上武大学 新年度(2021年度)戦力分析

続いては、上武大学について、新年度の戦力を見ていきます。公式HPはまだ新入生が載っていないんですよね。5月になったら、さすがに更新しておいてほしいかなあ。その一方で4年生だけ、いつベストを更新したかも記載されているのはありがたいです。データベース登録されている人数は4年:7人、3年:6人、2年:7人、1年:0人となっております。学年ごとの戦力は、4年>3年>2年>1年と順当に学年順かなあ。エースは3年生にいますが、選手層の厚みが4年生は違うかなあ。

4年生

唯一箱根予選に3度出場を果たしているのが西村、1万も29分25秒まで伸ばしてきています。その一方で箱根予選は229位→302位→140位となっており、4年時はチーム4番手で走るまでになりました。さらに貯金を稼げるような選手になってくれるとより頼もしくなりますね。西村についで箱根予選5番手の164位だったのが吉田、予選会初エントリーながらしっかりとまとめてくれました。1万も29分38秒と着実に伸ばしており、中間層の底上げに貢献してくれている選手です。


さらに、この学年は箱根予選で190位台で走っている選手が3人もおり、191位の小澤、193位の小川、194位の渡辺となっています。こういった集団でゴールする選手たちの順位をさらに上げていくことが箱根復帰に向けては必要になってきますね。渡辺は1万で29分16秒とこの学年トップのタイムを有していますし、1万では着実に結果を残しています。西村に負けない走りを見せてくれれば。


小澤、小川も29分台後半のベストを持っていますし、1万のタイムは着実に伸ばしているんですよね。あとは、勝負レースでどれだけ結果を残せるかですね。218位で走っている湯本も含めて、前回出場した12人中6人が4年生となっています。この選手たちがどれだけレベルを上げることができるのか、特に箱根予選通過を目指すには4年生から二桁順位、そして上位に食い込む選手が複数出てこないと厳しいかなあ。それだけチームの命運を握る学年となっています。

3年生

復活が待たれるのがエースの村上、1万で28分38秒のベストに箱根予選では14位と素晴らしい走り、関東連合で箱根では2区予定だったものの出場できず・・・箱根予選以降はおそらく記録会などには出場していないはずし、早い段階で元気な姿を見せてほしいです。村上には前回のように大きく貯金を稼ぐ走りをしてもらわないと困りますからね。


最新の雑誌を見る限り、3年生の箱根予選経験者は村上だけになってしまったようで…続く選手の台頭が当然求められることになります。全日本予選を走っているのは中島、1年時に2組36位という走りでした。1万も29分21秒まで伸ばしていますし、箱根予選にエントリーされた経験はありませんが、長い距離でも結果を残していってほしいところ。


予選会のエントリー経験はないものの、個人的に期待しているのが鉄川と石田の2人。鉄川は1万で29分28秒のベストをマークし、セカンドベストも29分36秒で走るなど箱根予選後に1万で好タイムを連発、新潟ハーフは70分台と苦戦しましたが、スピードを身に着けてきました。石田も箱根予選後に5千で14分20秒、1万で29分42秒と自己ベストを連発、こうやってトラックでタイムを伸ばしている選手たちがハーフでもそのスピードを活かせられるようになれば面白い存在となりそう。


他にも箱根予選でメンバー入りを果たし、1万で29分46秒をマークしている阿部やハーフで64分41秒をマークしている丸山もいますし、箱根予選の経験者やハーフで結果を残している選手は多くはないですが、楽しみな選手がズラッと揃っています。

2年生

村上につぐエースとなるのは額賀だと思っています。高校ベストは14分13秒とトップタイムだったものの、目立った走りを1年時に見せられていませんが、2021年になってからは1万では29分13秒のベスト、29分26秒のセカンドベストをマークしており、ぐっと安定感を増してきました。額賀が箱根予選でも主力として活躍してくれれば、チームの大幅な戦力アップに繋がります。


唯一箱根予選を経験しているのが青山、チーム10番手の203位ともう一歩の走りでしたが、1年にして箱根予選を経験しているのは大きいですし、今月も早速5千で14分29秒とベストを更新しています。芝も同じく今月に14分33秒と5千でベスト、1万でもすでに29分48秒のベストを持っており、額賀、青山、芝の3人には特にかかる期待が大きくなりそう。


1万ではすでに29分57秒をマークしている山林がいますし、高校ベストが14分25秒の米林、14分33秒の菅原など高校時代のベストが上武では上位だった選手が多い学年なんですよね。まだ、台頭している選手はそれほど多くはないですが、チームの中心学年となってほしいですし、それだけの選手が揃っています。

1年生

持ちタイムでトップ10に入るような選手はいませんが、19人が加わることとなりました。2年生は現時点で26人もいて。14分36秒を持つ海村が持ちタイムトップ、ともに14分42秒を持つ辻本が都大路で4区34位、平野が6区24位で走っています。すでに持ちタイム以上の力はあるでしょうし、都大路経験者の2人には早めに戦力となってほしいところ。


14分50秒台の高校ベストの選手が6人、15分台の選手が7人と持ちタイム的にはまだまだの選手も多いですが、1年時に箱根予選を走っている2年の青山の高校ベストは15分6秒ですからね。持ちタイムは目立たなくとも、1年目からメンバー争いに絡んでくる選手もいるのも上武の特徴ですし、まずはトラックシーズンから自己ベストの更新、そして夏合宿を経て飛躍する選手が出てくることに期待したいです。

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