神奈川大学 来年度の箱根駅伝(2023年)に向けて

経験値

続いては箱根では12位、来年度は箱根予選からとなる神奈川大学について見ていきます。今年度の箱根結果はこのようになっています。今年度の3大駅伝経験者は15人いますが、来年度は9人にまで減ってしまうことに。西方、川口、呑村チームの中心選手が揃って抜けてしまうわけですから、その影響は大きいです。


今年度の箱根経験者が7人残り、全員が区間7~13位以内で走っているのが非常に頼もしい。1区11位の巻田、3区13位の宇津野、4区10位の小林政、5区7位の山崎ら5区を含む往路経験者が4人いますからね。シードには届かなかったものの、収穫の多いレースとなりました。来年度に向けても頼もしい限り。ここに1年時に箱根を走った高橋、佐々木がいます。ただ、ともに1年時の活躍と比べると2年時はやや苦戦気味だったのが気になるところ。

新戦力

箱根予選経験者となると、今年度走ったルーキーの中原、前年度の箱根予選を走った鈴木、古市がいます。中原は高校ベストで13分台を持つ期待のルーキーですが、今年度はそこまで存在感を示せなかったですからね。来年度は存在感を示してほしいところ。鈴木は3年連続で箱根にエントリーされており、最終学年となる来年度こそ3大駅伝に出場してくれれば。


中原同様に期待のルーキーである園田はすでに5千で14分1秒、1万で29分30びょうのベストを持っています。さらに、学生ハーフに唯一出場した65分15秒で走った石口もいます。楽しみな選手が揃う1年生なだけに、2年生となる来年度は台頭してきて欲しい選手ばかりです。


新入生となると、やはり都大路で4区区間賞を獲得した宮本が即戦力候補として期待されますね。佐藤、溜池と高校の同級生には実力者が揃いますが、大学では負けない活躍を見せてくれれば。14分15秒を持つ高潮、14分17秒を持つ山田らも力はありますし、新入生も1年目から箱根出場を果たしてもおかしくないですね、早い段階で戦力となってくれれば。

展望

まずは箱根予選に挑むこととなりますが、ずっと箱根予選では安定した走りを見せています。この10年を見ても箱根予選では全て6位以内で走っていますからね。箱根予選通過は心配ないでしょう。巻田、山崎、宇津野ら上位で走った選手もいますし、神奈川大が予選で通過する姿はあまり想像出来ません。


ちょっと気になるのは箱根後に姿を見せていない選手が多いことくらいかなあ。学生ハーフも1人しか出場していませんし、主力どころで走ったのはクロカン日本選手権の宇津野くらい?トラックシーズンには今年度苦しんだ主力を含め、みんな元気な姿を見せてくれれば。


箱根予選を通過したとすると、本戦では今度こそシードを狙いたいところですよね。往路は前回走った選手たちがまずは中心となるでしょう。経験者は4人おり、特に5区7位で走っている山崎がいるのは大きいです。ただ、2区を走った西方は抜けるのでその穴埋めは必要になりますね。2区を任せられるであろう巻田はいますが、そうすると今度は1区が必要になりますからね。


どちらにしろ往路を任せられる選手は必要になってきます。復路を走った選手を往路に回すのか、新入生を含めた期待の新戦力に託すのか、往路を走れる選手は1人でも多いに越したことはないですからね。実績のある高橋、佐々木も往路候補になってくるでしょすい、箱根シード獲得に向けてはベストメンバーで臨めないと厳しいですよね。


復路は大泉、小林篤、有村といずれも8~10区を10位以下で走った選手が揃っているのが頼もしい。6区は経験者の宇津野がいますが、さすがに6区に宇津野を起用する余裕は無いでしょうし、山下りの選手も準備しないとですね。復路は鈴木、古市、島崎ら3大駅伝未経験の4年生も最後の箱根で見てみたいです。


箱根シード獲得に向けて、復路が計算できるようになるとあとは往路ですかね。今回は往路12位でしたが、前年度同様に往路は1桁順位では走りたいところ。そのためには往路で区間上位で走れる選手が1人でも出てきてくれれば…現時点での展望ではシード争いに加わるであろう1校であり、ベストメンバーさえ組めれば箱根でもシードは狙えると思うんですよね。16→13→12位と着実に箱根順位を上げてきている神奈川大学、来年度こそ6年ぶりの箱根シードを獲得してほしいです!

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