第54回(2022年) 全日本予選戦力分析 大東文化大学

出場予想

本日は大東文化大学の全日本予選における考察を行っていきます。個人的に全日本予選に出場する大学で最も注目しているのがこの大東大です。その理由としては大きく2つあり、1つは前年度の全日本予選では関東インカレでの大惨敗から評価が低かったにも関わらず、3組終了時まで通過圏内でレースを進めていたこと、特に木山の3組4位の走りは素晴らしかったです。4組19位だった久保田も良かったですし、留学生のワンジルが崩れなければ…というレースでしたよね。


それは箱根予選でも同様で、途中まで日本人の上位集団で走っていたワンジルが一気にチーム最下位まで下がってしまったことで箱根予選は全日本予選と同様に12位でしたが、過去2年と比べるとはるかに希望の持てるレースでした。もう1つは真名子監督に代わってからのチーム状況です。特にワンジルが先月5千で13分31秒を叩き出したのは衝撃でした。


6年前にマークした高校ベストを大学で更新するのは困難だと思っていたのですが、15秒も更新する会心の走り。学生ハーフでもまとめていますし、他大の留学生と戦えるレベルへと飛躍を遂げているのであれば大きすぎる戦力となります。さらに故障もあって2年時はほとんど姿を見せていなかった菊地も14分3秒のベストをマークして完全復活、13分52秒をマークした日本人エースの久保田を筆頭に多くの選手が面白いように自己ベストを更新しました。


関東インカレは3000m障害の佐竹を除いて一切出場せず、言い方は悪いですが捨てました。それだけ全日本予選に賭けているということでしょう。そして、唯一出場した佐竹が並みいる強豪を抑えて優勝を果たしてしまうのですからびっくりです。新入生も早速入濱が14分7秒とベストを更新しており、チームとして状態の良さが伺えます。この4年間で最も良いと思えますし、あとは予選会で結果を残すだけですね。


今年度出場していない主力どころだと、前回1組14位で走っている倉田くらいですかね?先月、大量出場した5000mを走っている選手を中心に全日本予選メンバーが選ばれることになりそうかな。1万の平均タイムは27大学中16位、シード校を除くと8位ということでちょうど持ちタイムではボーダー争いを繰り広げる1校ということになります。現状だと以下のような組配置イメージかなあ。


1組:塩田④、佐竹③
2組:谷口④、菊地③
3組:木山④、大野④
4組:久保田③、ワンジル②

展望

最終組は今年度の走りからしても前回と同様に久保田、ワンジルの2人で良いでしょう。ワンジルの走りは本当に今後のチームの命運を握ることになりそう。ここで快走すれば箱根予選も俄然楽しみになりますね。むしろチームのカギを握るのは木山になるかも…5千の自己ベストラッシュにはいなかったはずで、コンディションはどうかなあと。前回と同様に仕上げてきて3組を任せられるのであれば大きな戦力となります。


他にも箱根に関東連合で出場した大野に前回3組の谷口、復活した菊地、前回2組で好走した塩田に関東インカレ3000m障害王者の佐竹と選手がズラッと揃っていて、8人選ぶのがいい意味で悩ましいんですよね。倉田は今回は一旦入れていませんが、万全であれば後半の組も走れるほどの選手、期待のルーキー入濱も前半の組ならば出場の可能性は十分ありそうです。


金田、井田、蟹江といった箱根予選を経験している4年生もいますからね。前回の結果と今年度の走りを見ている限り、5年ぶりの全日本出場する可能性はかなり高いのではないでしょうか。逆に今回の全日本予選でも出場を逃すとなると、箱根予選に向けても不安が増してしまうでしょうし…大事な全日本予選、チーム復活を印象付けるためにも是非とも通過して欲しいです!!

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