アシックスチャレンジ&日体大記録会1万m(2021/04/24) 雑感 ~28分前半の好タイム連発~

本日、兵庫リレーカーニバルのアシックスチャレンジ、日体大記録会ともに1万mが行われました。結果としてはややコンディションが厳しかったアシックスチャレンジは記録が伸び悩んだのに対し、日体大記録会は5組中3組目から28分台をマーク、最終組は10人以上が28分前半で走るなど大盛況となりました。大学ごとに自己ベストを出した選手を中心にレース結果を振り返ります。

駒澤大学

唐澤が28分2秒と学生トップの走りで1分34秒も縮め、チーム3番手に浮上しました。5千に続いてこの走り、田澤、芽吹に続く3本目の柱が誕生したのでは。花尾は28分29秒でベストを1秒ですが、更新、山野も28分32秒でベストを4秒更新しています。石川、赤津はともに28分57秒のセカンドベストも最終組では下位に沈んでしまい、もう一歩だったかな。

青山学院大学

西久保が28分21秒でチーム2番手に浮上、ベストを55秒も縮めてきました。ルーキーが目立っている今月ですが、選手が揃う3年生からまた1人楽しみな選手が出てきました。アシックスチャレンジでは、佐藤が29分1秒のセカンドベストで日本人トップとさすがの走り、大澤も29分1秒でベストを6秒更新しています。

東海大学

松尾が28分21秒でベストを1分32秒も更新し、チーム2番手に浮上しました。先月ハーフで好走したと思ったら、今月は5千、1万でベスト更新と最もタイムを伸ばしている選手の1人、一気に主力の仲間入りを果たすかも。宇留田が28分52秒でベストに5秒届かずもセカンドベストとまずまずの走り、竹村が29分1秒でベストを55秒更新してチーム9番手、入田が29分2秒でベストを7秒更新し、チーム10番手となっています。

順天堂大学

伊豫田が28分6秒とベストを33秒更新してチームトップに浮上、5千も好タイムをマークしていますし、三浦、野村とともに3本柱となってきたかなあ。野村は28分22秒でベストを21秒更新市チーム2番手、吉岡も28分36秒でベストを23秒更新しチーム3番手とトップ3が揃って自己ベストを更新しました。ルーキーの浅井は29分7秒でベストを4秒更新、内田が29分12秒でベストを1分12秒更新、神谷が29分48秒でベストを25秒更新と自己ベストラッシュとなりました。

帝京大学

細谷が28分53秒でベストを49秒更新してチーム4番手に浮上、小野も28分59秒でベストを17秒更新しチーム5番手&28分台ランナーも5人となりました。元永が29分45秒でチーム6番手、山田が29分54秒でチーム8番手とトップ10のうち4人がベストを更新することに。遠藤、中村、橋本のトップ3も揃って28分台のセカンドベストで走っており、主力がしっかりと走れているのは良い傾向かな。

國學院大學

島崎が28分27秒でベストを19秒更新し、チーム3番手に。学生ハーフも強かったですが、ここでもしっかりとまとめてきました。持ちタイムでもエースの一角を占めることに。さらに、ルーキーの平林が28分38秒で5番手に。まだ5千は14分3秒なのですが、いきなりこの走りはびっくりしました。今後が非常に楽しみです。川崎が29分20秒でチーム6番手、伊地知も同じく29分20秒で7番手となりました。ルーキーの中川は29分48秒で大学初1万を走っており、まずまずかな。

明治大学

聖人がアシックスチャレンジで28分25秒とベストを11秒更新、今月は5千、1万でベスト連発です。他の主力がなかなかベストを伸ばせないだけに、聖人には走りでチームを押し上げていってくれれば。富田が29分11秒、漆畑は29分27秒でいずれもセカンドベストではありますが、タイムとしてはもう一歩だったかなあ。小澤は29分22秒、杉は30分4秒とこちらもちょっと物足りない結果だったかな。

中央大学

アシックスチャレンジに出場した手島が29分17秒でセカンドベストとまずまずの走りを見せています。勝負レースも含めて安定している印象。

神奈川大学

巻田が28分52秒でベストを45秒も更新し、チーム3番手のタイムとなりました。組3位と上位で走っているところも好印象で、粒揃いの2年生世代からまた一人戦力となってくれそうな選手が台頭してきました。

