学生ハーフ(2021/03/14)振り返り ~東国、東洋、日大、日体、法政、明治、山学、早大~

学生ハーフの振り返り、最後は東京国際~早稲田大学までを振り返ります。合わせて、その他大学で気になる選手も取り上げます。この中で最も良かったのは当然優勝した法政の鎌田、箱根1区に続いて名だたるエースたちを蹴散らしました。

東京国際大学

2年連続箱根1区を走った丹所が64分37秒の31位とまずまずの走り、来年度は日本人エースとしての活躍が期待されます。一方で箱根4区を走った宗像は68分29秒と今回は苦しい走りになってしまいました。

東洋大学

箱根1区を走った児玉が66分43秒でチームトップと今回は全体として奮いませんでした。児玉はもう少し上位で走ってほしかったところかな。町は67分59秒とさらに厳しい走り、持ちタイムは着実に伸ばしているのですが、まだ3大駅伝にエントリーはされず、まだ厳しいのかなあ。箱根6区を走った九嶋は69分8秒に沈むことに。うーん、箱根に続いて学生ハーフも厳しい走り、ちょっと来年度に向けて不安です。

日本大学

唯一完走した松岡が65分30秒の45位とまずまずの走りかなあ。持ちタイムはどんどん伸ばしていますが、勝負レースとなるとなかなか結果が残せない状況…まずはハーフでしっかりと走ってくれたと思います。一方で来年度の日本人エースとなる樋口が途中棄権となってしまったのは気がかりです。トラックシーズンからしっかりと活躍して欲しい選手なだけに。

日本体育大学

岡嶋が65分50秒の60位、箱根予選ではチーム9番手でしたし、まずまずの走りと言えるかなあ。来年度は箱根予選だけではなく本戦も走って欲しい選手です。一方で箱根5区を走った村越は68分43秒と苦しい走りに…箱根も学生ハーフも苦戦すると、ちょっと心配になってしまいますよね。また、箱根8区を走った大内宏は途中棄権ということでこちらも心配…村越や大内宏は藤本に続く選手となってほしいのですが。

法政大学

箱根1区区間賞の鎌田が63分0秒で2位に7秒差をつけての優勝と素晴らしい走りを見せ、見事にユニバ代表の座を掴みました。箱根1区で区間賞を獲得するほどですから、十分力をつけているのは知っていましたが、それでもこれだけ選手が揃った学生ハーフでも優勝してしまうはさすがにびっくりです。奇しくも63分0秒というタイムは箱根1区のタイムと一緒ですね。学生トップクラスへと上り詰めた鎌田の最終学年、非常に楽しみです。


しかし、続く選手は67分31秒かかった中園ということに…箱根10区を走っている選手ですし、もう少し上位で走ってほしかったところ…さらに、箱根予選でチーム7番手だった内田が69分0秒、箱根9区を走った川上が69分23秒と揃って69分台とさらに下位に沈んでしまうことに。箱根を見ても鎌田と続く選手の差が開き過ぎそうなのが怖いです。エースだけではどうにもなりませんからね。鎌田に引っ張られて、チーム全体として上がっていければ。

明治大学

箱根1区を担った児玉が64分15秒の24位でチームトップです。走りとしてはまずまずと言えるのでは。箱根1区では非常に悔しい走りとなりましたが、まずはハーフでしっかりと走れたのは良かったかな。鈴木が65分0秒の34位、富田が65分1秒の35位で続きました。エースとして期待される鈴木がこの位置は正直微妙…富田も最低限の走りという印象です。来年度の箱根に向けて、まずは学生ハーフから結果を残してほしかったのですが。


橋本が65分27秒で走ったのはまずまずなのでは。3大駅伝・予選会のエントリーはありませんが、持ちタイムは伸ばしてきていますし、最終学年で戦力となってくれれば嬉しい。杉が66分14秒はまだ長い距離に未知数のルーキーなので最低限だとは思いますが、2年連続箱根2区の加藤が66分24秒、小澤が67分10秒、箱根4区の櫛田が68分41秒と主力と来年度の飛躍を期待される選手がそろって沈んでしまったのも、ちょっと不安かなあ。


まあ、櫛田は3大駅伝にはしっかりと合わせてくれそうな気がしますが。小袖、漆畑と2人が途中棄権となってしまったのも心配ですね。小袖は大学ラストレースだっただけになおさら…漆畑も長い距離はまだ未知数なだけにここで結果を残したかったのでは。

山梨学院大学

唯一出場した松倉が途中棄権ということで、完走者は1人もいないことに…松倉は箱根予選で快走しながら、箱根に出場出来ず…今回走れたのは良かったのですが、途中棄権は大丈夫なのか心配です。。。

早稲田大学

エースの中谷が63分31秒で8位、箱根8区を走った千明が63分32秒の9位で続きました。中谷もしっかりと合わせてきたわけでは無いようですが、きっちりと入賞するのはさすがですし、千明も存在感を示してくれました。もう1人のエースである太田は63分48秒の16位と決して良くはないですが、最低限の走りは見せてくれたかなあ。来年度エース級の活躍が期待される3人がまずはきっちりと63分台で揃ってまとめてくれたのは一安心。


ただ、この3人が力があるのは言うまでも無かったので、むしろ収穫があったのは続いた選手かなあ。辻は64分11秒の20位、全日本1区で好走しながらも箱根は故障で出場はなし、ハーフでも問題なく走れるところを見せてくれたのは来年度に向けて大きな戦力となりそう。勝負も65分18秒で走っており、こちらも長い距離である程度戦えるところを見せてくれました。


エースの一人である鈴木は66分48秒と今回は苦しい走りとなりましたが、3大駅伝は外したことは無いですし、心配はいらないかな。箱根6区を走った北村は67分52秒と今回は厳しい走りとなりました。平地でもしっかりとメンバー争いに絡んでいって欲しいですね。

その他大学

序盤先頭を引っ張った駿河台のブヌカが63分38秒で10位、あの強風の中先頭を走るのはさすがですし、それでいてよくまとめたのでは。個人的に注目は63分46秒で15位だった東農大の高槻かなあ。1年ながら箱根予選に続いての快走で駒澤の鈴木に次いで1年では2番手のタイム、力のあるところを見せてくれました。さらに、育英大の諸星が64分15秒で走ったのも凄いですね。。。ハーフで最も持ちタイムの良く、全日本2区で区間賞を獲得している皇學館の川瀬は65分32秒ということで今回はちょっと奮わなかったかなあ。

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