拓殖大学 来年度の箱根駅伝(2022)へ向けて

経験値

続いては箱根では15位、来年度は箱根予選からとなる拓殖大学について見ていきます。3大駅伝経験者は15人おり、来年度も11人が残ることになります。11人は早稲田に次いで2位タイの人数となります。これだけ経験者が残っているのは来年度に向けて大きいですが、その要因の1つが今年度の箱根で主力が複数欠場したことでもあるので、喜んでもいられないかなあ。


3大駅伝での好走者としては、エースのラジニは2年連続箱根2区で5位以内、前年度は区間2位の素晴らしい走りを見せており、絶対的存在です。区間中位となると、1区11位で走った合田の走りは大きかったですね。往路を区間中位で走れる選手は貴重です。復路では江口が8区13位、工藤が10区13位とまずまず、前年度は児玉が7区10位で走っています。区間中位で走れる選手を増やすのは大事になってきます。


3大駅伝・予選会経験者となると14人を数え、これは全大学最多となります。そこには、箱根予選でチーム2番手だった桐山も含まれます。来年度は当然主力の1人として活躍が期待されますね。今年度の箱根経験者が9人おり、さらに主力の桐山、前年度の箱根で上々の走りを見せた児玉と選手は揃っています。


今年度の1年生はまだメンバー入りは果たせていませんが、極論を言えば来年度は3大駅伝経験者の3,4年生だけで10人揃えることも可能です。それでは、当然今後が不安になってしまうので、下級生から1人でも多くメンバー入り、3大駅伝・予選会に出場する選手が出てきて欲しいところですけどね。それでも、経験値という点では全大学を見渡しても上位に入ってくることは間違いないです。

新戦力

前述の通り、3大駅伝・予選会の経験者が多いこともあって、逆にエントリーのみという選手は少ないですね。2年前の箱根にエントリーされている澤田、1万で29分43秒のベストを持ち、箱根予選にエントリーされた原田くらいです。台頭が期待される1年生では、14分21秒のベストを持つ根岸がタイムでは抜けています。1万は30分47秒まで伸ばしてはいますが、もう一歩というところかな。


記録会にもほとんど出場していないこともあり、なかなか14分30秒切りや1万で30分前半といったような1年生はいませんが、雑誌で名前が挙がっている選手としては、14分44秒を持つ森島や14分55秒のベストを持つ奥村ということになるかなあ。2年時になってどれだけ台頭してくるか…まずは記録会でのタイムに期待したいところかなあ。


新入生では、14分40秒台のベストを持つ選手が中心になってくるのかなあ。14分41秒の馬場、14分42秒の安村、小山らが判明しています。特に小山は都大路で7区9位と好走している選手、少なくともロードで持ちタイム以上の強さがあることは間違いなく、即戦力となってくれるかもしれません。現2,3年生に実力者が揃うので、下級生に頼る必要は無いですが、選手層が厚くなるに越したことはありませんからね。

展望

今年度は箱根予選までほとんど記録会に出場せず、箱根予選も9位通過と苦戦しましたが…4年生は2人と人数は少なめ…ここに箱根1区で好走した合田が加われば、それだけで前年度と変わらない戦力は確保出来そうです。箱根予選で下位に沈んでしまった佐々木や竹蓋といった箱根経験者ももっと上位を狙えるでしょうし、箱根で主要区間の4区を任された佐藤も箱根予選は走っていませんから、こちらも戦力アップに貢献してくれそう。


工藤、江口といった1万で29分30秒切りのベストを持ち、箱根復路を中位でまとめている二人も箱根予選には出場していません。箱根出場&箱根予選未出場という選手が4人もいるのは珍しいですよね。これらの選手が単純に箱根予選に出場 or メンバー争いをするだけでグッと選手層も厚くなるわけですし、現時点で見ても今年度と比べて箱根予選の戦力はかなり上だと思っています。


ラジニが大エースとして大きく稼いでくれるでしょうし、続く合田・桐山が日本人エースとして活躍が期待され、新井、児玉、佐藤ら3年生、吉村、工藤、江口といった2年生もチーム中位で走れるだけの力があります。箱根のように故障者が続出というような事態にならなければ、箱根予選通過はかなり通過の可能性が高そうです。


本戦を見据えると、合田1区、ラジニ2区の布陣は2年連続でも良さそうですね。さらに、桐山も万全であれば往路の可能性が高そう。今年度往路を担った新井、佐藤はともに区間下位に沈んでしまいましたが、再びの往路起用となるのか、それとも復路経験者か新戦力が担うことになるのかは気になるところ。さらに、5区を誰が担うのかも気になるところ、この5年は戸部、石川ら主力が担って全て区間11位と結果を残したことで、シードや往路でのシード圏内に繋がりましたからね。


来年度もしっかりと5区を中位以上で走れる選手を用意したいところですね。拓殖は比較的主力を5区に起用しており、最近は失敗していないのも心強いです。その一方で6区はこの3年は区間18位以下と苦戦していますね。往路で好位置につづけても6区で厳しくなってしまっています。出来れば主力以外から6区を中位で走れる選手を用意出来るとシード争いにおいても有利になると思うのですが。7区以降は経験者も豊富ですし、6区までと比べたら心配はいらなそうかなあ。


来年度は経験者が多く残り、エースは盤石、日本人エースも複数います。今年度の箱根では15位に留まりましたが、さらに上位を狙うことやシード争いに加わることも十分可能だとは思うんですよね。来年度の箱根はしっかりとベストメンバーで臨み、また粘り強い拓殖の走り、見せてほしいです。

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