第97回(2021年)箱根駅伝結果 ~駒澤が最終区間での劇的な大逆転で13年ぶり7度目の総合優勝~

箱根駅伝が終わってしまいました。しかし、往路も衝撃的でしたが、復路も凄い展開でしたね。往路で出遅れた有力校、青山学院や早稲田が一気に順位を上げてくる一方、創価は先頭のポジションを活かして理想的なレース、9区を終えた時点では勝負ありかと思いましたが、最後の最後にどんでん返しが待っていました。箱根は最後まで何があるか分かりません。改めて、箱根の怖さを感じました。公式結果(PDF)はこのようになっております。大学ごとに復路の走りを簡単に振り返ります。
※背景青色はシード校、赤色は予選会校

1位:駒澤大学

6区の花崎が57分36秒という区間賞&区間歴代3位の凄まじい走りで一気に前を猛追、正直ルーキーに1区を託すと思っていたので、この走りにはびっくりしました。ずっと箱根にエントリーされていたものの、出場は難しいと思っていたので…この走りで一気に勢いづきました。7区のルーキー花尾も区間4位の走りでしっかりとまとめたのですが、創価とは差を広げられてしまうことに。ここでまずは優勝が厳しくなったかなあ。


8区の佃も区間4位で続きましたがラストはちょっとペースダウンしてしまったのが痛かったか。ただ、まだ1分半ほどの差で優勝を狙える位置はキープしました。花崎、佃と3年生2人が起用されたのはびっくりですが、揃って結果を残しました。9区の山野は区間6位もトップの創価が圧倒的な区間賞で3分19秒差に広げられることに。この時点でほぼ勝負ありかと思いました。


10区の石川は前半から飛ばして前を猛追、それでも3分差を埋めるには至らないと思いきや、創価の小野寺がフラフラになってしまうことに…20kmを過ぎで追いつき逆転、差を詰めて区間2位に46秒差をつける圧巻の区間賞で優勝のゴールテープを切ることとなりました。勝負事は最後まで分からないとは言いますが、監督も正直厳しいと思うようなタイム差を諦めることなくひたすらに前を追い続けた石川の走り、素晴らしかったです。全日本は何度も勝ちながら、どうしても勝てなかった箱根駅伝ですが、13年ぶりの優勝を果たすこととなりました。

2位:創価大学

6区の濱野が58分台で区間7位と好スタート、2位と差を詰められましたが3位以下の大学に差をつけたことを考えると上出来すぎる走りと言えるでしょう。さらに往路も走れる7区原富が区間賞と2秒差で区間2位の走り、2位の駒澤に1分51秒と再び差を広げることに成功。この時点で創価初優勝の可能性がぐっと高まることに。8区の永井も区間8位でまとめて、差を大きく詰められることなく復路のエースである石津に渡しました。


石津は前半突っ込みながらも後半ペースダウンしないという素晴らしい走りを披露、区間記録に迫るようなタイムで区間2位に1分6秒もの大差をつける区間賞、2位駒澤と3分19秒と大差をつけて創価の優勝をぐっと引き寄せました。10区の小野寺は序盤からペースが上がらず、さらに終盤にフラフラになってしまうまさかの展開…区間最下位に沈んでしまい、最後の最後で逆転を許してしまいました。


チームにとっては悔しすぎる総合2位でしたが、前回初めて箱根シードを獲得し、初めて2大会連続で箱根出場したチームがここまで来るのは本当に素晴らしいです。9区までは完璧なレースを見せましたし、来年度も経験者が7人も残るチームは他大にとっても驚異でしょう。中央大学の選手時代は4年連続区間賞を獲得している榎木監督、選手としても監督としても素晴らしく、近いうちに優勝を果たすかもしれません。

3位:東洋大学

6区の九嶋が区間14位、後ろから来た駒澤が区間賞ペースで走ってついていったのも展開として厳しかったか。ここで一気に離されてしまい、優勝は厳しい展開に…それでも、7区エース西山に託したいところでしたが、ここでは区間12位と逆に前と離されてしまい、現実的には3位目標ということになったかな。そこで8区の野口が区間2位という会心の走り、後半ペースを上げていく理想的な走りでした。高校時代は5千で15分台のベスト、エントリーされても出場出来ていませんでしたが、最初で最後の箱根で結果を残しました。


9区の小田も野口同様に3大駅伝初出場となる4年生、きっちりと区間7位でまとめました。3大駅伝初出場の4年生が結果を残すのも東洋の強さが戻ってきたように思えます。アンカーの清野は区間9位、ちょっと傾いたような特徴的な走りでしたが、青学に一度抜かれたものの再度逆転する走りで目標とする3位以内を死守しました。前回10位になって翌年度の箱根は非常に大事だと思っていましたが、再び3位以内に戻ってきたのは東洋の強さを感じました。戦前は5強には入っていなかった東洋ですが、上出来との結果と言って良いでしょう。

