第98回(2022年)箱根駅伝 順天堂大学 区間配置予想 ~15年ぶりの箱根制覇へ整いつつある戦力~

本日は順天堂大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根は2区終了の11位を除いてずっとシード圏内をキープ、総合7位で箱根予選会校の中では唯一のシード獲得を果たしました。今年度の出雲では3,4区で大きくずれてしまって10位と関東勢最下位に沈みましたが、全日本ではしっかりと立て直して総合3位、全日本で3位以内は20年ぶりとなりました。エントリーメンバー箱根成績(直近5年)はこのようになっています。

4年生:吉岡 智輝、牧瀬 圭斗、近藤 亮太、津田 将希

3年生:伊豫田 達弥、野村 優作、四釜 峻佑、

     平 駿介、荒木 勇人、西澤 侑真

2年生:三浦 龍司、石井 一希、藤原 優希

1年生:海老澤 憲伸、神谷 青輝、服部 壮馬

出雲、全日本に出場した選手は全員エントリーされています。出雲に出場し全日本を回避した服部も無事に戻ってきたのは良かったです。出雲、全日本ともにエントリーされなかった西澤、ともにエントリーどまりとなった吉岡らも入っており、かなり戦力は整ってきた印象です。その一方で箱根経験者…前回9区11位で走っている鈴木、7区15位で走っている小島といった4年生が外れてしまいました。今年度の走りを見る限りはある程度仕方ないか…


持ちタイム上位では、前述の鈴木、小島の28分台ランナーに加え、28分45秒を持つルーキーの浅井が外れています。順大も28分台ランナーはもう14人を数えますし、28分台が複数外れるのもある程度自然です。戦力充実の順大でルーキーが16人に入るのは容易では無いですよね。そんな中、激坂王で好走した神谷と6区候補と言われる服部とともに海老澤がエントリーされたのは、相当期待値が高そう。そんな順天堂大学の区間配置予想は以下の通りです。

区間配置予想

三浦②ー野村③ー伊豫田③ー石井②ー四釜③
服部①ー平③ー牧瀬④ー近藤④ー吉岡④

~往路~

往路は基本的に前回の区間配置から大きく変更する必要は無さそうかなあ。1区は三浦、エースを1区に起用は通常だともったいないのですが、本人も前回の悔しさを晴らしたいと話していますし、全日本の起用を見ても三浦にエース区間を任せるという形ではなさそうなので、ならば前回からさらに圧巻の強さを身に着けた三浦にスタートダッシュを決めてもらうのが良いかな


2区は野村、出雲は大苦戦でしたが全日本ではしっかりと立て直してきました。前回も区間10位で走っているエースの1人ですし、今年度はさらに活躍を見せています。箱根にはしっかりと合わせてくれると期待して、2年連続のエース区間起用は十分ありそう。


3区は伊豫田、こちらも前回3区5位で走っている実力者、出雲、全日本ともに好走しており安定感をグッと増してきました。三浦、野村に負けじと今年度の躍進ぶりも著しく、1~3区のどこを走っても結果を残してくれそうな期待感があります。


4区は石井、石井も前回4区5位と好走しているのは心強いのですが…唯一気になるのは全日本で4区14位と4度目の3大駅伝では初めて二桁順位となってしまったことですね。それまでの3度はいずれも区間5位以内だっただけになおさら…箱根では立て直してくれると信じて…1~4区は前回と同様としています。他に往路に入ってくるとしたら、平、牧瀬あたりが候補になるかなあ。


5区は四釜、関東10マイルに出場しなかったのは16人中3人のみで四釜、神谷、服部の山候補3人のみ。四釜は本人も5区を希望していますし、アップダウンの強さも関東インカレハーフで証明し、出雲、全日本はいずれも最長区間で好走。今の四釜ならば5区を稼ぐ区間にしてくれそうです。個人的に最も楽しみな選手かな。

~復路~

6区は服部、6区候補ということもありますし、関東10マイルに出場していなかったことからも期待のルーキーに山下りは任せるのではないでしょうか。3000m障害で強い選手が箱根6区で好走することは良くありますし、関東インカレでも結果を残したその勝負強さを箱根で見せてくれれば。


7区は平、主力の1人として出雲では2区、全日本では1区を担っています。全日本1区はやや苦戦しましたが出雲は2区2位の快走、3年生になってまた力を増してきましたし、箱根でも起用される可能性は高いですね。往路もあり得るかなあと思いつつ、前回はチームとしてもやや苦戦した7区を任せるのが良いかなあ。


8区は牧瀬、全日本での6区4位の走りは見事でした。まだ箱根は経験していませんが、1万やハーフでも結果を残していますし、最終学年にして箱根初出場してほしいですし、復路の8~10あたりを任せられそうかなあということで8区としました。


9区は近藤、全日本ではエース区間の7区抜擢されて区間9位、崩れることなく走りってくれましたし、長い距離での実績もあります。全日本で7区を走るほどであれば、箱根でも復路のエース区間である9区も任せられそう。


10区は吉岡、吉岡は前年度の全日本で7区を走っている選手ですね。日本インカレ1万mでも8位入賞を果たしましたし、勝負レースで結果を残したのは大きいです。吉岡も近藤同様に3大駅伝の経験は全日本7区のみという4年生、3年生が中心のチームですが8~10区は4年生に走ってほしいという思いも込めて10区としました。

~展望~

おそらく山はほぼ四釜、服部に任せると思うので往路の1~4区をどういう起用にするかですね。みんな万全であれば前回と一緒の区間配置が良いのかなあ。ただ、優勝を本気で狙うのであれば三浦をタイム差のつきにくい1区に起用するのは正直反対なんですよね。他大の優勝候補のエースたち、駒澤の田澤や青学の近藤が1区というのはまずありえないでしょうし。。。


ハーフは10km前後に比べれば得意とはしていないという話ですが、それでも前回の箱根予選で日本人トップで走っているわけですから…2区はまだということであれば3区とかの方が稼げる気はします。仮に伊豫田が1区だとしても何も心配はいらないですし。箱根に限らず、三浦の起用区間というのは難しいところです。


今回は2年連続で箱根8区を走っている西澤は外して予想していますし、13分台ランナーの海老澤、28分台ランナーの荒木らもいるのですが・・・箱根経験者を複数欠いたことでちょっと選手層は薄くなってしまった印象もあります。エース級は頼もしい限りですが、10番手の争いがどうなのかなあと。


2年前にシード落ちしていたとは思えないほどに戦力は高まってきましたし、前回の7位からも順位を上げてくる可能性は十分です。全日本で3位に入ったのはチームにとっても大きな自信となったことでしょう。箱根でもいきなりの優勝は難しいかもしれませんが、優勝争いに絡むレースを見せてほしいですね。楽しみな選手がズラッと揃っていますし、往路から順大の強さを存分に発揮してほしいです!!

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