2021年度 4年生特集 ~國學院大學~

本日は國學院大學の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で9人登録されています。9人の中に高校ベストで14分30秒切りは1人もいないのですが…それでいて藤木、木付、島崎、殿地らが台頭してきたこの学年は凄まじいですね。個人の成長はさておき、チームとして4年間最も成長を遂げた学年は國學院だと思います。國學院のスカウトは一気に良くなりましたから、チームとして良い流れになっています。

藤木 宏太

高校ベストは14分36秒、にも関わらず1年の全日本から出場して4区6位の好走、箱根でも1区10位と上々の箱根デビューとなりました。さらにハーフで62分17秒と大学ベストとなるタイムをマークするなどルーキーイヤーから活躍を見せました。この学年で最も最初に台頭したのが藤木でした。


2年時には日本インカレ1万mで4位と上位入賞を果たすと、出雲では1区5位と好スタート、全日本では3区12位と3大駅伝では初めて苦しい走りとなりましたが…箱根では1区2位と大学ベストと言える最高の走りを見せました。


3年時には5千で13分44秒、1万で28分24秒をマークし、5千は大学ベストとなっています。日本インカレ1万mでは6位で2年連続入賞を果たすことに。全日本ではエース区間の7区を走って区間7位、箱根では3年連続の1区で12位といううことでちょっと力を出し切れなかったか…


4年時の関東インカレでは28分10秒をマークして5位入賞、これが大学ベストとなるタイムですね。全日本予選では積極的な走りを見せたものの4組16位と順位としてはもう一歩、故障明けで臨んだ出雲では3区10位、全日本では4区7位と本来の走りを見せるには至りませんでした。それでも最後の箱根では急遽任されることになった4年連続の1区で区間6位の走り、エースとしてチームを牽引し続けてくれました。

木付 琳

高校ベストは14分47秒、2年の箱根で3大駅伝デビューを果たして7区11位、箱根後にハーフで62分47秒をマークしていますが、2年時まではまだそんなに目立った選手では無かったですよね。しかし3年時、全日本で5区6位と上々の走りを見せると、1万で28分27秒と大学ベストとなるタイムを叩き出すことに。箱根では万全で無かったため10区に回りましたが、それでも区間3位の好走を見せました。


4年時、5千で13分56秒と大学ベストをマーク、全日本予選では積極的な走りを見せて一時先頭集団から抜け出したものの、失速してしまって2組16位と苦しい走りに…3大駅伝では出雲で2区区間賞と初めて区間賞を獲得する素晴らしい走りでチームもトップに立つことに。全日本でも2区6位で走っていますし、主力の1人として活躍を見せました。しかし、最後の箱根は故障明けで臨むこととなってしまい、7区最下位に沈んでしまったのは残念でした。

島崎 慎愛

高校ベストは14分33秒、9人の中でも最も良いタイムがこの島崎でした。2年時に1万で28分46秒をマークすると、全日本では1区12位、箱根では山下りの6区を担って区間8位と特に箱根での走りは良かったですね。3年時は2年連続の全日本1区で区間4位と前年度よりも順位を大きく上げ、箱根でも2年連続の6区で区間4位といずれも区間4位と結果を残してきたのが頼もしいですね。


4年時、5千で13分50秒、1万で28分27秒といずれも大学ベストとなるタイムをマークすると、出雲では1区6位、全日本では1区3位ともう1区を安心して任せられるスターターとしての地位を確立しました。藤木、島崎と1区を上位で走ってくれる選手が複数いるのは大きいです。しかし、最後の箱根は6区予定も故障の影響で1区に…さらに1区予定でも故障で最後の箱根に出場出来なかったのは残念過ぎました。

松延 大誠

高校ベストは14分54秒、2年時に5千で14分17秒をマークして持ちタイムでトップ10入りを果たしました。その後は3年時まで3大駅伝・予選会にエントリーされることも無かったのですが…4年の全日本予選で初のメンバー入り、駅伝シーズンには1万で29分6秒、ハーフで64分49秒と大学ベストとなるタイムをマークすると、最後の箱根では16人のメンバー入りを果たしました。出場には一歩届きませんでしたが、4年になってグッと力をつけてきましたね。

石川 航平

高校ベストは14分37秒、2年時に1万で29分26秒と大学ベストとなるタイムをマークし、持ちタイムでもトップ10に入ってきました。ハーフベストである65分17秒も2年時にマークしたものですね。3年時に全日本、箱根でメンバー入りを果たしました。4年時に5千で14分6秒の大学ベストをマークすると、出雲、全日本もメンバー入りを果たすものの4大会連続で出場には届かなかったのですが…最後の箱根で8区を任されると区間7位の好走、最後の最後で3大駅伝出場を勝ち取り、しかも結果を残す見事な走りでした。

相澤 龍明

高校ベストは14分43秒、3年時に全日本で29分37秒、ハーフで66分4秒の大学ベストをマーク、全日本で初めてエントリーを果たしました。4年時には5千で14分22秒をマークしてこれが大学ベスト、全日本予選でもメンバー入りとなっています。いずれも出場には至らずに迎えた最後の箱根では10区を任されて3大駅伝初出場、結果は区間16位と順位としてはもう一歩だったかもしれませんが、最後に箱根出場を勝ち取りました。

殿地 琢朗

高校ベストは14分45秒、1年の箱根から出場して8区12位で走っています。1年の箱根から出場したのは藤木と殿地の2人だけですね。ハーフベストである64分11秒も1年時ですね。2年時には1万で29分43秒と大学ベストとなるタイムをマークすると、箱根では10区4位の快走、区間順位以上に総合3位争いを制して國學院の新たな歴史を築いたのが大きかったですね。これが大学ベストの走りだったかなあ。


3年時には5千で14分24秒をマーク、全日本では最長区間の8区を任されて区間10位、箱根では山登りの5区を走って区間8位で走って順位を上げ、チームのシード獲得に貢献しました。4年時は全日本予選、出雲、全日本のいずれもエントリー止まりでしたが…激坂王では学生トップの2位と快走を見せると、箱根では2年連続の5区を走って区間9位、激坂王の結果からするとちょっと物足りないかもしれませんが…それでも2年連続1桁順位はさすがですし、勝負強さも魅力でした。

原 拓巨

高校ベストは14分47秒、2年時に5千で14分18秒、1万で29分45秒と大学ベストをマークしたのは2年時でした。持ちタイムでもトップ10に入ってくることに。ただ、3年時に5千で14分25秒のセカンドベストをマークしたものの、持ちタイムを伸ばすことは出来ず…3大駅伝・予選会へのエントリーも4年間されることはありませんでした。

古川 礼穏

高校ベストは14分36秒、1年時に14分18秒をマークし、持ちタイムでトップ10に入ってくることもありましたね。ただ、このタイムが大学ベストとなっており、その後は更新することが出来ず…4年時には初1万を走って30分16秒をマーク、5千でも14分27秒で走るなど4年時には記録会にも出場していましたが…3大駅伝・予選会にエントリーされることはありませんでした。

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