法政大学 来年度の箱根駅伝(2022)へ向けて

経験値

続いては箱根では17位、来年度は箱根予選からとなる法政大学について見ていきます。今年度の3大駅伝経験者は12人、うち来年度は8人残ることになります。前年度までは4年生は3大駅伝経験者が田辺1人しかいませんでしたが、今年の箱根は4人が出場しましたから、その4人がそのまま抜けることになります。ただ、抜ける人数の割には戦力ダウンとしては他大と比べても少ないですね。


3大駅伝で好走経験のある選手となると、今年度の箱根で1区区間賞だった鎌田、前年度の箱根4区8位の河田、9区7位の清家ということになります。区間中位で走ったのも今年度の箱根で3区12位だった松本くらいということで、箱根で結果を残している選手は正直多くは無いかなあ。鎌田が箱根1区区間賞からの学生ハーフ優勝と大学トップクラスへと飛躍を遂げる一方で、続く選手との戦力差はやはり気になるところ。。。


3大駅伝・予選会の経験者となると13人まで増えます。そもそも、今年度の箱根予選は4年生が奥山しか走っておらずチーム最下位…上位11人が3年生以下だったことも、来年度の箱根予選突破に向けて大きな法政の経験値となります。鎌田以外にも、清家、松本が二桁順位で走っており、10番手でも158位、11番手も166位で走っている実績があります。今年度の箱根予選はさすがにスローに入りすぎて終盤までヒヤヒヤしましたが、この経験も来年度に活かしてくれることでしょう。

新戦力

3大駅伝・予選会にエントリー経験のある選手を見ていくと、守角が前年度の箱根でエントリーを果たしており、ハーフでも複数回結果を残していています。また、中光も今年の箱根でメンバー入りを果たしており、来年度は副将を任されています。今年度の4年生同様、最終学年での箱根出場に期待したいところ。今年の箱根、3年生は鎌田と清家しか出場していませんし。


さらに、来年度期待されるのは1年生かなあ。今年度は箱根出場者はおらず、稲毛が箱根予選をチーム8番手で走っているだけですが、1万でタイムを伸ばしている宗像、細迫はともに箱根予選にエントリーされ、宗像は箱根でもメンバー入りです。監督も力があるという話をしていましたし、2年生になって箱根予選、箱根と出場する選手が出てきて欲しいところ。


新入生では、14分8秒の宮岡、14分15秒の小茂田、14分16秒の小泉と持ちタイムとしては例年よりもやや良さそうかなあ。宮岡は都大路で長距離区間の3区を走っていますし、小茂田は2年時に7区18位で走っている選手。そして持ちタイムとしては3番手の小泉が都大路では3区11位、さらにU20クロカン日本選手権で9位に入っています。この両方で結果を残すのはまさにロードに強くないと無理ですし、最も即戦力として期待出来そう。

展望

まずは箱根予選をきっちりと突破し、7年連続の箱根出場を目指すことになります。以前は箱根出場と予選落ちを繰り返していましたが、その後は当然のように箱根出場を果たすようになり、3年連続シードも獲得しましたが、この2年はいずれも15位以下と苦戦が続いています。箱根予選については今年度と比べると来年度は遥かに不安は少ないです。


エースの鎌田はさらに力をつけて日本人トップを争う選手の1人でしょうし、前回好走した清家に松本も箱根予選後に一気にタイムを伸ばし、箱根の走りを考えてもこの3人が3本柱となってくれそう。そして、箱根予選、箱根とちょっと奮わなかった河田が気になります。1年時のように安定した結果を再び残せられるようになれば、4本柱としてさらに稼ぐ選手が増えるのですが。


中堅どころも前回走った選手が中心にあるかなあ。箱根には出場していませんが、河野や内田がチーム中位で走っていますし、2年連続箱根出場を果たした中園や徳永、山本恭ら2年生もおり、ここに1年生、新入生が12人を争うとなれば、他大との相対的にも、今年度の箱根予選と比べてもエース、準エース、総合力のいずれも戦力アップしていると思いますし、通過自体は問題無さそう。出来れば、来年度は序盤から不安の無い位置でレースを進めたいところ。


箱根に向けては、もう1区で鎌田を起用するわけにはいかないでしょう。監督も早くも2区鎌田を明言していますし、よほどのことが無い限りは絶対的エースにエース区間を託すことになりそう。それが一番良いでしょう。となると、とにかく重要になるのが1区です。出遅れをカバーする1区ではなく、1区をしっかりと好位置で繋いで、さらに上位戦線に上がるための2区にしたいですからね。最も出遅れなそうな準エース級を起用したいところ。現状だと松本あたりが候補になるかなあ。


残る往路も清家、河田はまず走りそう。特に清家は元々5区候補と言われながら、万全ではない&古海の存在もあって4区に回りましたが、最後の箱根は5区を走ってくれるのが、チームとしては最も安心かなあ。続く往路候補は川上かと思っていましたが、箱根9区の走りを見る限りはちょっと不安ですね。箱根2年連続走っている中園も復路であれだけ苦戦していると厳しそうですし、往路を走る5番手の存在は来年度も法政にとっての懸念点となりそう。


新たに準エース級の台頭か5区を清家以外に安心して任せられる選手のどちらかが待たれます。復路も経験者は川上、中園といますが、どちらも区間15位以下…復路の争いはさらに激化してこないと区間中位で走るのも難しそうかなあ。箱根予選経験者、現1年生、新入生、持ちタイムを伸ばしている選手たち、さらに3大駅伝を経験している人見や久納らもまた4年生で復活した姿を見せてほしいですし、いい意味で16人の箱根エントリー、そして10人の出場者を選ぶのが難しい状況にならないとシードは遠いままかなあと。


法政は前評判が決して高くないときにも結果を残してきましたし、鎌田という絶対的エースもいます。エースに頼るチームではなく、エースを活かせるチームにしていって欲しいですね。いきなりのシード返り咲きは難しいかもしれませんが、まずは箱根予選をきっちりと中位以上では通過し、箱根ではシード争いに少しでも多く絡んでいけるような走り、見せてほしいです!!

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