2021年度 箱根予選結果&来年度に向けて ~上武大学~

続いては上武大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、来年度への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。 上武は箱根予選で過去4回の成績が11、13,14,14位という状況。増枠があった3年前に最下位通過を果たして以降、3年連続で大崩れすることもないですが箱根出場にはなかなか届かない状況が続いています。

箱根予選振り返り

エースの村上が24位でチームトップ、前回も14位で走っていますし、故障があって前回の箱根予選後にはおそらく直前にあった記録会に1度出ただけだと思うのですが・・・それでもこれだけ走れるのはやはり別格ですね。前回は故障で走れなかった関東連合での箱根、今回は元気な姿を見せてほしい。


2番手の55位に渡辺、3番手の92位に西村と続き、ここまでが100位以内となります。渡辺は前回の194位から大幅に順位を上げてきましたし、しっかりと走ってくれました。西村も前回の140位から順位を上げてきていますからね。この4年生コンビがまずはしっかりと走ってくれました。しかし、4番手以降が38秒差と大きく空いてしまうんですよね。


144位の湯本、148位の吉田、164位の小川、165位の石田と150位前後に選手が固まっています。前回は200位前後に選手が固まっていましたので、それが150位前後ということはそれだけ順位を上げられたとも言えますが・・・大きく稼ぐ選手が村上しかいないことを考えると、この集団が10番手に来ないと通過を目指すには厳しいかなあ。湯本、吉田、小川という4年生はいずれも前回から順位を上げていますし、石田も初出場としてはまずまずかと。


8番手の青山が183位、9番手の源川が206位、10番手の243位が上本と8番手以降はさらに苦しくなってしまいましたね。青山も前回の203位からは20位ほど順位を上げているんですよね。箱根予選経験者のほとんどの選手が順位を上げているのは良かったかなあ。源川と上本の他、11番手の287位だったルーキーの海村、12番手の417位に沈んでしまった上田も箱根予選は初出場ということで、今回は初出場組が比較的苦戦したという結果だったかなあ。


前回は村上以外にも岩崎が大きく貯金を稼いでくれていたため、その貯金がなくなったことと150位前後が増えたことが相殺され、前回と同じ14位という結果だったかなあ。10位の国士舘とは3分48秒差とそこまで絶望的な差では無いのですが、このボーダーまでの距離がこの3年間あまりにも遠いです。

来年度に向けて

15位以内に入った大学では4年生が抜けることにより戦力ダウンが最も大きい大学かもしれません。箱根予選に出場した12人中6人が4年生というだけでも経験の面から痛いですが、チーム2~6番手がいずれも4年生という状況なんですよね。エースの村上に次いで2番目に箱根予選で良かったのは、165位の石田ということになりますから、今回と同じ成績を維持するのも容易では無いでしょう。


箱根予選を突破するには、稼ぐ選手も二桁順位で走れる選手も8~10番手を争う選手のいずれも不足しているのが実情でしょう。3年生は村上が持ちタイムでも実績でもずば抜けていますが、今回箱根予選を走った石田、上本以外にも1万で29分30秒切りのタイムを持つ中島、鉄川らもいるんですよね。こういった選手たちの中から、少なくとも150位前後、出来れば二桁で走れる選手が出てこないと厳しいかなあと。


2年生は青山が2年連続で箱根予選を走っており、来年度も中心となって言ってほしい選手の1人。トラックでは額賀がタイムでは抜けていますし、勝負レースやロードでも力を発揮出来るようになってくれれば大きいですね。エース候補の1人だと期待しているので。1万で29分台のベストを持つ芝や1500ものスピードもある山林、元々5千の高校ベストがチームでも上位の米林や小見山、菅原などこの学年は上武にしては新入生の持ちタイムが良い学年でしたからね。来年度、チームの中心となる学年となってきてほしいなあ。


1年生は現状海村が抜け出している状況でまだ続く選手の台頭は見られないかなあ。海村も1万でタイムを伸ばしたものの、箱根予選では非常に苦しい走りでしたし。1万を30分台で走っている岩田や鍋野、後藤あたりにまずは期待かなあ。1人でも多く戦力となってくれるに越したことは無いですからね。


今の状況だと、箱根予選で15位以内を死守するのがやっとでなかなか通過争いに絡む姿は見えてきませんね。箱根返り咲きよりは、むしろ16位以下に沈んでしまう可能性の方が高い状況かなあと思います。単純に考えても中堅どころのレベルアップ、村上に次いで稼げる選手が複数出てくること、そして新戦力の台頭の全てが来年度の箱根予選通過には必要になってくるでしょうし。


3年連続で箱根出場を逃すと、そのまま箱根出場を長期間果たせない大学、未だに復活を果たせていない大学が圧倒的に増えるんですよね。そして、箱根予選の順位を徐々に下げていき、箱根通過に絡まないところで順位が上がったり下がったりとなっていくことが多い。上武も同じ運命をたどっていくことになるのか…2年後には100回大会による増枠もあるでしょうし、まずは箱根出場が狙える15位以内を最低限確保しつつ、また返り咲きを狙ってほしいです!!

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