第100回関東インカレ(2021) エントリー感想(中央,筑波,東海)

本日は、関東インカレ1部校である中央大学、筑波大学、東海大学の3校について、エントリーの感想を見ていきます。

 

中央大学

1500m

2年の山田、居田に1年の中野倫という3人とも下級生のエントリーとなりました。比較的順当と言えるかなあ。山田は3分43秒とトップクラスのベストに今年も3分47秒をマークしており、入賞を期待される選手の1人。ルーキーの中野も入学後に3分47秒をマーク、居田も3分49秒のベストは4月にマークしたものです。


3分40秒台のベストを持つ選手を3人揃え、さらに持ちタイムで抜けた山田がいる布陣はなかなかに楽しみで、最も得点が期待できる種目となりそう。

5000m

2年の園木、1年の山平、阿部と1500mよりもさらに若いエントリーとなりました。もちろん、それだけ期待の選手たちということなのでしょうが、山平の14分4秒が最も良いタイムで14分6秒の園木、14分7秒の阿部と13分台はゼロというのは、ハイレベルな5000mではちょっと物足りないかなあ。


吉居、三浦、千守という13分台、28分台のベストを持つ選手は揃ってどの種目にもエントリーされていないところを見ると、まだチームとして足並みは揃っていない感じかなあ。吉居は日本選手権を見据えてかもしれませんが。実績では高校時代に結果を残している山平が抜けていますし、阿部は大学で早速5千のタイムを伸ばし、園木も1年時に箱根予選を経験している選手。ここで1人でも結果を残してくれれば、チームにとっても大きいです。

10000m

エース級で唯一エントリーされた森凪也は1万mに出場することに。直近の記録会ではいまいちの走りでしたが、勝負レースにどれだけ合わせられるか。エースの走りを見せてくれれば。残る2人は助川、若林の3年生コンビ。助川は28分49秒のベストも魅力ですが、学生ハーフなど着実に結果を残してきており、3大駅伝・予選会への初出場が最も期待される注目選手。


若林は箱根6区で2年連続好走を見せていますが、今年は5千で14分10秒、1万で29分8秒とトラックでも立て続けにベストを更新するなど勢いがあります。3人とも上級生となった1万m,結果を残している助川、若林が他大のエースにどれだけ食らいつけるかが楽しみです。

ハーフ

4年の倉田、3年の田井野、2年の湯浅という3人がエントリーされました。倉田は今年1万で29分42秒のベストをマークするもまだ3大駅伝・予選会のエントリー経験はなし、田井野も同じく未エントリーということで、ここは新戦力を試したいという意図もあるのかなあ。田井野は新潟ハーフでもまずまずの走りを見せていますし、湯浅はチーム最下位ながらも箱根予選に出場しています。3人とも長い距離の方が得意そうな印象がありますが、チームの選手層の底上げを感じさせるような走りを期待。

3000m障害

今回はエントリーなしでした。あまり大学から3000m障害を始めることも無いですし、高校時代から3000m障害に出場していた選手も抜けてしまいましたから、未エントリーなのも仕方ないかなあ。

筑波大学

1500m

4年の田中、3年の小林、1年の吉田とフルエントリーとなりました。特に小林は5千で14分18秒のベスト、1500mで3分47秒のベストを今年度マークするなど好調な選手の1人。決勝進出も期待されるところです。田中、吉田も今月に入ってから3分51秒のベストをマークしていますし、自己ベスト更新トリオで1つでも上の順位を目指して欲しいところ。

5000m

小林は1500mとのダブルエントリーとなりました。持ちタイムからすればさすがに厳しい戦いになるでしょうが、実力者がズラッと揃う中での走りは良い経験となるでしょうし、今後はエースの1人となってほしいです。

10000m

エースの岩佐と主力の福谷という順当なエントリーとなりました。岩佐は28分41秒のベストに勝負レースでも結果を残していますし、さすがエースという走りを見せてくれれば。福谷は1万で29分33秒を先月マークしており、小林同様に一気にエース級へと上り詰めて欲しい選手です。

