2021年度高校生特集 ~兵藤 ジュダ(ヒョウドウ ジュダ)~

本日は、東海大静岡翔洋の兵藤を紹介していきます。高校時代の実績は抜群ですが、800mや1500mといった中距離で活躍をしている選手ですね。その一方で5000mでも13分台をマークするなど長距離にも対応してきています。卒業後は東海大学に進学することとなりますが、本人のコメントを見る限りは長い距離で勝負したい、2年目には箱根に出場したいということですから、楽しみですね。

中学~高校3年

静岡の清水飯田中学時代、800m、1500mで静岡県王者となり、800mでは全中にも出場、予選9組では3位で予選落ちとなっていますが、中学時代から中距離で活躍を見せています。東海大翔洋高校に進学後は1年目から高校県駅伝にも出場、7区で区間賞を獲得しています。1年目から5kmにも対応してきました。


高校2年時には県駅伝で1区を走って区間13位、さすがに10kmとなるとまだ長すぎましたかね。最長区間の1区は各高校のエースが集まるレベルの高さもありますし…大躍進を遂げたのは高校3年時、U20日本選手権では1500mに出場すると、予選1組をトップ通過決勝では3分47秒をマークして見事に優勝を果たしています。U20は大学生も出場してくる大会ですし、そこで優勝出来たのは大きかったのでは。


インターハイでは800m、1500mの両種目に出場、800mでは予選5組をトップで通過、準決勝でもトップ通過を果たすと、決勝では1分48秒26と大会新記録をマークしての優勝を果たしました。1500mでは予選1組を3位で通過すると、決勝では3分41秒86という素晴らしいタイムをマークして2位に入りました。800mで優勝、1500mで2位という結果はまさに中距離のトップと呼ぶにふさわしい実績ですよね。


高校県駅伝では2年連続で1区を任されると29分54秒で見事に区間賞を獲得、10kmの距離にもしっかりと対応してきました。東海高校駅伝でも1区を任されて区間9位もトップと30秒差以内には抑えていますし、まずまずでしょうか。10月には5000mで13分54秒をマークし、これが高校ベストとなっています。


やはり、高校時代の走りを見ると800m、1500mでの活躍が目立ちますよね。東海大学進学後は徐々に距離を伸ばしていくとは思いますが、まずは中距離での活躍が期待されるかなあ。東海の中距離は非常に層が厚いですが、そこに割っていくだけの力は十分あるでしょう。関東インカレ、日本インカレ、そして日本選手権と期待は高まります。5000mのベストは来年度のチームにおいて既に8番手となっていますし、1万mでどのくらいタイムを出せるのかも気になるところ。


3大駅伝となると、チームが出雲に出られないだけにいきなりの出場となると難しそうかなあ。ハーフの距離はもちろん、全日本の距離でもいきなりメンバーに入ってくるのは容易では無いでしょうからね。出雲ならば5km前後のつなぎ区間で出番はあり得たと思いますが。高校時代に800mや1500mで活躍しながら、大学に入って長い距離で活躍を見せる選手は何人もいますし、兵藤も続いてほしいところ。


東海大翔洋は近年になって長距離で結果を残すようになってきた高校ということで、まだ大学長距離で活躍する選手も多くは無いですが…東海大翔洋→東海となると1学年上に吉田響がいます。箱根5区で2位といきなりの爆走を見せたのも記憶に新しい実力者、兵藤も先輩に負けない活躍を1年目から見せてほしいですし、ゆくゆくは本人も希望するように箱根に出場するだけではなく、好走する選手となっていって欲しいです!!

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