第101回関東インカレ(2022) 1部5000m ~驚異のラストで三浦が優勝~

関東インカレの振り返り、最後は1部の5000mについて見ていきます。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通り、入賞した選手を中心に振り返ります。

順位氏名所属記録
1三浦 龍司 (3)順大13:42.35
2ムサンガ・ゴッドフリー(1)駿河台大13:47.69
3中野 翔太 (3)中大13:48.01
4九嶋 恵舜 (3)東洋大13:48.67
5ボニフェス・ムルワ (4)山梨学大13:49.35
6松永  伶 (3)法大13:50.45
7富田 峻平 (4)明大13:50.72
8松岡 竜矢 (4)日大13:51.36

優勝を果たしたのは順大の三浦、予選を1組トップ通過、それも得意のスパートを見せて2位に7秒もの大差をつけての通過は予選でそこまでしなくても…と思ってしまいました。決勝でも予選同様に先頭を引っ張り続け、ラスト2周では一時的に法政の松永に先行を許しました柄、ラスト1周で圧倒的なスパートが再び炸裂、本当に一人だけ時間の流れが違うのではと思うほどの切れ味ですよね。まさに王者の走りで2位に5秒もの差をつけて優勝を果たしました。


2位に駿河台のゴッドフリー、大学では関東インカレが初レースだったと思いますが…予選2組をきっちりとトップ通過すると、決勝では三浦には及ばなかったものの接戦となった2位争いを制しました。力のあったブヌカが卒業してゴッドフリーは1年目でどうかなあ?と思っていましたが、何も心配いらないことを証明する走りでした。1,2位はともに予選トップ通過が占めることに。


3位に中央の中野、安定感抜群の選手ですが、今回も強かったですね。予選を2組3位で通過すると、しっかりと先頭集団をキープ、ラストのスパート合戦では2位に0.32秒及ばなかったものの、3位と表彰台を確保する走りを見せました。エースの1人としてその役目をしっかりと果たしました。


4位に東洋の九嶋が入ってきたのには少しびっくりしました。確かに13分台のベストを持ちスピードのある選手ですが、トラックでそこまで目立った実績はなく3大駅伝でも出雲の4区2位が良かったくらいでしたからね。それがここで一気に自己ベストを9秒も更新して4位に入るとは…本当に今回の東洋は前年度は何だったの?と思えるほどに圧巻の成績を最後まで残してくれました。

5位に山梨学院のムルワ、オニエゴが卒業し、ここ2年はなかなか結果を残せずにいて大丈夫かなと心配もしていたのですが…予選こそ1組9位という下位での通過でしたが、決勝では13分49秒とセカンドベストをマークしての5位は上出来と言って良いでしょう。全日本予選、箱根予選ともにエースとしての走りが期待出来そう。


6位に法政の松永、三浦以外で最もこの5千で見せ場を作ったのはこの松永でしょう。予選で2組6位と通過を果たすと、決勝ではラスト2周で先頭集団から抜け出すロングスパートを披露、さすがにスパートは早すぎたのかその後順位を落としてしまいましたが、6位入賞を勝ち取りました。13分50秒と自己ベストを16秒も更新する走り、一気にチームのエース級になったのでは?と今後が楽しみで仕方ありません。


7位に明治の富田、1万mに続いて5千にダブルエントリー、予選を1組4位で通過を果たすと、決勝でも7位に入ってくるのは素晴らしいですね。1万と合わせてのダブル入賞、5千に限っても2年連続で入賞は力が無いと出来ないですよね。明治の誇るエースが厳しいスケジュールで好結果を残しました。


8位に日大の松岡、こちらも5千では2年連続の入賞となります。前年度の駅伝シーズンで全然姿を見せずに今年度はどうなんだろう?と心配していましたが、先月自己ベストを叩き出して復帰すると、今回も13分51秒とセカンドベストをマークしての8位入賞は完全復活と言って良いでしょう。最終学年となる今年度はとにかく故障なく1年間を過ごして欲しいですよね。万全であればエース級の活躍は間違いないですし。

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