4位:青山学院大学

6区の高橋が区間3位の走りでまずはシード圏内の10位に浮上、青山学院の6区はもうずっとハイレベルで安定していますね。恐ろしいです。7区の近藤も区間3位、トップと4秒差で続き総合7位に浮上することに。全日本は悔しい走りになりましたが、やはり近藤も力のある選手です。シード圏内に入ってもどんどん前を追っていく走りも強い。8区の岩見も区間3位、さらに2つ順位を上げて総合5位にまで浮上してきました。


9区の飯田も区間2位で総合4位に浮上、これだけの走りを見せてくれると、5区だったとしても十分すぎる結果を残してくれたかもしれませんね。上りだけではなく、下り基調の9区でも力を発揮しました。10区の中倉は区間4位とこちらも良い走りを見せてくれましたが、追いついた東洋に再び離されて3位に入れなかったのだけは悔いの残る結果だったかなあ。それでも、5区間全てで2~4位以内と全く崩れない走りで復路優勝を果たし、12→4位に上げた走りは負けてなお青学の強さを感じるものでした。

5位:東海大学

川上が58分台の走りで区間5位、総合3位にまで浮上しました。前回爆走した館澤の抜けた穴が不安でしたが、川上が素晴らしい走りでしたね。3大駅伝初出場の2年生ですが、力があります。7区の本間は区間6位、一度東洋に追いつかれたものの再び一気に引き離す走りで総合3位を死守しました。全日本に続いてきっちりと結果を残しました。8区の濱地は区間15位とちょっと他の2年生と比べると悔しい走りに…総合でも4位に下がることに。復路で唯一二桁順位となってしまいました。


9区の長田も区間9位でまとめたものの、青山学院には逆転を許してしまうことに。長田も全日本で区間賞を獲得していることを考えると、もう一歩という結果だったかなあ。10区の竹村は区間8位でまとめ、総合5位はきっちりと死守しました。復路はいずれも3大駅伝初出場だった選手だったことを考えると、往路と同じ5位を死守出来たのは上出来だったかなあ。

6位:早稲田大学

1区の北村が58分台の走りで区間8位、総合でも11位という位置をまずはキープすることに。5,6区をルーキーに託し、6区は大丈夫かと不安でしたが、素晴らしい復路のスタートとなりました。7区の宍倉が区間8位の走りで総合10位とついにシード圏内に戻ってくることに。宍倉もタイムを大きく伸ばしていることを考えると、もう一歩だったかもしれませんが、しっかりとまとめてくれました。8区の千明は故障明けで不安もありましたが区間5位とさすがの走り、出場すれば結果を残してくれる柱の1人です。総合でも9位に順位を上げました。


9区の小指も区間4位で総合7位に浮上、もはやシード争いからは抜け出し、更に前を追っていくことに。小指は日本選手権5000mに出場していましたが、そこからよくぞ23kmの9区にしっかりと合わせてきました。今後、主力となっていきそうです。10区の山口は区間7位、区間順位よりも6位争いの行方が注目されましたが、ここできっちりとラストに抜け出し総合6位を確保、復路は全て区間8位以内という安定の走りを見せました。4年生で出場したのは1人のみ、今後につながる結果と言えるのでは。

7位:順天堂大学

6区の清水が前半突っ込みながらも後半粘る走りで58分6秒、区間2位という素晴らしい走りを見せて、7→5位と2つ順位を上げました。なかなか3大駅伝で結果を残すことが出来ませんでしたが、4年連続出場となった最後の箱根で会心の走りでした。7区の小島は区間15位も総合6位と1つダウンにとどまることに。ちょっと小島は持ちタイムこそ伸ばしていますが、勝負レースでは苦戦気味ですね。タイム通りの結果を残せるようになると強いのですが。


8区の西澤は区間10位、主要区間も走れる西澤が8区で10位はちょっと物足りなかったかなあ。それでも区間中位でつないでしっかりと6位はキープしました。9区の鈴木も区間11位と中位でまとめたものの、後ろからくる大学が良かったこともあり、8位にまで順位を下げることに。それでも、10区の原田が区間6位、アンカー勝負は早稲田にこそ遅れたものの、帝京は上回る走りで総合7位、全日本に続いてのシード獲得を果たしました。箱根予選会校だったことを考えると、両大会でシード獲得は上出来でしょう。箱根予選会校で唯一のシードでしたし。

