第53回(2021年) 全日本予選戦力分析 中央大学
最後は中央大学の全日本予選における考察を行っていきます。最後に全日本に出場したのは2012年、9年ぶりの全日本出場を目指すことになります。戦力が整ってきたこの3年は棄権→6位の次点ず→持ちタイムトップも有効期間外で書類選考で予選落ち…戦力は十分なのですがどうしても噛み合わず、箱根でシードを獲得出来ないのと同様に全日本出場も果たせていません。。。エントリーは以下の通り。
![]() | 4年 | 13:53.91 | 28:20.13 | 01:02:27 |
![]() | 4年 | 13:56.74 | 28:22.28 | 01:02:08 |
![]() | 4年 | 14:07.07 | 28:47.62 | 01:05:20 |
![]() | 3年 | 14:11.95 | 28:49.58 | 01:03:42 |
![]() | 3年 | 14:10.11 | 28:54.01 | 01:05:30 |
![]() | 2年 | 14:04.05 | 28:58.80 | |
![]() | 3年 | 14:18.97 | 29:00.40 | 01:02:58 |
![]() | 2年 | 14:06.56 | 29:06.35 | 01:03:40 |
![]() | 4年 | 14:07.66 | 29:08.91 | 01:02:50 |
![]() | 2年 | 14:04.00 | 29:13.25 | 01:07:39 |
![]() | 1年 | 14:01.97 | 29:24.19 | |
![]() | 1年 | 14:04.18 | 29:47.09 | |
![]() | 1年 | 14:07.60 | 30:14.13 |
持ちタイム上位8人の中では、28分8秒を持つチームトップの吉居、28分15秒を持つ2番手の千守の2人が外れています。千守は直近の記録会も15分台でしたし、まだコンディションが戻っていないようなので、仕方ないですね。吉居は5000mの日本選手権が全日本予選直後にありますし、そちらを優先したのでしょう。3,4組を任せたい2人が外れたのは痛いです。他の主力どころは復活した三浦を含め、一通りエントリーされているのは救いです。
上位8人の平均タイムは28分47秒で20大学中2位となっており、タイム上は通過圏内ということになります。持ちタイムトップ2がいなくても2位なのが凄いですよね。28分前半のベストを持つのが三浦、森凪也の2人で後半も4人おり合計6人、8番手でも29分6秒というハイレベルさです。持ちタイム上、通過は問題無いのは当然わかっていたことで…あとはいかに全日本予選で揃って力を発揮出来るかどうかですね。それが実質全てかと。
全日本予選の出場選手予想は以下の通りです。
1組:手島④、山平①
2組:中澤③、園木②
3組:若林③、助川③
4組:三浦④、森凪也④
最終組は三浦と森凪也、コンディションが気になるところではありますが…吉居も千守もいない状況で最終組を任せられるのは、やはりこの2人なのかなあと。三浦も復帰レースでは5千を14分1桁でまとめていますし、全日本予選には合わせてくれるでしょう。森凪也も関東インカレ1万に出場しているわけですし、エース格の2人がしっかりと走ってくれないとチームとしても厳しいですからね。
3組は若林と助川、若林は関東インカレで1万で28分台のベストをマークしており、最終組への抜擢もありえそうです。箱根6区での活躍が目立ちますが、今年度はトラックの好走が続いており3組ならば上位で走る力は十分。助川は28分49秒のベストに学生ハーフでも好走しており、主力となってほしい選手の1人、3大駅伝・予選会の経験はまだありませんが期待したいです。
2組は中澤と園木、中澤は箱根でも7区5位と好走、1万も29分0秒のベストとなっています。持ちタイムが良く、勝負レースでも結果を残しているのは心強い限りです。園木は関東インカレ5000mで13位と上々の走り、前年度の箱根予選はチーム11番手でしたが、グッと力をつけてきましたよね。14分6秒、29分6秒のベストも持っていますし、全日本予選でも十分計算出来るのでは。
1組は手島と山平、手島は14分7秒、29分8秒というベストに加え、箱根で9区7位で走っているのが光ります。今年度はベストは更新出来ていないものの、5千、1万ともにセカンドベストはマークしていますし、1組は贅沢なほどです。山平は期待のルーキーで関東インカレ5千にも出場しています。ルーキーが一人は出場すると思いますし、持ちタイムでは東海林が上ですが、関東インカレに出場した山平としました。
チーム力としては上位なのは間違いないですし、各選手の持ちタイムや実績から予想すれば、國學院につぐ第二グループが東国大、中央学院、そして中央だと思っています。エースの吉居や主力の千守がいないのは当然痛いのですが、それでもいい意味で8人を選ぶのが悩むほど選手は揃っていますからね。先述の東海林もですし、1500mで表彰台に上がった居田、28分台のベストを持つ井上、中野翔らが今回の予想では入っていないわけですし、他大にとって脅威です。
皆さんの順位予想、現時点では國學院、東国大に次いで3位となっています。1位~4位と予想している方がいずれもほぼ同数というのも珍しい。私も、悪くても4位以内では通過するとは思っているのですが…最大の不安要素は、この8年間ずっと全日本に出場出来ていないことです。持ちタイムが良いときもトップ通過も狙えるのでは?と思われるときもどこかで上手くいかずに予選落ちを繰り返しています。
~2012年度と2013年度~で中央の状況は大きく変わってしまいました。それまでは9年連続3大駅伝フル出場を果たしていましたが、2013年以降は全日本出場、箱根シード獲得のいずれも出来ていません。その呪縛とも言えるような状況から抜け出すためにも、まずは全日本出場を果たしてほしいなと。今年こそ中央大学が復活すると言われて何年も経ってしまいましたが…強い中央をまた見せて欲しいです。
ディスカッション
コメント一覧
持ちタイムは良いのですが、他校に比べると中心選手の調子がよめないのが不安ですね。怪我などでしばらくレースに出ていなかった選手(三浦選手、中野選手など)、レースに出ているけどタイムを出せていない選手(森凪選手)がタイム上位の選手に多め。若林選手と助川選手が調子良さそうなのが救いでしょうか。4組がちょっと怖いので、1-3組でリードを奪いたいでしょうね。
そのとおりですね。持ちタイムに比べると不安要素は大きいです。
若林と助川は私も期待したいです。