2021年度 4年生特集 ~東海大学~

本日は東海大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で7人登録されています。3大駅伝経験者は4人、箱根を複数回走ったのは1人だけということで、比較的苦労した学年でもあったかなあ。1つ上に3本柱、2つ上に黄金世代がいましたからね、下の学年も選手が揃っていますし…チームとしては1年時に箱根優勝を経験する一方で4年時には全日本、箱根でシード落ちになるという苦い経験もすることとなりました。

市村 朋樹

2年時に出雲に出場して4区2位の好走、全日本でも5区7位で走っています。箱根はエントリー止まりでしたが、この学年で2年時までに3大駅伝を経験したのは市村だけです。3年時には2年連続で全日本に出場したものの、区間19位と非常に苦しい走りとなってしまいました。箱根は往路予定だったものの、故障があって出場出来ず…


4年時、5千で13分37秒、1万で28分7秒と非常にハイレベルな大学ベストを揃ってマーク、関東インカレ1部5000mで5位入賞と充実のトラックシーズンを過ごしました。そして迎えた最後の駅伝シーズンでしたが…出雲では1区10位、全日本では3区14位といずれも主要区間を走って二桁順位と力を発揮できず…それでも最後の箱根では1区3位と素晴らしい走り、3大駅伝で大学ベストと言える走りを最後に見せ、有終の美を飾りました。

吉冨 裕太

高校ベストは14分39秒、2年時にハーフで65分12秒をマークしており大学ベストをマークしていますが3大駅伝へのエントリーは無く、3年の全日本で初エントリーを果たしました。3大駅伝出場はなく迎えた最終学年、5千で14分14秒、1万では28分49秒をマークすると、全日本は2年連続でエントリー止まりでしたが、最後の箱根で10区出場を果たすことに。道中は決して悪くない走りだったのですが、低血糖で終盤ふらふらになってしまい区間19位…最後に箱根シードを逃してしまったのは残念過ぎました。

本間 敬大

高校ベストは13分58秒とこの学年でトップのタイム、1年の箱根からメンバー入りを果たしています。1年目からメンバー入りしたのは本間だけですね。2年の出雲でもメンバー入りをしましたが、全日本、箱根はエントリーされずとなかなか出番がない状況が続きました。箱根後には62分59秒をマークし、これが大学ベストとなっています。


3年時には5千で13分53秒と大学ベストとなるタイムをマークすると、全日本で3大駅伝初出場を果たして5区4位と上々の走り、箱根でも7区6位でまとめています。箱根後に1万でマークした29分14秒が大学ベストとなっています。4年時には出雲で最長区間の6区を走って区間8位、全日本ではエース区間の7区を走って区間9位と快走とまではいかないけれど、安定した走りを見せました。最後の箱根では往路の4区を走って区間13位、3年目以降は3大駅伝フル出場を果たし、一度も崩れることなく走ってくれました。

松崎 健悟

高校ベストは14分39秒、2年時に1万で29分18秒と大学ベストとなるタイムをマークしており、このタイムは3年以降はトップ10に入ってくることに。ハーフベストである69分17秒も2年の箱根後にマークしています。3年時には5千で14分18秒とベストをマークし、4年時には5千で14分15秒と毎年ベストを更新してきましたが、3大駅伝へのエントリーは4年間ありませんでした。

牛澤 昂大

高校ベストは15分16秒と7人の中では最も悪いタイム、それでも2年時に5千で14分35秒、1万で29分35秒、ハーフで64分55秒といずれも大学ベストとなるタイムをマークしています。1万のタイムは3年時には持ちタイムでトップ10に入ってきたんですよね。ただ、3年目以降は自己ベストを更新することは出来ず、3大駅伝へのエントリーもありませんでした。

田中 康靖

高校ベストは14分5秒、このタイムは高2でマークしたものでしたが、大学4年間で更新することは出来ませんでした。1年時に1万で30分14秒、ハーフで65分8秒をマークしており、これが大学ベストとなっています。3年時に1万でセカンドベストの30分17秒をマークすると、箱根でも16人のメンバー入りを果たすことに。ここで出場とはならず、4年時はエントリーも無かったですが苦しんだ4年間の中でよくメンバー入りを勝ち取りましたよね。

長田 駿佑

高校ベストは14分35秒、1年時に1万でマークした31分55秒が結局大学ベストとなることに。1万を走る機会がほぼなかったですからね…3年時に5千で13分54秒をマークしており、これが大学ベストとなっています。全日本で初エントリー&3大駅伝初出場を果たすと、6区区間賞と鮮烈なデビューを果たすことに。この走りは素晴らしかったですね。箱根では9区を走って区間9位でまとめています。


しかし、4年時は故障に悩まされることに…出雲はエントリーされず、全日本もエントリー止まりということに。しかし、世田谷ハーフでは63分14秒の大学ベストをマーク、完全復活かと思いましたが最後の箱根もエントリー止まりだったんですよね。3年時の活躍ぶりを考えると、4年時に3大駅伝に出場出来なかったのは無念でした。

箱根の順位予想区間配置予想の投票を受けてけています。投票をお待ちしております~

※1人1票でお願いします。