで2位集団のペースが上がっていったのも苦しい状況でした。


何とか2位集団に追いつこうとしていたのですが、なかなか追いつけない状況が続くとそのまま前との差が開いていってしまうことに。2000m~3000mは2分36秒ですから前の1000mから一気に9秒もペースがあがりましたから、ついていくのは困難です。3000m~4000mも2分35秒とさらにペースが上がり、ラストの1000mは2分32秒というハイペース。。。


ペースが上がった2000m~5000mまでの3000mは7分43秒…日本歴代3位で走っても届かないハイペースさです。これがコンディションが決して良くは無いそれも予選での走りなのですから…世界は本当に恐ろしいですね。トップが13分13秒、6位でも13分15秒ということで後半のハイペースは1人が抜け出たわけでは無くて6人が最後まできっちりとついていったことになります。


遠藤は13分47秒で13位、予選落ちとなってしまいました。GGNで外国人選手を全員抑えて組トップ&世陸標準記録を突破し、日本選手権でも他の選手を寄せ付けずに圧勝で優勝を果たした時にはオレゴン世界陸上で決勝進出も夢では無いのでは?と思いましたが…世界の壁はやはり高かった。。。接触というアクシデントとそのタイミングも正直最悪ではありましたが、無かったとしても13分24秒の9位以内(タイムで4人拾われたため)に入ることは現実的には厳しかったでしょうから。。。


今回は悔しい走りとなってしまいましたが、来年も世界陸上があり、再来年にはオリンピックもありますし…また気持ちを切り替えて5000m日本トップランナーとして今大会以上の走りを再び世界の舞台で見せて欲しいです!!

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