日本体育大学

大畑が28分54秒でチーム4番手に入ってきました。先週も5千でベストを更新していますし、4年生になってグッとタイムを伸ばしてきました。こういう選手は3大駅伝でも頼りになることが多い気が…楽しみです。九嶋が29分15秒でベストを3秒更新、チーム6番手となっておりこちらもまずまずの走りかなあ。

拓殖大学

4年の山下が29分53秒で自己ベストの走り、3年の山田も30分39秒ですがベストで走っています。こういったベストを更新する上級生がメンバー争いに絡んできてくれれば。

城西大学

野村が28分54秒でベストを43秒更新し、チーム2番手に浮上しました。箱根6区で結果を残しましたが、平地でも力のあるところを見せています。山本唯は29分17秒でベストを25秒更新し、チーム5番手に浮上。こちらは箱根5区を走った選手、山コンビが揃って結果を残しました。小島は29分46秒でベストに1秒届かずもセカンドベスト、ルーキーの平林は30分26秒で高校ベストを15秒更新しています。

国士舘大学

三代が28分55秒でベストを23秒更新してチーム2番手、木榑が28分58秒でベストを29秒更新し、チーム3番手となりました。なかなか、日本人選手で28分台が遠かったのですが、一気に2人がマークしました。29分9秒でベストを28秒更新し、チーム5番手となった綱島も含め、今年度は早速自己ベストが多く出ていて心強い限り。

山梨学院大学

オニエゴが28分31秒でベストに1秒届かずもセカンドベストをマーク、松倉が28分57秒でベストを13秒更新し、チーム3番手&日本人トップとなりました。3組唯一の28分台&2位に8秒差をつけているというのが、他の28分台をマークした選手と比べても価値があります。日本人エースとなるのはやはり松倉となるのかな?島津は30分0秒で走っており、こちらはもう一歩だったか。

専修大学

横山が29分32秒でベストを9秒更新、チームトップタイムとなりました。29分30秒切りが1人もいないのは寂しいですが、キサイサ、木村などエース級が1万のタイムを全然持っていませんし、全日本予選出場を目指すのであれば、1万のタイムをもっと狙っても良い気がするのですが…

筑波大学

福谷が29分33秒37でベストを18秒更新し、チーム3番手に浮上しました。現状は岩佐がエースで続くのは杉山という状況ですが、そこに福谷が主力として加わってきて欲しいところ。

中央学院大学

栗原が28分3秒とベストを32秒更新し、チームトップタイムをさらに伸ばすことに。中央学院記録かな?最終組で4位と上位で走っているのも良いですね。すでに実績は十分のエースですし、トラックから力強い走りを続けていってくれれば。武川も28分40秒でチーム2番手となっています。本当に高校まで野球部とは思えないほど、自己ベストをどんどん伸ばしていますね。さらに勝負強さを身に着けていってくれれば。


新入生の堀田晟も28分49秒でチーム4番手となりました。4月に1万に出場して28分台は力がありますね。即戦力として活躍してくれそう。伊藤も28分54秒でチーム5番手とトップ5のうち4人が自己ベストという盛況ぶりでした。2年生は他の学年に比べてやや苦戦している状況のため、伊藤は学年を引っ張っていって欲しい。

上武大学

アシックスチャレンジに出場した額賀が29分26秒でセカンドベスト、最近は比較的安定しているように思えます。村上に次ぐエース級となってくれれば、チームにとっても大きいです。

大東文化大学

久保田が28分43秒をマークしてベストを24秒更新、チームトップタイムとなりました。5千も今月ベストを更新していますし、同学年の菊地に負けない走りを見せていってくれれば。他には藤崎が29分47秒でベストを27秒更新しています。井田は29分37秒のセカンドベストでこちらもまずまずかなあ。

日本大学

ドゥングが28分5秒と大学ではベストかな?好タイムをマーク、さらに樋口が28分9秒とベストを12秒更新してきました。日大の日本人記録のはず。エースは他大にも全く引けを取りません。松岡も28分21秒でベストを17秒更新してチーム3番手の走り、これだけ好タイムを続けられるのであれば、もうドゥング、樋口、小坂とともに4本目の柱と言ってよいのかな?後は勝負レースで結果を残してくれる強さを身に着けていれば、大きな戦力となります。

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