上武大学 新年度(2022年度)戦力分析

続いては、上武大学について、新年度の戦力を見ていきます。データベース登録されている人数は4年:7人、3年:8人、2年:2人、1年:1人となっております。戦力としては、4年>3年>1年>2年という感じかなあ。エースも含めて選手が最も揃っているのは4年生、選手の厚さではで続くのが3年生であり、上武史上初の留学生が今年度加わった新入生も要注目です。

4年生

エースの村上も最上級生となりました。箱根予選で2年連続30位以内&チームトップの走りを続け、13分台、28分台の持ちタイムに関東連合では4区を任されました。勝負レースでの好走実績もチーム内で抜けています。前年度は故障に悩まされて何とか箱根予選に間に合わせましたが、今年度は故障無くトラックシーズンから活躍を見せてくれれば。


現状は村上があまりにも抜けていて、続く選手は悩ましいですが…箱根予選を経験しているのは上本、石田の2人。石田は165位と卒業生を除くと2番目に良い順位で走った実績のある選手です。石田は今年度早速5千で自己ベストを伸ばしている選手ですし、前回からさらに順位を上げてきてほしい選手です。上本は243位と苦戦気味ではありましたが、この経験を今年度に活かしてくれれば。


全日本予選を経験している選手は中島、鉄川の2人おり、ともに1万で29分20秒台のベストを持っています。中島は1年の全日本予選出場以来予選会のエントリーが無いのが気になるところ。鉄川は3年の全日本予選出場、箱根予選にもエントリーされますし、順当ならば今年度出場してくれそうかな。他にも2年時に箱根予選にエントリーされた阿部やハーフで64分台のベストを持つ丸山もおり、箱根予選に最も出場してきそうな学年となっています。

3年生

唯一箱根予選を2度経験しているのが青山、今年度は183位で走っています。前回200位以内で走っている石田、青山の二人が今年度どれだけ力をつけてくるかというのが一つ大事になってきます。1男も29分13秒のベストを持っていますし、稼ぐ役割を担ってほしい選手。


同じく29分13秒のベストを持つのが額賀、全日本予選では最終組を任されたものの箱根予選は出場無し…本来であれば村上に次ぐエース格として期待される選手なのですが、なかなか安定した走りを続けられていないのがもう一歩かなあ。上田は全日本予選・箱根予選の両方を経験している3年生以下では唯一の選手ですが、箱根予選はチーム最下位に沈んでいます。額賀や上田らが上がってこないとチームとしても苦しいですよね。


他にも全日本予選で1組19位で走っている芝や1500mで活躍を見せる山林もいます。まだこの学年では抜け出た存在の選手がいないだけに、エース級の力をつける選手の台頭が待たれます。個人的には額賀に期待しているのですが。。。

2年生

唯一箱根予選に出場しているのが海村、287位と苦戦しましたが、今年に入って5千で14分16秒、1万でも29分25秒とタイムを伸ばしています。力はつけていますし、今年度は飛躍の年となるかもしれません。学生ハーフで64分55秒と好走を見せたのが岩田、まだ5千や1万は目立ったタイムはありませんが、学生ハーフでこんな走りを見せられると俄然楽しみになってきますね。


続く選手はまだまだ厳しそうな印象かなあ。5千で14分40秒台の選手は多いですが14分40秒切りの選手はいませんし、1万も30分43秒を持つ鍋野が3番手以降では最も良いタイムですし。ここから抜け出した今年度の戦力となる選手が1人でも出てきてほしいところです。3,4年生もそこまで選手層が厚いわけでは無いですから。。。

1年生

上武初の留学生となったパトリック、5千で13分25秒、1万で28分6秒とどちらもすでにチームトップのタイムを有しており、大学を見渡してもトップクラスのタイムです。留学生の中でも力のある選手だと思いますし、1年目からトラックにロードに大活躍してくれることでしょう。パトリックと村上のダブルエースを擁するようになったのは大きいです。


ただ、日本人選手で14分30秒切りは1人もいない状況、これは箱根出場校+箱根予選で16位以内だった大学の中でも唯一上武だけです。14分31秒を持つ竹野、前原に14分32秒の関本、14分38秒の古山らが持ちタイムでは上位となりますが、高校ベストも13分台をマークする人が大きく増えてきている中ではなかなかに厳しいですね。古山は3000m障害でインターハイ決勝に進出している選手であり、新入生の中でも個人的に楽しみな選手です。1年目から活躍する選手が1人でも出てきてくれれば。

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