ホクレン深川大会(2021/07/07) 結果振り返り

本日、ホクレン・ディスタンスチャレンジ2021の第2戦となる深川大会が行われました。現時点では公式HPにはレース結果は載っていませんが、ツイッターにはすぐに結果が載りますね。後半は雨が強く降る中でのレースでしたが、そんな中でも結果を残す選手は強い。。。ライブ配信もありがたいです。大学生を中心に組ごとにレース結果を振り返ります。

~5000m B組~

創価のムルワが13分30秒で組トップの走り、自己ベストも4秒更新してきました。2位に20秒もの大差をつける圧巻の走りでした。全日本予選でも見事な走りを見せていますし、3年生となってさらにパワーアップした印象です。日本人トップの2位は13分50秒だったカネボウの平、早稲田大学時代も特に上級生になってから安定感抜群でしたが、実業団でも継続して結果を残しています。


大学生では、中央の中野翔が13分54秒でベストを10秒更新してきました。全日本予選でも結果を残し、もう完全復活と言ってよいのではないでしょうか。中野翔が戦力として計算できるようになったのはチームとしても大きいですし、吉居もまた完全復活してくれれば、まさに最強の学年となりそう。筑波の杉山も13分55秒でベストを10秒更新し、チーム2人目の13分台ランナーとなりました。筑波も最近は自己ベストラッシュでいい流れですね。箱根予選に向けてもエースがエースたる走りを見せているのが頼もしすぎる。


國學院の木付も13分56秒でベストを7秒更新し、チーム5人目の13分台ランナーとなりました。1万で28分27秒のベストからもわかるようにいつ13分台を出してもおかしくなかったですが、まずはしっかりと走ってくれたのは良かったですね。駅伝シーズンは万全の状態で大暴れしてくれそう。日本薬科大も留学生のキプリモが13分54秒、日本人エースの中山が13分57秒でともに13分台をマークしています。


中央の園木は13分59秒でベストを7秒更新し、チーム6人目の13分台ランナーに。全日本予選で最終組を任せられるほどですし、今後が益々楽しみです。園木も成長著しい2年生の1人ですね。創価の新家は14分2秒でベストを3秒更新しています。全日本予選ではまさかの3組最下位に沈んでしまいましたが、そこから20日弱でまたしっかりと走ってくれたのは良かったです。中央は山平が14分5秒、居田が14分7秒とともにベストには及びませんがセカンドベストでまとめています。


國學院の島崎は14分13秒ともう一歩の走り…学生ハーフで素晴らしい走りを見せて以降はやや精彩を欠いている気もして気になります。中央の井上は14分15秒、ルーキーの東海林は14分31秒と今回はやや苦しい走りとなりました。全日本予選で好走した創価の濱野も14分21秒ということでもう一歩だったかなあ。

~5000m A組~

HONDAのカベサが13分25秒で組トップだったA組、日本人トップは中央の三浦で13分41秒、ベストを12秒も更新してきました。タイム、順位ともに良い走りを見せてくれたのではないでしょうか。他のエース格が苦しむ中、三浦は元気なのは何よりです。さらに、箱根でも活躍した実業団選手たちが続き、九電工の中村が13分44秒、JR東日本の其田、カネボウの鈴木がともに13分46秒で走っています。


大学生でもう1人A組に出場したのは中央の森凪也でしたが、14分11秒という結果に…まだまだ、コンディションは戻りきっていない印象かなあ。2年時はもう中央の選手に負けなしの活躍を見せていただけに、もどかしいです。

~10000m C組~

トーエネックの中西が28分52秒で組トップだったC組、C組から28分台が当然のように出るのが良いですよね~28分55秒でヤクルトの中村大聖が続いています。大学生では東洋勢が出場し、及川が29分3秒でベストを33秒更新しています。ただ、すでに13分40秒台まで5千でタイムを伸ばしていることを考えると、タイムとしてはやや物足りないですね。といっても、4日前に5000mを走ったばかりですから、仕方ないですが。。。


九嶋は29分5秒でベストを1秒未満ですが更新しています。14分1桁、29分1桁を安定してマークしていますが、どうせなら13分台、28分台2突入したいところ。前田も29分11秒でベストを3秒更新しています。及川同様に4日前に5000mで自己ベストをマークしたばかりですね。連戦でどちらも自己ベストをマークするのはさすがですが、これまでの勝負レースの実績からすると、もっとタイムを出せるとも思ってしまう。


中央の若林は29分20秒でセカンドベストにも届かず、今回はもう一歩という走りだったかなあ。山梨学院の木山達は29分53秒と今回はもう一歩…全日本予選で好走していますし、何も心配はないでしょう。一方で橘田大が31分23秒に沈んでしまったのはちょっと心配です。本来であれば主力の1人なのですが、全日本予選も1組でしたしなかなか状態が上がっていないような気が…

~10000m B組~

富士通の潰滝が28分11秒で組トップだったB組、日本選手権の3000m障害でも良い走りを見せていましたし、今年度は安定して結果を残しているのが嬉しいです。どんどんハイレベルな活躍を見せてくれれば。この組はあまり大学生は出場しておらず、28分18秒をマークしたNTT西日本の小松、28分21秒だったカネボウの青木と続いています。東国大のムセンビは28分31秒のセカンドベストで走っており、まずまずかなあ。


日本人大学生で唯一の出場となった山梨学院の松倉は28分53秒でベストに7秒及ばずもセカンドベストをマークしています。最近は1万を走るたびに当然のように28分台をマークしているのは心強いですね。

~10000m A組~

流経大のディランゴが27分43秒で組トップの自己ベストをマーク、関東インカレ2冠に続いてハイレベルな結果を残し続けています。実業団ではここまでの活躍は見せられていなかった気がするのですが、流経大に進んでから好調です。東国大のヴィンセントは27分50秒ということで、留学生とはいえ大学生に負けるのは珍しいですね。それでも、当然のように先頭集団を引っ張り、27分台をマークするのはさすがですが。


日本人トップはHondaの小山で27分55秒と27分台ランナーの仲間入り、27分台にあと一歩と迫っていましたので、無事に27分台への壁を超えてくれたのは何よりです。Hondaは伊藤や青木、土方ら若手が大活躍を見せていますし、小山も負けていられませんね。チームとしてはニューイヤー駅伝の優勝候補に挙がってきてもおかしくないほどの充実ぶりです。


TOYOTAの藤本が28分2秒で27分台には2秒届かずもさすがの走り、GMOインターネットの紘太が28分6秒、トヨ九の改木が28分7秒とここまでが28分1桁の好タイムで走っています。日本人大学生で唯一出場した嶋津は28分41秒でベストには7秒及ばずもセカンドベストで走っており、上々の結果と言えそう。

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