第54回(2022年) 全日本予選戦力分析 上武大学

本日は上武大学の全日本予選における考察を行っていきます。前回の全日本予選では17位、ここ4大会はいずれも17位以下となかなか結果を残せないでいます。最後に全日本に出場したのは2014年ですし、箱根も2018年度以来出場出来ていませんからね。

名前学年5千ベスト1万ベストハーフ換算
上武大学 村上 航大4年13:54.7628:38.4701:02:01
上武大学 上本 青空4年14:31.8029:37.8301:06:22
上武大学 阿部 爽真4年14:50.2129:46.09 
上武大学 青山 澪3年14:20.4929:13.2901:04:15
上武大学 額賀 稜平3年14:13.8029:13.47 
上武大学 上田 陽向3年14:28.8729:47.9701:10:46
上武大学 京谷 晃生3年14:44.7931:44.1601:06:51
上武大学 海村 蓮2年14:16.3029:25.1101:05:06
上武大学 岩田 楽也2年14:31.2929:52.9301:04:55
上武大学 鍋野 涼雅2年14:37.2630:43.3901:09:18
上武大学 K・パトリック1年13:25.5728:06.31 
上武大学 関本 敬太1年14:32.3530:52.24 
上武大学 前原 秀一郎1年14:31.78 
エントリー

1万mで持ちタイム上位の選手では、29分21秒を持つ中島、29分28秒を持つ鉄川らが外れています。特に鉄川は前回も3組で走っていますからね。1組を走った芝、石田もいませんから、前回経験者が5人中3人もいないのは痛手なのでは…ただ、パトリック、村上のダブルエースは順当にエントリーされていますし、持ちタイムトップ6のうち5人がエントリーされているのは魅力です。


ルーキーも前原、関本と2人が入ってきました。まだ大学では目立った走りはしておらず、5千のベストも14分30秒台なのですが…13人に入ってくるだけの力があるわけですし、今後が楽しみです。

持ちタイム

エントリーされた1万で上位8人の平均タイムは29分13秒で13位、タイムを見てもボーダーからは遠いことになります。28分6秒を持つパトリック、28分38秒を持つ村上が続きますが、28分台は2人しかおらず、8番手だと29分47秒まで下がることになりますからね。5千やハーフのタイムと比べても明らかに1万のタイムが劣る選手もいないですし、持ちタイムという観点では厳しいのは否めません。

出場予想

全日本予選の出場選手予想は以下の通りです。

1組:岩田②、前原①
2組:額賀③、上田③
3組:青山③、海村②
4組:村上④、パトリック



上武が通過有力校にも負けないのは最終組でしょう。村上とパトリックというダブルエースコンビが万全であれば当然起用されるはずで、関東インカレを見てもパトリックは力がありますし、他の留学生に負けない活躍が期待されます。村上も勝負レースでの実績は豊富で最終組は二人が起用されれば心配いらなそう。


3組は青山と海村という関東インカレにも出場した2人、青山は全日本予選は未経験ですが2度の箱根予選出場に持ちタイムも伸ばしている実力者、海村も前年度箱根予選を経験し、その後は着実に持ちタイムを伸ばしてきています。来年度エース格になることが期待される選手ですし、全日本予選で好走を見せてくれれば。


2組は額賀と上田、額賀は前回最終組を走っている選手なのですが、関東インカレにはいなかったのが気になります。エントリーされる以上は出場は問題無いでしょうが負担の大きい後半の組よりは2組あたりが良いのかなあと。上田は前回も2組を走っている経験者。38位に沈んでしまいましたがそこからの巻き返しに期待。


1組は岩田と前原、岩田は今年度1万でタイムをのばしてきており、関東インカレでもハーフに出場している選手です。タイムを伸ばし、関東インカレにも起用されるということは期待も大きいでしょうし、全日本予選出場もありそう。日本人1年生が2人もエントリーされたということで、どちらか出場してもおかしくないかも?ということでわずかですが5千のベストで上回る前原としてみました。

展望

3組まで粘れれば4組で逆転しての通過というのもあり得るのですが…正直3組まで逆転での通過が狙える位置につけられるとは思えないですね…前年度は8人中7人が30位台という走り…これまでの全日本予選を見ても、3組までに30位台の選手が何人も出てきてしまうのではないかと。組のどちらかの選手が好走を見せる可能性はあっても、揃って好走があり得るとしたら最終組以外は難しそうかなあ。


実際にここ数年を見ても全日本予選では苦戦を強いられていますからね。ただ、これまでと違ってダブルエースがいるというのは大きな安心感につながるでしょうし、前の組を走る選手たちが少しでも良い位置でつないでいって欲しいです。箱根復活を目指すチームにおいても全日本予選の走りというのは一つの試金石となるでしょうし、ダブルエース以外に結果を残す選手が1人でも多く出てきてくれれば。

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