第53回(2021年)全日本予選結果 ~11位:神奈川大学~

続いては11位だった神奈川大学の全日本予選結果を見ていきます。呑村、川口というチームトップクラスの実力者を欠いたことで厳しいレースになることが予想されましたが、通過争いに絡むことは出来ず…崩れてしまった組もありますが、それ以上に稼ぐ選手がいなかったのが痛かったですね。8人の仲で最も順位が良かったのが14位はもう一歩かなあ。総合力のチームなだけに、前半で稼いで後半粘れればと思いましたが、上手くいきませんでした。レース結果はこのようになっております。

~1組~ 15位:小林篤、35位:佐々木

小林篤の15位は上々の走りと言えるでしょう。自己ベストに1秒遅れても29分51秒というタイムを考えても力は出し切ったかなあと。初の勝負レースで結果を残したのは今後に繋がるのでは。一方で佐々木はまさかの35位に沈むことに…前年度は箱根予選、箱根で続けて結果を残し、特に箱根10区2位の走りはビックリしました。それだけに、この走りは厳しかったです。1組の時点で万全では無かったと思いますが、最も稼ぎたい1組で出遅れてしまい、一気に厳しくなりました。

~2組~ 14位:宇津野、21位:安田

宇津野が14位とまずまずの走り、勝負レースではずっと安定していますね。選手が最も揃う2年生でも随一の安定感を誇るのは頼もしい限り。安田の21位は最低限の走りという感じかなあ。3年連続箱根出場を果たしている選手ではありますが、3年連続二桁順位ですし勝負レースではもう一歩という走りが続いている印象。2組でも巻き返せなかったことで、いよいよ通過は厳しくなってきたかなあと。

~3組~ 14位:横澤、28位:落合

横澤が14位で走ったのは上出来と言っていいでしょう。箱根予選ではチーム10番手でしたが、3大駅伝はまだ未経験の4年生、トラックでも安定して結果を残しています。長い距離も問題ないと思いますし、箱根予選・箱根と出場が期待されます。落合は28位とこちらはもう一歩かなあ。箱根も苦しい走りになってしまいましたし、持ちタイムは良いけれど勝負レースで結果を残せていないのがもどかしいです。

~4組~ 20位:西方、21位:巻田

西方が20位というのはまずまずの走りかなあ。関東インカレでは3000m障害で2位に入り、勝負レースで外さない強さがあります。今回も崩れること無く走ってくれました。ただ、箱根往路で2年連続好走していることを考えると、さらに上位も期待したいところかなあ。巻田も21位は上出来でしょう。20位の西方に10秒離されているのは残念ですが、関東インカレで28分台の自己ベストをマークし、最も勢いのある選手の1人、いきなりの最終組抜擢でもしっかりと役割は果たしてくれたと思います。

箱根予選に向けて

今回出場した8人はそのまま箱根予選に出場してもおかしくないですね。小林篤、巻田はまだ長い距離に未知数な部分はありますが、全日本予選でしっかりと走れているのは大きいですし、巻田は最終組を任されるほどですし、箱根予選でもチーム上位での走りを期待したいところ。さらに、呑村、川口、高橋という箱根予選や箱根で結果を残している選手が加われば、もう10人を超えてしまいますから選手はやはり揃っています。


今回は2年生と4年生だけの出場でしたが、箱根予選を経験している鈴木や古市といった3年生も当然箱根予選は出場を狙っているでしょうし、期待のルーキーである中原や園田らもいます。12人の争いが熾烈であること、箱根予選で結果を残している選手が多いこと、さらにチームとしても箱根予選を得意としていることを考えると、最も通過する可能性が高い大学の1つと言えるのでは。箱根予選を確実に通過するためにも、まずは今回欠場した主力が万全の状態で戻ってきてほしいですよね。


箱根シードを目指すとなると、上位通過を果たしておきたいところ。インカレポイントが無くなった2011年以降は9度箱根予選に出場し、全て6位以内で通過を果たす安定感を見せています。前回の呑村のように一気にエース級の活躍を見せる選手が出てくれば、また前年度のように往路でも勝負が出来て箱根も楽しみになってくるかなあと。2年生と4年生が主力のチームは強いと言われており、今年度の神奈川大学はまさにそれが当てはまります。全日本予選は苦しみましたが、箱根予選ではいつもどおりの安定した強さを見せて欲しいです!!

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