第101回関東インカレ(2022)展望 ~1部1500m、5000m、3000m障害~

続いては1部の1500m、5000m、3000m障害の3種目について有力選手を見ていきます。関東インカレのエントリーはこちらをご覧ください。

~1500m(1部)~

1組では飯澤が実績で抜けています。1年時に優勝してその後は苦戦しましたが、今年度は完全復活と言って良いでしょう。3分38秒と持ちタイムでもトップとなっていますし、優勝候補の1人です。前回の実績では5位に入っている中央の中野倫、7位だった筑波の小林がいますし、ともにスピード抜群の実力者です。


決勝に進出した山梨学院の村本もいます。持ちタイムではルーキーの間瀬田が3分42秒とこの組で2番目のタイムでインターハイでも活躍しています。5千で高校ベストの良い法政の大島とともにルーキーも楽しみです。3分45秒を持つ明治の馬場、日体大の高村ら中距離で実績のある選手たちがタイムで続きます。


2組では、早稲田の菖蒲が前回2位に入っており実績で抜けています。前回負けた相手も三浦だけですし、優勝候補の1人です。1500mでも3000m障害でもラストの切れ味が圧巻ですからね。前回決勝進出者では、中央の山田、東洋の甲木らがいます。山田は3分41秒とこの組トップのタイムですし、中央の中距離は今年度も強力です。


東洋は甲木以外に及川もこの組におり、3分45秒と持ちタイムも良いですが勝負強さも魅力です。中距離ながら5千でもタイムを伸ばしている日体大の廣澤は3分42秒のタイムを有している実力者、日体大は期待のルーキー山崎も勝負強い選手ですね。明治の近藤は前回2部で4位に入っており、1部でも活躍が期待されますね。優勝候補は飯澤と菖蒲が2強かなあと思っていますが、続く選手たちは熾烈を極めそう。

~5000m(1部)~

1部も44人がエントリーされていることもあり、予選が設けられています。2部同様に2組×10人+タイムで4人が拾われて24人で決勝となります。1組では、13分26秒と持ちタイムトップとなる三浦がやはり強いですよね。前回も2位に入っており日本人トップの最有力候補かつ優勝候補の1人です。またあの爆発的なラストが炸裂するか。


前回の上位陣では、三浦の他に9位だった順大の石井、10位だった筑波の小林らがおり、今年度も楽しみ。前年度は2部で入賞した明治の富田に主将の小澤と明治コンビも活躍が期待されます。今年度好調なのは法政の内田、13分39秒を今年度叩き出し3大駅伝に続いてトラックの勝負レースでも大いに期待出来そう。今年度5千でベストを更新し、早稲田の主力である石塚も実力者ですよね。


ルーキーの抜擢も多く、東洋は緒方、西村、中央は伊東夢、溜池と13分台ルーキーを2人起用、国士館の岩下、日体大の平島も含め13分台ルーキーの競演も楽しみです。


2組も留学生は1人で駿河台のゴッドフリーが唯一のエントリー。13分37秒のベストでどんな結果を残すのが楽しみです。ゴッドフリーを上回りこの組トップとなる13分35秒を有しているのが早稲田のルーキー山口、同じく13分35秒を持つ伊藤もベストを今年度更新していますし、13分35秒コンビの走りにも注目です。


前回7位に入っている日大の松岡は今年度自己ベストをマークして復活を果たしました。2年連続の入賞も期待したくなります。勝負レースでの実績では13分45秒を持つ中央の中野も力がありますし、直近でベストを更新している選手では東海の徳丸や駿河台のルーキー東泉らが個人的には期待しています。優勝を争うとしたら、留学生と三浦が中心となりそうかなあ。三浦が日本人選手に負けるところはなかなか想像出来ない。。。

~3000m障害(1部)~

1組には前回優勝を果たしている菖蒲がエントリー、個人選手権でも優勝と現状は三浦を除いて3000m障害で最も強いのでは…8分37秒を持ち、優勝候補の筆頭です。前回4位に入っている法政の中園、5位だった山梨学院の中込と前回トップ5のうち3人がこの1組に集まりました。予選から激しい戦いになりそう。他にも、前回決勝に進んだ日体大の九嶋、順大期待のルーキーで8分53秒を持つ山崎らが揃います。


2組には前回積極的な走りで2位に入り、8分39秒のベストを持つ服部が有力選手。個人選手権でも良い走りを見せており、菖蒲につぐ優勝候補の1人です。前回決勝に進出している選手も多く、6位入賞を果たした東海の杉本、8位入賞を果たした早稲田の北村に加え、9位だった筑波の松村、10位だった日体大の分須らがいます。これまた順大期待のルーキーである村尾もおり、順大の3000m障害は本当に選手層が厚いですね。

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