ハーフ

伊藤、杉山、皆川と1500m同様にこちらもフルエントリーとなりました。伊藤は箱根を経験している数少ない選手、皆川も1年目から箱根予選でチーム6番手で走るなど長い距離にも対応出来ています。そして杉山は岩佐とともにエースとして期待される選手、チーム内で上位の実力を持つ選手たちがしっかりとエントリーされてきました。箱根予選を見据えても、箱根出場校に負けない走りを1人でも多く見せてほしいです。

3000m障害

松村が唯一のエントリーとなりました。ベストは8分55秒ですが、今年のタイムは9分9秒ということでちょっと厳しそうかなあ。ただ、筑波は1500mや3000m障害で活躍する選手がこれまで何人もいましたし、松村もそんな先輩たちに続く走りを見せてくれれば。

東海大学

1500m

万全であれば優勝候補筆頭の飯澤ですが、ここ最近は精彩を欠いているのがどう影響するか…関東インカレにはしっかりと合わせてきて欲しいです。ここ最近の走りでは、残る2人のエントリー、溝口と花牟礼のほうが好調な感じもします。溝口は3分45秒、花牟礼も3分47秒のベストを今年に入ってからマークしていますからね。


元々、この種目では強さを見せることが多い東海ですし、まずは飯澤の完全復活した走りが見たいですし、溝口、花牟礼も入賞を狙える選手たちですからね。トリプル入賞への期待も高まる楽しみな種目です。

5000m

市村、喜早、徳丸の3人がエントリーされました。市村は1万で28分3秒を叩き出しましたが、5000mの方が得意な印象ですし、前年の駅伝シーズンが悔しかった分、最後の関東インカレで好結果を残してくれれば。喜早は5千で13分53秒とベストを更新してきていますし、勝負レースでも結果を残していきたいところ。


徳丸は期待のルーキー、大学デビュー戦もしっかりとまとめていましたし、13分48秒とチームトップクラスのタイムを持っています。初めての関東インカレでどんな走りを見せてくれるのか楽しみです。

10000m

エースの石原は1万mに起用されました。5千で13分30秒をマークした石原が1万で1万で28分3秒の市村が5千というのはタイムだけ見ると意外ですが、それぞれに合っている印象です。石原は1万のベストこそ28分44秒ではありますが、その走力は圧倒的ですし、エースとして入賞、日本人トップを目指してくれれば。


残る2人は濱地と神薗となりました。濱地は28分51秒のベストに箱根でも8区を経験、神薗は28分42秒のベストを持ち、昨年度一気にタイムを伸ばしてきた選手です。2人とも勝負レースの実績となると、正直まだ乏しいものがありますが、今回しっかりと結果を残し、さらなる飛躍のきっかけとしてくれれば。

ハーフ

3年の竹村に2年の入田、松尾という3人がエントリーされました。竹村は箱根10区8位で走っている選手、1万でも29分1秒を先月マークしています。入田も着実に持ちタイムを伸ばしてきて1万で29分1桁を今年に入ってからすでに2度マークしています。全日本にもエントリーされていますし、3大駅伝出場も待たれるところ。


そして、最も期待されるのは松尾ということになるかなあ。1万で28分21秒を叩き出し、新潟ハーフでもしっかりと上位で走っています。箱根後に最も結果を残している選手の1人であり、1万の好タイムとハーフでも実績があるとなると、入賞争いやさらに上位へと期待をせずにはいられません。

3000m障害

4年の松崎健、3年の杉本の2人がエントリーされました。松崎健は2年時にグッとベストを伸ばしたのですが、その後はやや停滞している印象…3000m障害も今年マークしたのは9分7秒とちょっと厳しそうですが、再浮上のきっかけを掴めるか?杉本は5千で14分4秒をマークするなど持ちタイムも伸ばしてきている選手、今年に入ってからの3000m障害は9分6秒に留まっていますが、5000mのタイムを伸ばしているのは心強いです。

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