國學院大學 来年度の箱根駅伝(2022)へ向けて

経験値

続いては箱根では9位、大学史上初となる3年連続シードを獲得した國學院大學について見ていきます。3大駅伝・予選会の経験者は11人おり、来年度は7人まで減ることに。これは帝京と並んで25大学中最も少ないです。4年生の経験者が抜ける影響ももちろんですが、3大駅伝のエントリー経験者となると4年生は9人もおり、実際に走った選手だけではなく、國學院の選手層を支えてくれた学年であることが伺えます。


その一方で3年生以下は3大駅伝で好走している選手は多いです。まず、往路で好走経験がある選手となると、前年度に箱根1区2位の藤木、4区3位の中西大というダブルエースですね。今年度は万全で無かったことや展開が厳しかったこともあって、揃って力を発揮出来ませんでしたが、本来の力からすればエース区間で十分すぎるほどに戦える2人です。


さらに、前年度の10区4位で今年は5区も担った殿地、今年の箱根で6区4位の島崎、10区3位の木付と5人が箱根で区間4位以内で走っていますから、その経験は大きい。5,6区という山を好走している二人も健在というのも、来年度に向けて頼もしい戦力です。さらに、前年度の全日本で6区5位で走っている中西唯、今年の箱根で8区9位ではしっている伊地知で7人揃います。人数は少ないですが、3大駅伝で一桁順位で走ったことのない選手がいないというのは、國學院の大きいな武器ですね。

新戦力

3大駅伝のエントリー経験者を見ていくと、石川が全日本、箱根の両方でエントリー。今年度は持ちタイムを伸ばせていませんが、既に1万は29分30秒切りですし、デビューが待たれる選手です。相澤と阿久津はともに全日本にエントリーされ、今年度ベスト連発でメンバー争いに食い込んできた選手ですね。


他にも坂本が全日本でメンバー入りを果たしていますが、全日本でメンバーに入っても、箱根ではメンバー入り出来ていない3年生以下が多いんですよね。それだけ、4年生の選手層に阻まれたということに。。。まだ長い距離は4年制に比べて劣っていたということでしょうが、こうした選手が来年度は16人だけではなく、10人の出場争いにも絡んでこないと、チームとしては厳しいかなあ。


また、川崎はハーフで63分台のベストを持ち、1年時は3大駅伝全てでメンバー入りを果たしながら、今年度はいずれもエントリーされなかった選手。監督も2年生が中西大以外物足りないという話をしており、実際今年度走ったのは中西大のみでエントリーされた選手でさえ限られています。持ちタイムは決して悪くないこの学年がどれだけ3大駅伝に出場出来る選手を送り込めるかはチームにとって大事にあってきそう。


そんな現有戦力に大きな刺激を与えそうなのが、國學院史上最高と言われる新入生の存在です。持ちタイムだけ見ても13分48秒のベストを持つ山本、14分1桁で平林、中川と続きます。14分10秒台も青木、田邊がおり、14分20秒台、30秒台の選手がズラッと続きます。これだけタイムの良い選手が揃って入るのは國學院にとっても初めてですね。


さらに、都大路での実績を見ると、山本、平林は揃って2年時に都大路1区を走り、平林が22位、山本が23位とちょうど順位として並ぶことに。中川は2,3年時に都大路1区を走り、2年時は区間10位と好走していますからね。2年時に揃って都大路1区を走っているのは頼もしい限り。


そして、個人的に最も期待しているのは佐藤、5千ベストは14分23秒で今年度の都大路にも出場していませんが、1年時に3区6位、2年時に3区4位と2年連続素晴らしい走りを見せています。留学生が揃う3区でこの順位は凄まじい。ロードの強さは折り紙付きで万全であれば1年目から大きな戦力となってくれそうです。ルーキーが一気にチーム力を底上げしてくれるかもしれません。

展望

3大駅伝経験者がまずは中心となることは間違いないでしょう。2区藤木、4区中西大とダブルエースを起用するのがおそらく國學院にとってはベストかなあ。5,6区は殿地、島崎コンビが揃うだけに山の心配はありません。万全でなかった木付も本来であれば往路を担うことになるはずで、往路はもう主力4人が揃うことになります。残る1区間を期待のルーキーに託すのかそれとも新たに台頭する選手がいるのか…噛み合わなかった中でも総合9位に入ったことが逆に國學院の強さを示している気も…


往路は浦野・土方を擁したときに2位で走っていますが、来年度も再びトップ3に入ってきてもおかしくない戦力は揃っているかなあと。となると、復路をどうまとめるかということになりますね。木付が往路に回るとすると、7~10区の経験者は伊地知のみ、伊地知がさらなる成長を遂げて往路を任せられれば面白いですが、順当ならば7,9区といった復路の主要区間を担うことになるか。


8区は今年の伊地知のように再び期待のルーキーに任せるとしても、7,9,10区のうち2区間は担う選手が必要になってきます。そして、9,10区という23km区間は出来れば上級生に任せたいところですからね~ここを担う現2,3年生が台頭してくれれば、出来ればいい意味で10人選ぶのが悩むようになれば、また上位戦線を賑わすことになりそう。


今年度は主力が揃って万全では無かったわけで、藤木、殿地、島崎、木付らが最上級生となる来年度はまさに勝負の年となりますね。ルーキーへの期待は非常に大きいですが、箱根の距離でルーキーに頼るのは危険です。どんなに実績のあるルーキーでも複数出場して揃って好走ということは優勝を狙うような大学でも滅多に無いですし…4年生に不安は無いだけに1,2年生の台頭を楽しみにしつつ、再び箱根で強い國學院を見せてくれれば。

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