第101回関東インカレ(2022)展望 ~1部1万m、ハーフ~

最後は関東インカレ1部1万m、ハーフについての展望を見ていきます。5千、1万のダブルエントリーされている選手には1部にもいますし、1万の翌日に予選とはいえ5千を走るのはなかなかに大変そうです。。。1万とハーフという選手もいます。

~10000m(1部)~

留学生は国士館のカマウ、日大のドゥングと2人います。ただ、カマウはまだ今年度ようやくレースに出てきたばかりで走力はまだ不明瞭な部分が大きく、ドゥングも27分48秒と最速タイムを持っていますが、トラックでの実績が抜けているわけではないですし、留学生が圧倒という形には今回はならなそうかなあ。日本人選手が優勝という可能性も十分にあるかと。


前回の実績となると、5,6位となった順大の野村、伊豫田が今年度もエントリーされており、2年連続で上位に入ってくる可能性も十分。明治も小澤、富田、児玉という現状の3本柱が揃って起用されており、複数入賞してもおかしくな実力者が揃います。勝負レースでの実績となると、箱根2区で快走を見せている東洋の松山や5区で快走した中央の阿部が安定してハイレベルな結果を残していますね。


持ちタイム上位では、唯一27分台のベストを有してエントリーされているのが早稲田の井川、箱根では苦しい走りとなりましたが、しっかりと合わせられれば上位に入ってきても全然おかしくない選手、日大の樋口も28分9秒と持ちタイムは日本人3番手のタイムを有していますが、個人選手権を見る限りはまだ厳しそうかなあ。


他に個人的に気になる選手としては…山梨学院の木山、東海の松崎、法政の内田あたりが楽しみですね。今回は前回と比べて留学生も日本人選手もトラックの実績でずば抜けた選手はいないように思えるだけに、どんな順位となるのか予想しづらく非常に楽しみです。

~ハーフ(1部)~

前回は留学生がトップ3を独占することとなったハーフ、今回エントリーされた留学生は日大のドゥングのみとなっています。しかも1万とダブルエントリーなんですよね。5/19の夜に1万、5/22の朝にハーフというのは相当負担が大きそうですが、大丈夫なのかなあ…さすがに連戦では前回2位に入っているドゥングも厳しいのでは。


前回上位に入っている選手では、日本人トップの4位だった順大の四釜、5位だった法政の河田が揃ってエントリーされていますね。ともに3大駅伝でも活躍を見せた2人ですし、今回も前回以上の順位で走ってもおかしくない実力者です。


エース級で5千や1万ではなくハーフにエントリーされている選手を見てみると…筑波の岩佐、早稲田の鈴木、日体大の藤本らがいます。この3人に共通しているのは故障明けであるというところかなあ。特に岩佐は前年度はほとんど記録会にも出場していませんし、鈴木や藤本は何とか箱根には合わせたものの万全では無かったですし…トラックで勝負するほどのコンディションにはまだ戻っていないけれど、ハーフならば戦えるであろうエース級が上位に入る可能性も十分ありますよね。特に鈴木や藤本は本来の走力を考えれば優勝してもおかしくない実力者ですし。


他にも、東洋の前田、順大の西澤、明治の加藤ら主力級の選手がエントリーされており、いずれもハーフの距離で実績がある4年生、最後の関東インカレの走りが楽しみです。他に個人的に気になる選手としては…箱根で悔しい走りとなった東洋の木本が焼津ハーフに続いてこの大舞台でも結果を残せるかは要注目ですし、学生ハーフで自身の予想以上に走れたという早稲田の菅野が非常に楽しみかなあ。たたき上げの選手は上級生になって台頭することが多いですが、菅野は今年度大ブレイクしそうな期待感があります。


ハーフも1万mほどでは無いですが、特に選手層の厚い大学は実力者を複数エントリーさせていますし、前回好走した選手たちが四釜、河田以外にも国士館の清水悠や前回1年ながら出場した慶應の田島など前評判以上の走りを見せた選手たちもいます。ハイレベルな争いを期待したいところです。

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