第16回(2021年) 世田谷246ハーフ レース結果 ~青学の田中が優勝~

世田谷ハーフが本日行われましたので、大学ごとに自己ベストを出した選手を中心にレース結果を振り返ります。アップダウンもあって決して簡単なコースでは無いだけに、ここで結果を残せた選手、大学は箱根に向けても大きいのではないでしょうか。上位8人は以下の通りです。

順位⽒名所属Time
1位⽥中 悠登⻘⼭学院⼤学01:02’38"
2位中倉 啓敦⻘⼭学院⼤学01:02’44"
3位唐澤 拓海駒澤⼤学01:02’45"
4位緒⽅ 貴典創価⼤学01:03’01"
5位宮坂 ⼤器⻘⼭学院⼤学01:03’05"
6位ルカ ムセンビ東京国際⼤学01:03’14"
7位⼤澤 佑介⻘⼭学院⼤学01:03’15"
8位⽬⽚ 将⼤⻘⼭学院⼤学01:03’16"
駒澤大学

唐澤が62分45秒で3位と好走、全日本はまさかの欠場でしたが今回しっかりと走れたのは一安心かなあ。箱根に向けても大きな戦力となりそう。続いたのは64分14秒の円、64分20秒の新矢と63分台がいなかったのは残念だったかなあ。その一方でルーキーの田丸が64分30秒で走ったのは今後に向けても収穫だったかなあ。5千でタイムを伸ばした小野も65分38秒止まり、前回の箱根出場の白鳥、出雲出場の赤津は69分台ということで、箱根に向けて新戦力の台頭とはいかなかったか。

創価大学

緒方が63分1秒で4位に入ったのは大きな収穫ですね。出雲でも1区を走っていましたが、箱根は往路への抜擢もあるかもしれませんね。これまでは7区か9区かと思っていましたが…2年の石井が63分58秒で走ったのも見事でしたし、64分前半で本田、小野寺が走っています。前回10区を走った小野寺も良い走りを見せていますし、64分台の中武、65分17秒で横山、桑田も走っています。箱根に向けて今年度も選手が揃ってきましたね。2年連続で旋風を巻き起こしてくれるかも。

東洋大学

村上が63分33秒と好走、出雲を走った奥山が63分46秒で走っています。村上はハーフで安定している印象がありますし、二人とも箱根でメンバー入りを果たしてきそう。熊崎、荒生も64分27秒でまとめているのも良かったですね。ただ、及川は70分台に留まっており箱根にどれだけ合わせられるかはちょっと不安です。

青山学院大学

最も収穫が多かったのが青学でしょう。ルーキーの田中が62分38秒で優勝、さらに中倉が62分44秒で2位で続くという凄まじさ。二人とも箱根を走っても復路であろう選手たちがこれだけ走れるのが凄いですよね。さらに宮坂が5位、大澤が7位、目片が8位と63分台前半で続き、トップ8のうち5人を青学が占めることとなりました。


64分前後でも2年の鈴木、湯原、白石、倉本らが走っているのも収穫です。さらに宮古サーモンハーフは非公認ではありますが、太田が62分27秒で優勝、62分台で関口、能島、西川が走り、63分前半で横田、佐々木、畔上が走るという驚異的な選手層です。箱根16人も出場する10人も選ぶのが大変すぎますよね。競争の激しさがチームの総合力アップにスムーズに繋がれば、箱根でも優勝候補筆頭となるかも。

東海大学

長田が63分19秒で走れるまでに戻ってきたのは箱根に向けて大きいですね。頼りになる主力が1人戻ってきました。佐藤も63分44秒で走っており、箱根で3大駅伝デビューも見えてきました。神薗が65分28秒、入田が65分30秒と全日本出場組もまとめていますし、出場した人数は少なかったですが、全体的に良い結果だったのでは。

早稲田大学

辻が転倒するというアクシデントもありましたが、64分12秒とベストに1秒届かないだけのタイムで走ったのは良かったですね。前回の箱根は出場出来ませんでしたが、今年度は起用も十分ありそう。諸冨は65分54秒という走りでしたが、これからどれだけ箱根に向けて上げていけるか。

國學院大學

阿久津が64分7秒と上々の走り、國學院も10人を巡る争いは非常に熾烈になりそうです。松延も64分49秒で走っていますし、2人だけの出場で揃って結果を残してくるのが良いですね。

東京国際大学

ムセンビが初ハーフで63分14秒、6位で走っています。ルーキーの冨永が64分48秒で走ったのも上出来です。続く牛は66分1秒、持ちタイムを伸ばしている奥村、三浦が66分台、善田は68分台ということでハーフはもう一歩だったかなあ。

明治大学

中距離の佐久間が64分1秒と初ハーフで好走、この走りは中距離から4年になって箱根出場を果たし、今や1500mの日本記録保持者となった河村を思い出しますね。佐久間も1500mで抜群の強さを見せる4年生ですが、最初で最後の箱根出場はあるのでしょうか。ルーキーの新谷が64分37秒で走れたのも良かったですね。


今年度伸びているルーキーの東原は65分53秒とやや苦しい走り…箱根でもメンバーを争うであろう丸山、漆畑がともに66分台となっているのはちょっと気になるかなあ。他のルーキーたち、島田、曵田が66分台はまずまずですが… 下條は激坂王を走った翌日に70分台とはいえ世田谷ハーフを走っているのは凄いですね~

日本体育大学

九嶋が64分23秒と上々の走り、全日本予選、箱根予選ともう一歩の走りでしたがここできっちりと走れたのは良かったかな。田中、高濱という3大駅伝・予選会を走っていない2人も64分台でまとめています。65分5秒で中田、西槇、奥山が66分1桁で走っており続いています。

神奈川大学

桑山、中西がともに66分前後、石口が66分30秒ということで今回は箱根メンバーを争うような選手は起用されませんでしたね。まずはハーフの経験を積ませたという感じかなあ。

法政大学

久納が64分31秒でチームトップの走りを見せたのはびっくりです。2年の箱根以来3大駅伝・予選会の出場はありませんが、最後の箱根でメンバー入りはあるのでしょうか。箱根予選で苦しんだ守角は68分台となっており、箱根に向けて厳しくなってきたかなあ。

専修大学

冨永が65分27秒、藤野が66分1秒、中山が66分3秒で走っています。箱根予選を走っていない選手が中心に出場しており、今回は16人のメンバー争いという位置づけだったかな?

国士舘大学

望月が64分53秒で走ったのは上々だったのでは。メンバー争いに絡んできてほしい選手です。田中が66分1秒、鈴木が66分7秒で続いています。所は66分52秒、島村は67分3秒ということで、望月以外はタイム的にももう一歩という走りだったかなあ。

その他大学

日大の西村が64分3秒と箱根予選落ち校の中ではトップとなるタイム、勝負レースでの強さもありますし、来年度エースの仲間入りを果たしてほしい選手です。同じく日大の濱田も65分32秒、土井が65分41秒で走っておりまずまず、亜細亜の吉岡が65分50秒で走っており、ここまでが66分切りかなあ。箱根予選で惨敗を喫した日大ですが、少しずつでもチームが強さを取り戻していってほしいです。

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