第98回(2022年)箱根駅伝 ~区間別展望~

2022年1月1日

2021年も本日で最後となります。今年もたくさんの方にブログを読んでいただき、ありがとうございました。去年は記録会や大会があまりなかったこともあり、全部で200弱の記事でしたが、今年は340超えとかなりのペースで更新してきました。これも日々読んでくれる方がいてこそです。今日は各区間ごとに区間賞争いをするであろう選手、優勝を争うであろう大学の選手を中心に当日変更も考慮して展望を述べていきます。

~1区~

明確にチームNo.1ランナーを起用してきたのは中央の吉居、中央学院の栗原くらいかなあ。神奈川も箱根予選トップの巻田を起用しています。前回よりも今回はルーキーの起用が少なそうです。國學院と専修がルーキーをエントリーしていますが、当日変更が確実視されていますし、ルーキーが誰も走らない可能性もありますね。今の箱根1区はルーキーに任せるには難易度が高すぎるかと…


No.1エースでは無いものの、駒澤は唐澤と3本柱の1人、明治もエース格の手嶋、東国大も3本柱の山谷と上位候補は主力を起用しています。さらに、創価は葛西が有力、早稲田も中谷か井川が来るでしょうし、國學院も藤木や島崎ら主力級が起用と有力選手が集まりそうです。青学の1区もこのメンバーだと佐藤あたりが起用されたほうが安心ですが果たして…


そして2大注目を集めるのが、順大の三浦、駿河台のブヌカが起用されるかどうかです。三浦が入れば区間賞候補筆頭となるでようし、ブヌカがくれば一気にハイペースとなりそうです。ただ、有力選手が揃えば必ずしもハイペースになるわけではなく、揃うがゆえにスローペースになることもありますからね。前回はスローペースとなっただけに、今回はハイペースのレース展開も期待したいところです。シードを狙うためにも優勝を争うためにも、ここで出遅れるわけにはいかないですよね。

~2区~

今回も有力選手がそろいました。区間賞候補筆頭、東国大のY・ヴィンセントに創価のムルワ、山梨学院のオニエゴ、国士館のR・ヴィンセントと4人の留学生がハイレベルな争いを繰り広げることは必須。そこに日本人エースたちが挑みます。駒澤の田澤、青学の近藤、東洋の松山、日体大の藤本、法政の鎌田、専修の高瀬らが揃っています。ハイレベルな争いを期待したいところ。


さらに、当日変更では明治は鈴木、早稲田も井川か中谷とエース級の起用が予想され、多くの大学がチームNo.1ランナーを起用することとなりそう。上位候補では國學院の伊地知がどこまで渡り合えるかも注目、順大も2区は野村なのかそれともまさかの三浦もあるのか?これだけ有力選手がそろうと実力者でも後ろから追い抜いていくのは容易ではないだけに、ますます1区の重要性が高まりそう。


2区はルーキーが起用されることは多くはないですが、今回唯一出場しそうなのが中央学院の吉田礼ですね。万全であれば他大のエースたちとも渡り合えそうな期待感があります。2区終了時でトップに立つのはおそらく東国大となりそうで、創価や早稲田、明治あたりも上位にきそうかなあ。駒澤も東国大の次くらいに来れるのが理想かなあ。青学もここでしっかりと上位につけておきたいところ。留学生を起用する予選会校もシードを狙うにはここでなるべくボーダーよりも上位にいたいところ。

~3区~

エースを起用してきたのは専修のキサイサくらいかなあ。今回は当日変更も多そうですが、3区よりも1区を重視している大学が多いように思えます。3区のスペシャリストである帝京の遠藤の走りは楽しみです。早稲田も主力の1人である太田、順大も伊豫田と実力者を配置していますね。当日変更では、東国大が丹所の起用を示唆しており区間賞候補の1人です。明治も児玉あたりが起用されそう、青学は正直だれが起用されるか分からないですね…太田がそのままか岸本が候補でしょうか。


駒澤は佐藤ですが、このまま走るのか当日変更で鈴木や花尾が入るのかが注目です。東洋も前田か石田、中央は三浦、國學院は平林あたりですかね。3区はかなり当日変更する大学が多そうで読めないですね。3区も重要度は高いですし、前回もここで駒澤や創価がいい流れを作りましたからね。下り基調で往路では最も走りやすい区間ではありますが、その分タイム差がつくことも多いです。

