第53回(2021年) 全日本予選戦力分析 創価大学

今日からは全日本予選に出場する大学について、戦力分析を行っていきます。全日本のシード校は8校、関東予選枠はわずかに7枠となってます。私が選手を把握しているのも予選20校中16校のみですので、大学ごとに取り上げるのもこの16大学になるかも。最初は初出場を狙う創価大学になります。これまで、箱根3位以内に入った大学は翌年度の全日本推薦出場を果たしていたはずなのですが、今年度は推薦出場がなく、予選会からとなってしまったのが残念。エントリーは以下の通り。

名前学年5千ベスト1万ベストハーフ換算
創価大学 P・ムルワ3年13:37.7027:50.43
創価大学 嶋津 雄大4年14:03.6528:34.4001:04:09
創価大学 三上 雄太4年14:01.8529:09.3101:04:21
創価大学 新家 裕太郎3年14:05.8229:15.2201:06:04
創価大学 吉田 悠良2年14:08.3229:17.4801:05:49
創価大学 山森 龍暁2年14:29.8229:21.1201:03:33
創価大学 濱野 将基3年14:06.7629:39.74
創価大学 横山 魁哉3年14:02.0229:40.6501:05:24
創価大学 永井 大育4年14:08.0429:43.9401:03:52
創価大学 吉田 凌1年14:15.8429:52.13
創価大学 村田 海晟3年14:22.3229:56.5901:08:08
創価大学 森下 治2年14:33.5529:58.9801:08:31
創価大学 野田 崇央1年14:21.8730:26.66
エントリー

箱根3区3位の快走を見せた葛西、箱根10区を走った小野寺の箱根経験者2人が外れてしまいました。特に葛西は万全であれば3組あたりを走ってもおかしくない主力の1人なだけに、外れたことによる戦力ダウンは大きいです。持ちタイム上位では、桑田、中武といった29分前半を持つ選手が外れていますが、今年に入ってからしっかりと走れている選手がエントリーされたという印象かな。長い距離に強い緒方はトラックはまだ厳しいのか、外れています。

持ちタイム

上位8人の平均タイムは29分6秒で16大学中10位となっています。タイム上は通過圏外ということになります。ただ、創価にとって持ちタイムは大した意味を持たないことは箱根での快進撃で証明済です。その一方でロードに強い選手が多く、持ちタイムの良い選手は勝負レースの実績に乏しいですし、予選会を突破するのは容易では無いですよね。29分切りはムルワと嶋津しかいませんし。

出場予想

全日本予選の出場選手予想は以下の通りです。

1組:村田③、山森②
2組:永井④、吉田悠②
3組:三上④、濱野③
4組:
嶋津④、ムルワ③



まず、最終組はムルワ、嶋津の持ちタイムトップ2で良いと思うんですよね。最終組はハイペースになることがほぼ確実なだけに、ムルワは当然としてそのハイペースについていける日本人選手は嶋津しかいないかなあと。3組まで通過圏内ならば何も心配いらないでしょうし、圏外でもひっくり返せるだけの2人だと思います。


3組は三上が関東インカレでも2種目起用されていましたし、主力の1人として3組が妥当かなあ。1万も29分9秒まで伸ばしていますし。もう1人は悩みましたが濱野としました。箱根6区での快走もありましたが、直近でもしっかりと29分台のセカンドベストではしれているのが良いなあと。


2組は箱根8区に出場した永井、ロードの方が得意な印象ですが、トラックのタイムも決して悪くはないですし、やはり勝負レースを経験しているのは大きいかなあと。その経験を全日本予選でも活かしてくれれば。もう1人は吉田悠としました。関東インカレは苦しい走りになりましたが、嶋津、三上とともに5000mに出場した選手、それだけ期待も大きいということですし、全日本予選も走って欲しい。


1組は村田と山森にしました。村田はこれまで目立った実績は無いのですが、今年に入って安定した走りを見せていますし、こういった選手が勝負レースに抜擢されることは十分ありそう。直近でも29分台のベストを出しています。山森はハーフで63分33秒の好タイムを先月マークしたのが好印象、1万も29分21秒のベストを持っていますし、2年生が複数出場してほしいという思いも込めて。

展望

今回は出場予想に入れていませんが、持ちタイム上位ならば新家がいますし、全日本予選に出場経験脳ある横山もいます。ルーキーも吉田凌が力があると監督が評価しています。1,2組の争いはかなり激しくなりそう。また、3,4組はムルワ、嶋津、三上の出場が有力視されますが、もう1人は誰が走るかが大事になってきますね。葛西が外れたことによる悪影響がでなければ良いのですが…


全日本初出場を狙う今大会、これまでに大きなチャンスは2度ありました。1度は3組を終えて通過が狙えると思った2016年、最終組のムイルがまさかの途中棄権で出場とはならず…そして2度目は前年度で書類選考であと一歩届かずとなりました。箱根2位の後に全日本予選で予選落ちするわけにはいきませんよね。


ただ、その一方で戦力的には通過ボーダーを争う大学の1校という印象です。未知数な選手がちょっと多いんですよね。特に下級生はまだ勝負レースで実績を残していないだけに、期待と不安が入り混じります。現時点での皆さんの順位予想は5位ということで通過すると予想する人が多いですね。私も通過するというよりはして欲しいという思いが強いかなあ。箱根3位以内による推薦が無いのは残念でしたが、推薦が無くとも何も問題なく通過を出来るということを示してほしいです!!

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