8位:帝京大学

6区の三原がまさかの区間最下位、区間19位にも2分離される苦しすぎる展開で優勝争いからはあっという間に脱落、4→9位と5つ順位を落としてシード争いに巻き込まれることに。この区間は厳しかったです。それでも、7区の寺嶌は区間10位でまとめ、総合でも9位は死守しています。8区の鳥飼は区間6位ですが、前回の結果や今年度の走りを考えるともう一歩だったかなあ。それでも、シード争いから一歩抜け出す走りとなりました。


9区の橋本が区間3位で走ったのは素晴らしかったですね。これで総合6位に浮上し、シード争いの心配がなくなったのは大きかったです。これまでも実績を積んではいますが、9区でここまでの走りを見せるとは…10区の山根は区間11位、ラスト勝負で早稲田、順大に破れて総合8位は本人にとっても悔しかったでしょうが、6区終了時を考えると、きっちりとシードを確保出来たのは良かったです。

9位:國學院大學

6区の島崎が58分台で区間4位という素晴らしいスタート、前回も好走している選手ですが、さらに順位を上げてきました。7区の徳備も区間10位でまとめて総合8位はキープ、最初で最後の3大駅伝出場で十分にその役目を果たしてくれました。8区のルーキー伊地知が個人的にはちょっと不安だったのですが、こちらも区間9位でまとめてシード圏内をずっとキープすることに。


9区の高嶌は区間12位、激しいシード争いとなりましたが、ここでも何とか総合9位は死守しました。それでも、まだシード争いは予断を許さない状況に。それだけに、10区に木付を残せたのは大きかった。区間3位と素晴らしい走りを見せてむしろ前が見える位置での総合9位、復路はずっとシード圏内でレースを進め、6区と10区で好走してシード確保というのは良い展開だったと言えるのではないでしょうか。

10位:東京国際大学

最後にシードを獲得したのは東京国際大学、6区の芳賀が区間19位とまさかの走りで総合7位に下がり、さらに後続とも大きく差を詰められてしまいました。箱根では連続好走している芳賀を6区に起用という時点で厳しかったかな。しかし、7区の佐伯が区間賞の走りですぐに取り戻したのがとにかく大きかった。全日本は悔しい結果に終わりましたが、箱根には完璧に合わせてくれました。総合でも5位に浮上する走りに。


8区の熊谷は区間14位で総合7位に下がることに。これまでは目立った実績の無い選手ですし、最低限の走りは見せてくれたかなあ。さらに、9区の加藤も区間14位で総合10位にまで順位を下げ、ついにシード争いギリギリになることに。2区間で5つ順位を下げたのは辛かったですね。しかし、10区に杉崎を残していたことが良かった。区間12位も何とか粘って総合10位だけは死守、11位と26秒差という僅差で粘りました。正直、シードは厳しいと思いましたが2区ヴィンセント、7区佐伯のリードを上手く保ち、連続シードを勝ち取りました。

11位:明治大学

6区で2度好走している前田が区間13位、ここで前を詰めたかっただけにこの走りはシードに向けて痛かったかなあ。他のシードを争う大学が好走していただけになおさら…7区にエース格の手嶋を起用しましたが、こちらも区間11にとどまり、総合13位は変わらず。前田、手嶋を起用した6,7区で前を追えないのは痛すぎます。往路の1,2区同様に前半で大きく苦戦することに。


そんな中、8区の大保が区間賞の走りを見せたのはまさにチームに希望を与えました。全日本でも素晴らしい走りを見せましたが4年になって復活した大保が最初で最後の箱根でも素晴らしい結果を残してくれました。9区の富田は10位に追いついたものの後半離されてしまって区間10位、総合では11位で10位と38秒差となることに。ここで追いつけていれば…後半ちょっと離されすぎましたね。10区の長倉は区間10位、必死で前を追いましたが26秒届かず…全日本3位だった明治ですが、箱根では11位でまさかのシード落ちとなってしまいました。

12位:中央大学

6区の若林が区間5位、58分45秒と好タイムでまずは前を追っていくことに。一斉スタートだっただけに、6区が大事になりますがここで抜け出したのは大きかったです。7区の中澤も区間5位の走りで続き、総合17位に浮上することに。往路とはうってかわって、復路は素晴らしいスタートとなりました。8区の三浦は区間7位でさらに3つ順位を上げて総合14位。ただ、往路を走ると思っていた三浦が8区ということはやはり万全では無かったのかなあ。


