READY STEADY TOKYO(2021/05/09) 雑感 ~順大の三浦が日本記録更新~

昨日、東京 2020 テストイベントということで、「READY STEADY TOKYO」が行われました。男子の長距離種目としては1500m,3000m障害、5000mが行われていますので、それぞれのレースを振り返ります。レース結果はこのようになっております。

~1500m~

東海大勢が多く出場したこの種目、そんな中で東海OBであるDenaの館澤が3分42秒88でトップタイム、最近は3分30秒台もちらほら出るようになったので、感覚が麻痺してしまいそうですが、十分好タイムですね。着実に状態を上げてきており、日本選手権が楽しみになってきました。Santenの森谷が3分44秒で続き、中距離中心の選手がきっちりと上位に。東海の溝口も3分45秒の3位で自己ベストを更新しています。


5位で3分46秒をマークした横浜国大の石川も自己ベストを更新しています。明治の馬場も3分47秒とまずまずの走りだったかなあ。気になったのは東海の飯澤、4月に復活の走りを見せて以降は2戦続けて奮わず、今回もラストはゆったりとした走りで4分8秒の最下位となっています。日本選手権にはしっかりと合わせて欲しいところです。

~3000m障害~

長距離種目で最も盛り上がったのは、この3000m障害でしょう。順大の三浦が道中引っ張る場面もありながらも、ラスト1000m以降の切り替えは圧倒的、他の選手の追随を許さず、8分22秒という五輪参加標準どころか、8分17秒46と日本記録を1秒47も上回る圧倒的な走りを見せました。


ライブで見ていましたが、走り終わった後もまだ余裕がありそうな感じで、もっと理想のレース展開であったならば、さらにタイムを更新出来るのではないか?と期待は膨らむばかりです。これで日本選手権で3位以内に入れば五輪代表の座を射止めることが出来ますし、順大の先輩でもある塩尻に続く学生での五輪出場も現実的な目標になってきました。


キプラガットは8分21秒で2位、一度も集団の先頭には立っていないと思うのですが、それでも三浦に4秒近い差をつけられてしまうことに。その事実がさらに三浦の強さを物語っています。キプラガットも高校時代は無敵の強さを誇っていましたが、実業団に進んでからは以前ほど圧倒的ではなくなっているかなあ。三浦にもホクレンに続いて後塵を拝することになりましたし。


3位に入ったのが愛三工業の山口、8分22秒39ということで惜しくも五輪標準には届きませんでしたが、三浦に次いで高いレベルで安定している選手です。ベテランの域に入ってきている山口ですが、以前よりもさらに強さを増しているのが頼もしいですよね。日本選手権でも是非五輪標準突破&3位以内を狙って欲しいです。


SGHの阪口も8分23秒93と自己ベストの見事な走りを見せてくれました。ただ、同じ洛南の後輩である三浦が凄すぎてちょっと目立たなかったかなあ。三浦のインタビュー前にお祝いの声をかけている姿は印象的でした。阪口も十分標準記録を狙えるのでは。


Hondaの青木も8分26秒とまずまずの走り、もう当然のように8分20秒台をマークしてきますね。1万mで伊藤、マラソンで土方が活躍を見せていますが、青木も同期に負けない活躍をまずはこの種目で見せてくれれば。塩尻は8分32秒で6位ともう一歩…前回は積極的な走りを見せてラスト1周で大幅ペースダウン、今回もラスト1000mで遅れてしまいました。復活を遂げて5千や1万で好走を見せる一方で3000m障害はもう一歩という走りが続いています。日本選手権にどれだけ合わせることが出来るか。

~5000m~

そこまでコンディションが良くなかったことも影響したのか、なかなかペースが上がらなかったですが、それだけにラストの切れ味はどの選手もすごかったです。なかでも、旭化成の市田孝が13分27秒73で組トップ&自己ベストの走り、日本選手権の伊藤の走りもそうでしたが、一気に抜け出すスパートというのが素晴らしいです。5千、1万、ハーフとハイレベルな走りを続けています。


同じく旭化成の相澤が13分29秒のベストで続くことに、1万で27分18秒を叩き出しているので、このタイムでも物足りなく感じてしまいますが、まだ万全とは言えないコンディションでしっかりと結果を残してくるのはさすが五輪代表、5千でどれだけのタイムを出せるのかも楽しみです。


同じく13分29秒でトーエネックの弾馬が入り、こちらも自己ベスト。さすがの走りを見せました。ラストの驚異的なハイペースで13分20秒台のベストを出す選手が3人もいる盛況ぶりでした。旭化成の茂木も13分31秒で自己ベストとなっており、日本人選手上位4人のうち3人が旭化成と目立つ結果となりました。


逆に気になったのは前回の日本選手権で活躍した選手たち、優勝の坂東は13分46秒に留まりましたし、2位の松枝は故障から回復せずに欠場、3位の吉居は14分20秒で最下位に沈んでいます。吉居は1年の箱根までは世代トップと言える活躍を見せていたのですが、その後はちょっと奮わないのが正直不安です。その走力に疑いの余地は無いのですが…4位の川瀬は途中棄権でしたからね。またハイレベルな争いを見たいですし、来月の日本選手権に向けてしっかりとコンディションを合わせてきてほしいです。

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