クロカン日本選手権(2022年)U20男子8キロ結果 ~佐久長聖の吉岡が優勝~

本日はクロカン日本選手権が行われましたので、まずはU20男子8kmについてレース結果を入賞した選手を中心に振り返ります。レース結果も既に公式で発表されています。シニア男子10kmはテレビ放送でしたが、U20はYouTubeでLive放送してくれたのがありがたかったです。クロカンはロード以上に得意な選手と苦手な選手がはっきり分かれる傾向がありますが…ここで結果を残す選手はその後もロードで活躍している印象があります。

順位名前高校タイム
1位吉岡 ⼤翔佐久⻑聖⾼校23:36
2位南坂 柚汰倉敷⾼校23:39
3位⻑嶋 幸宝⻄脇⼯業⾼校23:46
4位溜池 ⼀太洛南⾼校23:49
5位荒巻 朋熙⼤牟⽥⾼校23:53
6位⻄村 真周⾃由ケ丘⾼校23:54
7位⼭崎 丞中越⾼校23:56
8位⽟⽬ 陸出⽔中央⾼校24:02

優勝を果たしたのは佐久長聖の吉岡、ずっと目立たない位置にいましたが…終盤に集団から抜け出し、唯一喰らいついてきた南坂を終盤突き放す圧巻の走りでした。前回は故障で出場出来ませんでしたが、都大路でも1区2位で走っていますし、ここでも優勝となると世代トップはやはり吉岡ですかね。来年度も活躍が楽しみです。


倉敷の南坂が3秒差の2位で続きました。前回も1年にして3位に入っている実力者、都大路でも1区4位で走っていますし、ロードでの強さが際立ちますね。お互いにライバル視しているであろう吉岡に喰らいつきましたが、最後離されたのは悔しかったか。トラックは吉岡ほど得意では無いかもしれませんが、ロードでは世代トップの1人として活躍を見せてくれそう。


3位に西脇工業の長嶋が入り、トップ3はいずれも2年生となりました。都大路では1区13位でしたが、集団から抜け出す積極的な走りが印象的でした。今回も2人は置いて行かれましたがトップと10秒差の3位ですからやはり力はありますよね。今回も積極的な走りでしたし、まだまだ強くなりそうな期待感があります。


4位に洛南の溜池、こちらも都大路1区で5位に入っている実力者、上位4人のうち3人が都大路1区を区間5位以内で走っている選手ですから順当とも言えますね。3年生ではトップの走り、安定感が抜群ですよね。崩れそうな雰囲気が全くない…これは中央大学に行っても即戦力として活躍してくれそうな期待感が満載です。


5位に大牟田の荒巻、チームとしては都大路に出場出来ていませんが、すでに13分台、28分台のベストを持っている世代トップクラスの選手の1人、トラックの強さはもちろん、クロカンでも力のあるところを見せてくれました。選手層が大学No.1の青山学院に進学となりますが、そこに1年目から割って入る可能性も十分です。


6位に自由が丘の西村、都大路では1区16位で走っている選手です。西村もロードにクロカンに強いですね。奇しくも1学年先輩である山本が1年前に同じ6位で走っていますね。國學院で1年目から大活躍を見せ、ハーフで60分43秒を叩き出している実力者、西村は東洋大学に進学となりますが、こちらも1年目から楽しみです


7位に中越の山崎、こちらも都大路では1区で19位で走っています。都大路で1区を走っている人が本当にこのクロカンでも結果を残していますね。トップ7のうち6人が1区20位以内で走っている選手ですから…山崎は日体大へ進学することとなります。箱根では苦戦が続いていますが、山崎も即戦力として期待したいところ。


8位に出水中央の玉目が入ってきたのはびっくりしました。確かに都大路では3区14位で走っている実力者ではありますが、まだルーキーですからね。本人もガッツポーズをしながらゴールしていましたが、素晴らしい走りでした。1年生は実力者が揃う2年生になかなか割って入れていないだけに、玉目には是非とも期待したいところ。



9位には都大路で7区4位で走っている西脇工業の新妻、10位には都大路で7区5位で走っている佐久長聖の山口が続きました。7区4,5位で走っている二人が今回も揃って並ぶことに。山口も来年度の飛躍が期待される1年生の1人ですね。11位に入った倉敷の桑田も期待の1年生の1人であり、都大路では4区6位と快走しています。来年度この世代を引っ張っていくと目される玉目、山口、桑田の3人が揃って好結果を残しました。

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