~4区~

区間賞候補は前回も快走している創価の嶋津がまず名前が挙がりそう。前年度よりもさらに強くなっていますし、エースの走りを見せてくれそう。他にも2年前に好走している國學院の中西大、前回好走している順大の石井らが上位候補となってくるか。早稲田は石塚、日体大は分須とルーキーを起用してきており、準エース区間ともいわれる難しい区間で箱根デビューはどんな走りを見せるか。


明治の小澤は箱根初出場ながら非常に期待の大きい選手で楽しみです。駒澤、東洋、青学はいずれも当日変更の可能性が高く、駒澤は鈴木や花尾、東洋も前田か石田、青学も佐藤や飯田あたりが候補になってくるのかなあ?有力選手が起用されることになりそう。注目を集める駿河台の今井も4区に入ってきました。他は中央が主力の中野を起用しています。5区の山登りにつながる重要区間となっています。

~5区~

前回トップ3、帝京の細谷、創価の三上、東洋の宮下が揃ってエントリーされています。今年度は3人ともやや苦戦しているのが気になりますが、万全であればこの3人が再びトップ3を占めてもおかしくないですね。さらに、激坂王で好走している選手も多くエントリーされており、学生トップだった國學院の殿地、2位だった日体大の吉冨らも楽しみですね~激坂王の走りが前回同様にどれだけ箱根でも繁栄されるのか気になるところ。


エース級を起用している大学は少なく、山登りを得意な選手が多く起用されている印象。東海の杉本、明治の下條ら3大駅伝未経験の3年生が5区に抜擢されています。他にも青学は若林、早稲田は伊藤、中央は阿部と期待のルーキーが起用されています。飯田がいるにも関わらず、若林を起用することを示唆していますが、いくら練習で上りが強くとも青学がそんなリスクをとるのはちょっと考えにくい気も…


順天は四釜の当日変更が有力視されており、いきなり箱根で区間賞を獲得してもおかしくないかなあ。駒澤は安原や佃あたりになるのかなあ?さすがに芽吹は厳しいかなあと…中央学院の吉本、神奈川の山崎ら3大駅伝・予選会で好走している選手の走りも楽しみです。5区は今後もエース級よりもスペシャリストが起用されることになるのかなあ。山は平地の走力とは別物ですし。。。優勝を狙う大学はどこも往路優勝を狙ってくることでしょう。


駒澤、創価、東洋ら前回トップは往路優勝を当然狙ってくるでしょうし、1~3区に選手が揃う東国大、優勝候補筆頭といわれる青学、順大や國學院、早稲田らも優勝を狙うには往路で勝ちたいですよね。先頭を走る効果は非常に大きく、追うよりも逃げる方が圧倒的に有利ではありますからね。

~6区~

前回好走している青学の高橋が区間賞候補かなあ。さらに、東海の川上、中央の若林がこれまでの実績では抜けています。当日変更で國學院の島崎が入るようであればこちらも区間賞候補になりますし、創価の濱野もよい走りでした。前回出場者が起用できなかった駒澤はルーキーの篠原が入っており、秘密兵器は篠原なのかなあ?順大も服部を起用しており、ルーキーの走りにも注目です。


早稲田は栁本が入っており、北村に比べると未知数なのは否めずかなあ。北村が外れたのは結構痛そう。前回は苦戦した東洋の九嶋は力をつけて再度の6区に挑みますし、明治の杉本、日体大の盛本ら6区候補と言われた選手たちの走りも楽しみです。以前はタイム差がつかなかった6区ももう2,3分はあっさりとついてしまうだけに、6区に自信がある大学はやはり有利ですよね。

~7区~

7区は当日変更の可能性が多いですが…創価は山森、東洋は梅崎、青学は宮坂となっておりここはそのまま走りそうかなあ。青学は当日変更の候補が多すぎて分かりません。駒澤は当日変更で花尾や青柿あたりが候補になってくるのかなあ。早稲田も鈴木が起用されるのであれば、一気に区間賞候補となってきそうです。