9区の手嶋も区間7位でさらに2つ順位を上げて総合12位、ここまで揃って好走を見せるのもすごいですね。中央の選手層の厚さを見せてくれたかな。10区の川崎も区間5位で総合12位でのフィニッシュ、復路は5区間全てで5~7位と抜群の安定感でしたね。それだけに、往路の苦戦がもったいなさすぎましたが…往路が苦しかったからこその復路爆発だったのかも。来年度こそシードを獲得してもらいたい。。。

13位:神奈川大学

6区の宇津野が区間12位とまずまずの走り、期待のルーキー1人目がまずは結果を残し、総合8→6位に浮上しました。1区からここまでは完璧に近いレースだったのですが…7区の落合が区間17位、ここで6→11位と一気にシード圏外にはじき出されてしまったのは厳しかったですね。往路シード圏外の大学が強かったのももちろんありますが…8区の安田響は区間11位、何とか区間中位でまとめましたが、シードとは1分ほど離されることに。過去3大会では安田も最も良い走りを見せてくれましたが…


9区にルーキーの高橋を起用しましたが、ここでまさかの区間最下位に沈むことに。持ちタイムを伸ばし、箱根予選でも結果を残している期待のルーキーですが、さすがに23km区間の9区、それもシード争いという状況は厳しかったかな。その一方で、10区のルーキー佐々木は区間2位の素晴らしい走り、総合15→13位と2つ順位を上げてのフィニッシュとなりました。復路は良い区間と悪い区間の差が激しかったですが、ルーキー3人を含む全員が3年生以下だった復路、今後に向けても希望が持てるのでは。

14位:日本体育大学

6区の菅沼が区間17位と苦しいスタート、シードを狙う上では外せない6区で遅れてしまったのはさすがに厳しかったですね。そんな中でも7区の森下は区間9位、16→14位と2つ順位を上げてきました。しかし、8区の大内宏は区間17位で再び総合16位に下がることに。前年度よりは戦える復路でしたが、やはり厳しいかなあ。予選会やタイムを伸ばしても、箱根本戦で結果を出すのがいかに難しいか。


そんな状況で前回あと一歩タスキを繋げなかった野上が区間5位の走りで前回のリベンジを果たしたのは良かったですね。しっかりとタスキを繋ぎ、16→14位と再び順位を上げました。10区の名村は区間17位も何とか総合14位は守ってのゴールとなりました。前年度よりは良かったですが、良い区間と悪い区間の差が激しかったですね。監督が正式就任してまだ半年ですし、今後のチーム作りに期待かな。

15位:拓殖大学

往路は10位だったものの、6区の佐々木が区間18位に沈んでしまい総合14位まで下がることに。どうしても6区は上手くスタートすることが出来ませんね。往路が良くても復路ですぐにシード圏外にはじき出されてしまう。。。7区の吉村も区間16位で総合15位に下がることに。結果として往路の吉原、復路の児玉、桐原と主力をこれだけ欠いてしまってはどうしようもありません。


8区の江口が区間13位で走ったのはまずまずだったかなあ。総合15位は守る走りとなりました。9区の竹蓋は区間15位で総合16位に1つ順位ダウン、箱根予選でも苦しみましたが、箱根でもちょっと上げきれなかったかなあ。10区の工藤は区間13位で1つ順位を上げて総合15位でのゴールとなりました。5区間とも区間13位以下というのは、厳しい結果でしたね。ベストメンバーとも程遠い陣容だったので仕方ありませんが。。。

16位:城西大学

6区の野村が区間11位、59分11秒で走ったのはまずまずと言えるでしょう。5,6区の山を1年生がしっかりと走ってくれたのは今後に繋がります。7区の藤井も区間13位でまとめ総合12位はキープしました。現実的にはシードが厳しい状況でしたが、よく粘りましたよね。しかし、8区のルーキー新井は区間19位に沈んでしまい、総合13位もシードは絶望的な差に…ルーキーが揃って好走するのはなかなか容易ではないです。


9区の宮下は区間13位とまずまずの走り、宮下を9区まで残せる布陣になったのは、城西にとっても収穫だったかなあ。往路に戦力を注ぎ込みつつも復路も粘れる布陣でしたからね。10区の雲井は区間19位で3つ順位を落とし総合16位でフィニッシュすることに。雲井もタイムは決して悪くは無いのですが、3大駅伝・予選会では最後まで苦しみました。。。

17位:法政大学

6区の須藤が区間15位、ずっと下り候補として名前が挙がっていましたが、最初で最後の箱根はちょっと厳しいものだったかなあ。監督の期待は相当大きかったようですが…7区の田辺が区間18位、4年生で唯一の3大駅伝経験者でしたが、最初で最後の箱根はほろ苦いものになりました。総合でも18位まで下がってしまうことに。8区の糟谷は区間12位とまずまずの走り、4年生が復路6~8区に続けて起用された4年生ですが、糟谷以外はもう一歩だったか。


