日本体育大学 新年度(2021年度)戦力分析

続いては、日本体育大学について、新年度の戦力を見ていきます。公式HPもあって、選手一覧も載っているのですが、現時点で3,4年生しか載っていないという…新入生はまだ仕方ないとしても、2年生は最低限欲しい気がしますね。データベース登録されている人数は4年:6人、3年:6人、2年:2人、1年:3人となっております。学年ごとの戦力は3年>4年>1年>2年という感じでしょうか。3年生に最も選手が揃っており、1年生も楽しみな存在ですが、ちょっと間の2年生がまだ目立てていないかなあ。

4年生

3大駅伝で最も経験豊富なのが大内、全日本に2度、箱根にも1度出場しており8区17位で走っています。箱根予選では85位で走るなど予選会では比較的安定した結果を残している一方で3大駅伝となるともう一歩という走りになってしまっているかなあ。1万で28分48秒のベストも持っていますし、主力として活躍してほしい選手です。


続く選手はちょっと悩ましいところなのですが…もう1人3大駅伝を経験しているのは加藤、2年時に全日本予選で3組14位、全日本でも4区15位で走っています。ただ、3年時は目立った走りを見せられなかっただけに、最終学年での活躍に期待。5千でも今月14分21秒のセカンドベストで走っていますし、復活の兆しはありますからね。一気にタイムを伸ばしているのが大畑、5千で14分14秒、1万で28分54秒を4月に連続でマークしています。4年時に一気に伸びた選手は駅伝シーズンでも活躍することが多いですし、楽しみな存在です。


箱根予選を走っているのが岡嶋と佐藤、岡嶋は3年時に142位で走り全日本、箱根もエントリーと3大駅伝デビューが待たれる選手、佐藤は2年時に166位で走り、同じく3年の全日本、箱根にエントリーされています。ともに箱根予選でももう一歩という結果だっただけに、まずは予選から存在感を示してほしいところです。持ちタイムでトップ10に入っていた齋藤、山下が退部となってしまったのは残念ではありますが、それでも引き続き力のある選手が揃っています。

3年生

日体大のエースは藤本、5千で13分36秒のスピードに1万でも今月28分8秒をマーク、エースにふさわしい持ちタイムとなりました。箱根予選では2年連続20位前後でまとめ、箱根でも1区8位で走っています。今年度も箱根予選のさらなる快走、3大駅伝ではエース区間で他大に負けない走りを見せてくれれば。


続く選手がやや難しいところですが…名村は1万で28分46秒のベストに全日本で6区11位、箱根では10区17位という走りでした。特に箱根は悔しい結果となっただけに、主力の1人になってほしい選手です。同じく主力として期待がかかるのが村越、箱根予選では136位、箱根では5区16位と山登りを任されています。5千で14分9秒、1万で29分24秒のスピードもありますし、さらにレベルアップした姿を見せてくれれば。


箱根予選での好走経験となると、1年時に盛本が66位で走っていますが、2年時に280位と大きく崩れてしまい、3大駅伝もエントリー止まり…1年時は藤本とともに期待された選手の1人ですし、上級生となってまた強い走りを見せてくれれば。持ちタイムでは、九嶋が1万で29分15秒を今月マーク、まだ3大駅伝・予選会にエントリー経験はありませんが、今後に期待かなあ。

2年生

3大駅伝・予選会を走った選手はまだおらず、これから期待していきたい学年です。全日本にエントリーされたのが漆畑と水金の2人。漆畑は5千で14分10秒のベストを先月マーク、スピードがある一方で新潟ハーフでも65分28秒でまとめてきており、この学年では最も期待される選手かなあ。3大駅伝・予選会デビューも近そうです。


水金は5千で14分18秒、1万で29分50秒のベストを持ち、1万のタイムはこの学年トップです。着実に持ちタイムを伸ばしてきていますし、漆畑とともに切磋琢磨していってくれれば。続く選手は吉富かなあ。14分21秒の高校ベストに1万も30分12秒をマークしています。高校時代にも実績のある選手ですし、戦力となってきてくれれば大きいです。さらに、1万で30分16秒をマークした中津川もいますし、とにかく今年度は1人でも多く3大駅伝・予選会に出場する選手が台頭してきてほしいです。

1年生

植松が14分5秒とこの学年トップのタイムを持っており、1万でも29分42秒とこの距離でもすでに問題はありません。さらに、都大路でも6区7位で走っている実績もあり、即戦力候補の1人ですね。渡野も5千で14分14秒のベストに1万で29分43秒とこちらも1万で結果を残しているのが心強い。都大路でも3区28位で走っていますし、期待したい選手です。


西槇も14分13秒のベストを持ち、早速持ちタイムでトップ10に入っています。都大路でも5区15位で走っています。ここに、3000m障害ではこの世代で持ちタイムNo.1の分須もいますからね。14分23秒のベスト以上に、都大路でも3区20位で走っている実績も含めて期待値は高いです。ただ、個人的に最も期待していた田中の名前が雑誌になかったのは衝撃的…そもそも入部しなかったのか退部してしまったのかはわかりませんが、ショックでした。


他にも2年時に都大路で3区を走っている杉本や4区を走っている大谷らもいますし、入学時の期待値ではこの4学年の中でも最も高いかもしれません。卒業生の穴が最も大きいと言われる大学の1つですし、1年生がその穴をどんどん埋めていってほしいですね。それだけ、楽しみな選手は揃っていますから!!

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