第53回(2021年)全日本大学駅伝戦力分析&区間配置予想 ~明治大学~

まもなく全日本の区間エントリーが締め切られますね。最後は明治大学の全日本大学駅伝における戦力分析と区間配置予想を行っていきます。エントリー一覧過去5年成績はこのようになっております。前回の全日本では全区間で安定した走りを見せての3位、5年ぶりのシードを獲得しました。まさかの箱根シード落ちとなってから10ヶ月、箱根予選では2位に大差をつけてのトップ通過、改めて明治の強さを示してくれました。

4年生

5千で13分31秒、1万で28分13秒とチームトップクラスのタイムを今年度マーク、箱根予選では20位で走っているエースの手嶋、5千で13分34秒、1万で28分9秒を今年度マーク、前回の全日本では8区5位、箱根予選では12位で走っているエースの聖人、5千で14分13秒、1万で29分40秒のベスト、箱根予選が3大駅伝・予選会初エントリーながら25位で走っている橋本、1万で28分58秒のベストを持ち、全日本は2年連続のエントリー、箱根予選ではチーム最下位の221位と苦しい走りになった丸山の4人。

3年生

5千で13分41秒、1万で28分35秒のベストを持ち、関東インカレ5000mで8位入賞、箱根では9区10位で走っている富田、5千で13分41秒、1万で28分53秒のベストを持ち、箱根予選では168位で走っている漆畑、5千で13分52秒、1万で28分38秒のベストを持ち、関東インカレハーフでは5位入賞、箱根予選では26位で好走している小澤。


前回の全日本では7区8位、箱根では2年連続でエース区間の2区を任され、箱根予選ではチームトップの9位で走っている加藤、前回の全日本では4区6位、箱根でも4区7位で走っており、箱根予選では18位で走っている櫛田、5千で13分56秒を今年度マーク、3大駅伝・予選会通じて初出場となった箱根予選で72位で走っている杉本、5千で14分19秒、1万で29分33秒のベストを持ち、チームで唯一3大駅伝・予選会通じて初エントリーとなった三上の7人。

2年生

前回の全日本では1区5位、5千で13分53秒を今年度マーク、肺気胸から復活を果たし箱根予選では17位で走っている児玉、5千で14分4秒、1万で28分59秒のベストを持ち、箱根予選では75位で走っている杉の2人。

1年生

都大路では1区2位の快走、5千で13分54秒の高校ベストを有し、箱根予選では114位で走っている尾崎、5千で13分58秒の高校ベストを持ち、高2の都大路で1区12位、箱根予選に続いてのエントリーとなった甲斐、5千で13分59秒の高校ベストを持ち、都大路では4区13位、箱根予選に続いてのエントリーを果たした新谷の3人。

箱根予選に出場した12人はしっかりとエントリーを果たしていますし、主力で外れた富田も無事にエントリーされています。前回の全日本で5区7位で走っている金橋は引き続き外れてしまいましたが、他はほぼベストに近い布陣と言ってよいのではないでしょうか。箱根予選でチーム7番手でも26位という圧倒的な走りを見せており、全日本に向けても期待は高まります。


箱根予選で好走した選手たちが中心になってくると思いますが、どれだけ箱根予選を走った影響があるかは気になるところ。戦力的には前年度を上回るのでは?と思うほどに充実しており、主要区間も繋ぎ区間もスキのない区間配置が出来そうかなあ。そんな明治大学の区間配置予想は以下のとおりです。

区間配置予想

児玉②ー加藤③ー櫛田③ー小澤③
富田③ー橋本④ー手嶋④ー聖人④

1区は児玉、前回もトップと8秒差と好走していますし、箱根予選でも完全復活した姿を見せてくれました。出遅れたく無い1区で前回好走して好調な児玉がいるのであれば、このまま1区で良いのでは無いかと。


2区は加藤、箱根予選はチームトップと素晴らしい走りを見せてくれました。前回と同じ7区への起用もあり得そうですが、7,8区はダブルエースに任せたいというのもあって、距離は短いながらも明治が比較的重視している2区としました。


3区は櫛田、チームでの安定感はトップクラスですし、箱根予選でもしっかりと上位でまとめてくれました。箱根でもチームが苦しい中の主要区間で好走しているのは頼もしく、全日本でも主要区間の3区を安心して任せられそう。


4区は小澤、関東インカレハーフの好走に続いて箱根予選でも好走、1年の箱根予選以来の出場で完全復活した姿を見せてくれました。本来であればもっと早くに3大駅伝を走っていたであろう選手ですが、デビュー戦ということもあって4区あたりでどうかなあ。

5区は富田、箱根予選を回避したのが気になるところですが…今年度の活躍ぶりはダブルエースに次ぐほどですし、コンディションに問題が無ければ箱根予選を走っていないという疲労面でのメリットもあります。富田は2年前も箱根予選未出場→全日本出場でしたからね。箱根予選を回避したということで、出場するとしても負担の少ない5区あたりかなあ。


6区は橋本、長い距離に強いと期待されていた選手ですが、箱根予選でも前評判通りの強さを見せてくれました。全日本でもぜひ見てみたい選手ですし、長い距離の方が強いという話でしたので3番目に距離が長い6区としました。


7区は手嶋、今のチーム状況ならば手嶋を7区まで温存できそうなんですよね。他大の有力校は7,8区にエースを起用してくるでしょうし、明治もエースの手嶋を起用するのが良さそう。箱根予選はまだ合わせきれなかったようですが、それであの走り…まずは全日本にしっかりと合わせてくれれば。


8区は聖人、前回もアンカーを走って好走、3位でのゴールテープを切りました。箱根予選でもエースの走りを見せていますし、聖人が8区にいることでチームに安心感も与えてくれますからね。2年連続の8区を任せるのは聖人が相応しいのでは。

箱根予選で好走したトップ7+主力の富田が出場すると予想しました。杉田はまだ足に痛みがあるということで出場は無いでしょうし、尾崎も箱根予選→全日本の連戦でルーキーは起用してこないかなあと。2年前も櫛田、小澤がいずれも箱根予選で好走しながら全日本は回避していますからね。前回3位という実績、そして箱根予選での走りを見れば全日本に期待せずにはいられないのですが、その一方で不安なデータがあります。


明治が箱根予選に出場した年度に全日本でシードを獲得したことはこの20年を見ても一度も無いんですよね。多分、明治史上一度も無いはず…3年前にあと一歩まで迫ったのですが、届かずに9位という結果でした。箱根予選を2位通過した5年前は11位、4位通過だった2年前は15位ということで、箱根予選→全日本の連戦で明治が力を発揮出来るのか?というのは気になるところですよね。


ただこれまでの箱根予選とは違って、今回はダントツでのトップ通過です。過去3大会を見ても圧倒的な強さで箱根予選をトップ通過した駒澤、東国大、順大はいずれも全日本でシードを獲得しています。やはりトップ通過するだけの戦力を有する大学は全日本でも結果を残すことが多いですし、明治も続いてほしいです。出来ればシード獲得だけではなく、前回のように上位争いに絡む走り、見せてほしいです!!

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