9区の川上は区間17位、往路候補とも言われて長い距離でも結果を出していただけに期待の選手ですが、この走りはちょっと残念だったかなあ。2年生は今後主力となっていってほしいのですが。10区の中園は区間15位、2年連続の箱根出場となりましたが、これまたもう一歩かなあ。復路は全て12位以下という結果で見せ場は作れず…1区鎌田の区間賞は最高のスタートでしたが、2区以降はずっと辛い展開でした。

18位:国士舘大学

曽根が区間9位、59分ちょうどと上々のスタート、2年連続6区で1桁順位は上出来と言って良いでしょう。7区の荻原も区間14位で1つ順位を落として総合16位ともう下位に沈み続けることはなくなってきましたね。徐々に区間15位以内で走れる選手が増えてきました。8区の清水悠は区間16位で総合17位とまた1つ順位を下げることに。なかなか、浮上のきっかけを掴むのは難しいです。


9区の三代は区間19位で総合18位に下がってしまうことに。三代も着実に力をつけてきましたが、今回は復路で最も苦しい走りになってしまいました。10区の綱島は区間16位で総合順位は変わらず18位、国士舘も最下位にはならなくなってきましたが、なかなか総合15位以内は遠いです。。。4区間で区間14位以下ではなかなか順位を上げるのは難しいですよね。

19位:山梨学院大学

6区の日影は区間10位と上々の走り、6区候補と言われていましたが、最初で最後の箱根でこの走りは素晴らしいです。しかし、7区の木山は区間19位で総合19位に再び下がってしまうことに。ここからはやはり厳しい戦いとなることに…8区の篠原は区間最下位、木山とともに起用された2年生コンビは苦すぎる箱根デビューとなりました。


9区の遠藤も区間18位という苦しい走りで総合順位は変わらず。箱根予選で結果を残してきても箱根で結果を残すのは本当に難しい。ここで繰り上げスタートという憂き目に合いました。10区の渡邊も区間18位で7区以降は全て区間18位以下に沈むこととなりました。箱根予選では素晴らしい走りで出場を勝ち取りましたが、2年ぶりの箱根は1区から厳しいレースが続いてしまいました。

20位:専修大学

6区の南里樹は区間16位、往路はずっと19位以下に沈んでいたことを考えると、初めての18位以上の走りとなりました。しかし、7区の成島は再び区間最下位に…これで5区間目の区間最下位となってしまいました。やはり、箱根を走るにはまだまだ持ちタイムも経験も戦力も厳しいです。8区のルーキー水谷は区間18位、この経験は今後に活かしてほしいところ。


9区の辻は区間16位、箱根予選に出場していませんが、最も1万のタイムが良い4年生が何とかまとめてくれたかなあ。10区の服部は区間14位で10区間で最も良い順位となりました。服部も箱根予選は走っていませんが、そんな二人が9,10区でチーム内では区間上位の走りを見せてくれたのが、良かったかなあ。2年連続の予選通過に向けてまだまだ狙えるだけの戦力は維持出来そう。

20位相当:関東学生連合

6区の大川(東京経済)が区間14位相当とまずまずの走り、一斉スタートだっただけに、この走りが出来たのは大きかったですね。7区の小坂(日大)も区間12位タイ相当と上々の走りだったかな。日大も来年度に向けて小坂の得たものは大きいのでは。8区の高槻(東農大)も区間12位相当ですから、ずっと中位で走っているんですよね。高槻はまだルーキーですし、東農大も徐々に復活への道筋が見えてきたのかな…


9区の町田(駿河台)は区間12位相当とこちらも区間中位の走り、往路は予定の区間配置ができなくて苦しみましたが、近い走力の選手が揃う関東連合の場合、復路は相対的に強くなりますね。10区の松川(芝浦工業)は区間6位相当と10区間中ベストの区間順位、復路は区間11位相当ですから目論見通りシードラインを争えるだけの戦力を揃えてきたんですよね。1度箱根出場した選手は関東連合に出場出来ない今のルールだと、なかなか往路で粘るのは難しいですが、今回の復路は十分に見せ場を作ってくれました!!

陸マガ5月号が4月14日に発売されます。長距離としては、HONDA特集(青木、伊藤、土方)が気になるところ。確かに3人とも実業団1年目の大活躍ぶりが印象深いです。


陸上競技マガジン 2021年 05 月号 [別冊付録:全国陸上競技カレンダー]