中央も前回好走した中澤が候補でしょうし、明治もここに富田や加藤を起用できれば強いです。順天も当日変更の可能性が高く、牧瀬あたりが入ってくるのか。國學院も木付が当日変更となれば一気に稼ぐ区間となりますからね。ちょっと7区は予想しづらいです。ただ、この区間も重要度はかなり増していますね。7区終了時の順位から大きく変わることはなかなか無いですし…前回も上位3人と4番手では大きく差が開くなど選手層が問われる区間です。

~8区~

かつてはチーム10番手が起用されることが多く、今もその傾向はあるだけに選手層が最も問われる区間とも言えます。故障明けだったりやや不安のある主力が起用されることもありますし、遊行寺の坂があるため5区候補の選手が走ることもありますね。早稲田は千明、帝京は橋本、明治は櫛田が入ってきました。千明は故障明けですが箱根には心配ないという話でしたが…橋本は2区候補と言われていただけに、出場するとしても万全では無さそう。櫛田も回復が遅れているという話もありましたが、果たして…安定感抜群の選手なだけに気になるところです。


駒澤は全日本で好走した赤星、青学は関東インカレハーフ優勝の西久保と実力者がエントリーされました。東洋は蝦夷森が入っていますが、そのまま出場もあるのでしょうか?今年度はほぼ姿を見せていないですが…東海の入田も上りは強いと言われていますし、山梨学院の坪井も主力の1人です。8区に万全のエース級が起用されることは今回無さそうかなあ。

~9区~

23km区間と言われるように距離が長く、復路のエース区間とも言われるだけのことはあり、復路の中で最も力のある選手が起用されることも多いです。駒澤は前回走った山野がエントリーされていますが、故障明けということでそのまま出場となるのかも注目。青学も中村唯がそのまま走るのかも分からないかなあ。東海は前回も走っている長田が戻ってきているのは大きいです。東洋は出雲6区を走った柏ということで楽しみ。東国大も宗像と実力者を配置していますね。


順大や早稲田も当日変更となりそうかなあ。順大ならば吉岡あたり、早稲田ならば菖蒲や鈴木当りが候補になるのか。明治も加藤か前回経験者の富田あたりが入ればやはり強力。9区に実力者を残せる大学は強いですよね。現状は9区でそこまで抜け出た選手のエントリーはないかなあ。青学の中村唯は前回2区を走っていますが、前回の箱根も今回の全日本も苦しい走りでしたし。

~10区~

10区も23km区間であり、9区とともに復路で距離の長い区間です。9区同様に上級生が起用されることが多いですね。最終区間ですから、チームの順位に直結するというプレッシャーもあります。青山学院は前回も好走している中倉がエントリー、ラストの切れ味も抜群ということでラスト勝負となっても問題ない布陣となりそう。駒澤は東山が入っていますが、このまま出場する可能性もありますし、佃や青柿あたりと当日変更の可能性もあって読めないですね。誰にしても崩れることは無さそう。


國學院は実力者の坂本、順大は全日本のエース区間である7区を走った近藤ですし、アンカーにしっかりと選手を残せていて上位での走りもありそう。個人的に最も楽しみなのが橋本、たたき上げの選手ながらチーム内での評価も高く、箱根予選も全日本も素晴らしかったです。区間賞争いを繰り広げるかもという期待感もあります。前回の箱根2区を走った森凪也も10区ということでコンディションが気になりますね。万全であれば往路になるでしょうから、10区ならば問題ない状況なのかなあ…


早稲田も当日変更で山口とかになるのかなあ。3大駅伝ではずっとアンカーを任されていますし。東洋もルーキーの可能性は低いでしょうから、前回走っている清野や村上あたりが候補になりそう。9,10区でルーキーが出場するとすれば、帝京の小林がそのまま出場するくらいかなあ。それだけルーキーが担うのは難しい区間ですよね。9,10区を任せるくらいならば7,8区に起用するのが無難な戦略ですし。また前回のように優勝争い、シード争いが最終10区まで分からないようなレースを期待したいです!!

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私も毎年購入していますし、箱根駅伝に向けて欠かせない1冊かと思います~