第54回(2022年)全日本予選結果 ~13位:駿河台大学~

続いては13位だった駿河台大学の全日本予選結果を見ていきます。メンバーとしては前年度と比べてもそれほど劣ってはいないと思うのですが、やはり日本人エースたちが奮わなかったのが響いたかなあ。前回の8位は出来すぎだったのもあるでしょうし、今回も決して悪い結果とは思わないですが。レース結果はこのようになっております。

~1組~ 8位:東泉、19位:藤井

ルーキーコンビに託した1組でしたが、13分台ランナーである東泉が8位と上々の走り、さすがの存在感を見せてくれました。1年目から活躍を見せていますし、もはやエース候補の1人ですね。一方の藤井が19位で走ったのも良かったと思います。大学に入ってからタイムを伸ばしているとはいえ、全日本予選でどうかなと思いましたが、初の1万mでしっかりと中位でのフィニッシュとなりました。1年生コンビの活躍が目立つ1組でした。

~2組~ 22位:山内、29位:池原

池原が29位に留まったのがまずはちょっと痛かったかなあ。前年度は1組23位で走っており、その後もトラックでタイムを伸ばしていることを考えるともう少し上位で走って欲しい選手でしたからね。2年生が他の学年に比べて戦力的に厳しい状況からも池原には活躍してほしいのですが…一方の山内は22位、これまでに目立った実績も無かったですし、5千で14分30秒台、1万で30分30秒台だった選手であることを考えると上出来の走りと言えそうです。

~3組~ 14位:新山、29位:清野

新山が14位とさすがの走りを披露、前年度も2組11位で走っており、28分台のベストを持つ主力がしっかりとまとめてくれました。新山はチームでも上位の安定感が魅力ですね。一方の清野は29位、前回は3組24位からも順位を落としてしまいましたし、箱根予選での活躍ぶりからするともう一歩だったかなあ。最終組を走ってもおかしくない選手ですし、3組ならば上位で走るだけの力はありますからね。

~4組~ 4位:ゴッドフリー、37位:町田

新留学生のゴッドフリーは4位とさすがの走り、留学生の集団にも終盤まで喰らいつきました。関東インカレ、全日本予選と1年目から結果を残しているところを見ると、箱根予選も問題無さそうで一安心ですね。ブヌカのように1年目から活躍してくれそうです。一方の町田は37位と苦しい走りに…前回の30位からこちらも順位を落とすこととなってしまいました。二人しか出場していない日本人エースコンビの4年生が奮わなかったのはちょっと残念でしたね。4年生はなかなか全日本予選に合わせるのが困難なことも多いですし、箱根予選では心配ないと信じていますが…

箱根予選に向けて

前回の箱根予選で日本人トップ3だった清野、町田、新山の3人が今年度も前回と同等かそれ以上の走りを見せるのはまず必要になってきそうです。町田、新山は85,86位でしたからここはまだまだ上積みの余地が大きいと思うんですよね。そしてゴッドフリーも前回6位だったブヌカ並みの活躍が必要になってくるかなあ。留学生が多く出場するであろう箱根予選ですが、悪くてもトップ10には入って欲しい選手です。


さらに、ともに100位ちょっとで走った小泉、永井の走りも重要になってきます。小泉は6区3位の快走、永井は5区最下位と箱根では明暗が分かれてしまった二人ですが、前回の予選通過に大きな役割を果たした二人ですからね。特に小泉はさらに上位で走って欲しいところかなあ。箱根も箱根予選も出場した出仙も含めて箱根予選経験者にかかる期待は大きいです。


続いて期待されるのは1年生かもしれません。全日本予選を走った東泉、藤井はこの経験を活かして箱根予選でも期待したいですし、今年の新入生は非常に人数も多いですからね。二人以外にも1年目の箱根予選に出場するような選手に期待したいところ。もちろん2年生以上も負けてはいられません。全日本予選に出場した池原はトラックに比べるとロードの実績はまだあまり無いですが、今のチーム状況からすれば出場してほしいですし、長谷場、山内、長嶺といった新山以外の3年生も戦力として計算出来る選手が求められますからね。


前年度に比べてエース力では負けていないと思いますが、選手層となると卒業生が抜けた穴は大きいと思うんですよね。また、最近は創価や東国大など初出場校が翌年度は箱根出場を出来ていないのも気になるところです。激戦となっている箱根予選を2年連続で勝ち抜けることは容易では無いでしょうが、核となる選手は揃ってきていますし粘り強い走りで2年連続の箱根出場を果たして欲しいです!!

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