2020年度 4年生特集 ~筑波大学~

本日は筑波大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で8人登録されています。筑波の箱根復活に最も貢献したのがこの学年ということになるでしょう。西、猿橋ら14分50秒前後の高校ベストの選手が箱根予選で1桁順位で走るまでになるのはまさに驚異的、チームの躍進を支えるとともに、来年度の戦力が不安になってしまう一面も…

西 研人

高校ベストは14分49秒、にも関わらず1年の箱根予選から出場を果たし、チーム3番手の181位で走っています。2年時には全日本予選にも出場し3組29位、箱根予選ではチーム4番手の122位とさらに順位を上げてきました。一気に飛躍を遂げたのは3年時、箱根予選ではチーム2番手の19位と素晴らしい走りを見せると、箱根でも1区を任されて11位、好スタートを見せました。箱根後にはハーフで61分56秒を叩き出し、まさに充実の1年だったと言えるでしょう。


4年時には5千で13分54秒、1万で28分58秒と立て続けに大台に乗せると、箱根予選ではチーム2番手の9位とさらに前年度を上回る走りを披露、タイムも61分46秒と2度目の61分台を叩き出すことに。残念ながらチームとしては2年連続の箱根出場はなりませんでしたが、特に3,4年時はエースとしてチームを牽引してくれました。

猿橋 拓己

高校ベストは14分51秒、1年の箱根予選からメンバー入りを果たしています。2年時に箱根予選に出場した際はチーム8番手の214位にとどまっています。西同様に猿橋が飛躍したのも3年時、箱根予選でチーム3番手の20位と会心の走りを見せてくれました。箱根でも主要区間の3区を任され、区間16位で走っています。


4年時には5千で14分18秒、1万で29分24秒までタイムを伸ばすと、箱根予選でチームトップの6位と前年度を更に上回る走り…日本人2番手ですから凄まじいですよね。タイムも61分43秒まで伸ばし、西とともに4年間の成長ぶりは全大学を見渡してもトップクラスと言えるでしょう。5千、1万のタイムはそれほどでも無いですが、他大のエースを上回る走りを大事な箱根予選で2年連続で見せてくれました。

相馬 崇史

高校ベストは14分28秒、この学年でトップタイムです。1年の全日本予選から出場したものの、3組37位とほろ苦い走り…しかし箱根予選ではチームトップの69位と1年ながらそのポテンシャルを見せつけました。5千で14分18秒、1万でも29分27秒と大学ベストをマークしています。2年時には全日本予選に出場して4組23位とまずまずの走り、箱根予選では67位で2年連続のチームトップ、箱根にも関東連合として出場し、5区を区間13位相当で走っています。


この経験が翌年度の箱根出場につながったと監督も話していましたね。3年時にはチーム4番手の40位と3年連続安定の走り、箱根では関東連合だった前年度に続き、今度は筑波として5区に出場しましたが、ここでは区間19位と苦しい走りに…4年時はなかなかコンディションが整わず、最後の箱根予選でチーム12番手の311位と4年目にして初めて箱根予選で崩れてしまったのは、本人にとってもチームにとっても苦しいものになってしまいました。

大土手 嵩

高校ベストは把握出来ていませんが、15分台かな…?1,2年時は予選会へのエントリーもありませんでしたが、3年時に5千で14分15秒、1万で29分31秒と大学ベストとなるタイムをマーク。箱根予選にはエントリー止まりで出場していませんが、箱根では準エース区間の4区を任され、区間15位で走っています。4年時には箱根予選に最初で最後の出場、チーム5番手の143位ということで、もう一歩という走りだったかなあ…それでも、3年時から主将としてチームを支えてくれました。

渡辺 珠生

こちらも高校ベストは把握していませんが、15分台のはず…2年時に5千で14分34秒、1万で29分55秒と大学ベストとなるタイムをマーク、箱根予選にも出場を果たし、チーム9番手の243位でした。ハーフベストである66分55秒はこのときのタイムになります。3年時には箱根予選、箱根ともにメンバー入りを果たしたものの出場するには至らず…4年の箱根予選はエントリーされることはなく、2年の箱根予選のみ出場というのはちょっと残念だったかなあ。

児玉 朋大

高校ベストは14分38秒、このタイムは高1にマークしたものですが、その後6年間更新されることは無かったですね。しかし、箱根予選には西、相馬とともに4年連続で出場を果たしています。1年目から249位→213位→246位→235位ということで、一度も200位以内では走れていないんですよね。。。特に3年目以降はもう少し順位を上げたかったかなあ。1万も30分2秒まで3年時に伸ばしていますし。3年の箱根にも10区で出場、区間16位でゴールテープを切りました。

田川 昇太

高校ベストは14分56秒、2年の箱根予選で出場こそありませんが、メンバー入りを果たしています。3年の箱根でも16人のメンバー入りを果たすことに。4年時には5千で14分40秒、1万で30分4秒とどちらも大学ベストをマークすると、箱根予選に最初で最後の出場を果たし、チーム8番手の180位で走っています。しっかりとまとめてくれたのではないでしょうか。

山下 和希

高校ベストは14分42秒、高3でマークしたこのタイムは4年間更新出来ていません。3年時に1万で30分30秒と大学ベストとなるタイムをマークすると、箱根予選でもチーム8番手の135位と上々の走りを見せてくれました。それだけに、3年の箱根、4年の箱根予選のいずれもエントリーさえされることが無かったのは残念だったかなあ。

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