第97回(2021年)箱根駅伝 国士舘大学 区間配置予想 ~予選中位通過の次は本戦で結果を残すのみ~

本日は国士舘大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根は1区最下位スタートと出遅れると、2区ヴィンセントでも巻き返しきれず、一度も総合15位以内に入ることはなく、総合19位という結果に終わっています箱根予選では、ルーキーの台頭などもあって5位通過、9年前に3位通過を果たして以来の高順位となりました。エントリーメンバー箱根成績(直近5年)はこのようになっております。

4年生:鈴木 大介、杉本 日向、加藤 直人、曽根 雅文、孝田 拓海

3年生:R・ヴィンセント、荻原 陸斗、三代 和弥、清水 拓斗、

     木榑 杏祐、長谷川 潤、島村 広大

2年生:綱島 辰弥、清水 悠雅

1年生:山本 龍神、中西 真大

箱根予選を走った12人からは、10番手の152位だった福井が唯一外れていますが、他は順当にエントリー。前回の箱根で1区を走った荻原、10区を走った孝田がともに箱根予選ではエントリー漏れとなりましたが、箱根16人にはきっちりと入ってきました。これで箱根経験者のエントリー漏れは無いことに。ギトンガはエントリーされずに3大駅伝を走ることは叶いませんでしたが、ヴィンセントが圧倒的な強さですから仕方ないか…


自己ベストを更新している選手も多く、16人中14人が5千か1万で今年度ベストをマークしています。その結果、ヴィンセントが27分台で抜けてはいますが、29分前半が5人、あらに29分台後半が10人で16人揃います。1万で16人全員が30分切りを果たしているのは、頼もしいデータですよね。むしろ、最低限1万で29分台を出せなければ、箱根にエントリーさえ果たせないレベルの争いになってきたとも言えます。


国士舘が箱根に復帰した際は区間最下位やブービーの区間が非常に多くなってしまいましたが、近年は徐々にもう少し上位で走れる選手も増えてきており、前回はエースのヴィンセント以外にも区間1桁が1区間、復路は5区間とも区間17位以内と大きく下位に沈むことも無くなってきました。もちろん、この区間順位ではなかなかシード争いは厳しいのですが、それでも着実にチームとしての成長は伺えます。そんな国士舘大学の区間配置予想は以下の通りです。

山本①ーヴィンセント③ー清水拓③ー木榑③ー孝田④
曽根④ー長谷川③ー中西①ー荻原③ー清水悠②

~往路~

1区は山本、箱根予選でチーム4番手と好走していること、本人も希望していること、1万でベストを29分20秒まで伸ばすなどルーキーらしからぬ安定感と存在感を発揮しています。2区に大エースが控える国士舘にとって最重要区間の1つである1区ですが、勢いのあるルーキーに託すのも面白そう。


2区はヴィンセント、ここはもう鉄板でしょう。前回は1区最下位という苦しい順位でしたがそれでも区間4位でまとめていますし、2年前にトップに立ったように、2区終了時で出来る限りトップに近い位置でレースを進めたいところ。


3区は清水拓としました。2区の前後は非常に大事になる区間であり、最も苦戦している区間の1つでもあります。過去5大会で最も良かったのが区間18位ということからもその苦しさが分かるかと。清水拓は箱根予選でチーム3番手で走っている選手、監督も主力の1人として認めていますし、1万も29分22秒まで伸ばすなど好調を意地、3区を任せるに相応しいかなと。


4区は木榑、箱根予選はチーム5番手で走り、2年連続100位前後と安定している選手、5千、1万もベスト連発で大きく伸びてきている選手です。箱根はまだ未経験ですが、これだけの走りを見せていると往路でも見てみたくなりますし、本人も希望している4区が良さそう。


5区は孝田、3年連続で5区を担っていた鼡田は卒業、16人エントリーの中で5区を希望しているのは孝田だけでしたし、前回の箱根も10区14位とまずまずの走りを見せていますからね。3大駅伝で崩れなかった経験は大きいですし、復路の最終区間に続いて、往路の最終区間を託すのもありかなあと。

~復路~

6区は曽根、こちらは2区同様に鉄板の区間でしょう。前回6区9位で走っており、箱根予選もチーム2番手で走っている主力の1人。本人も引き続き6区希望ですし、前回以上の走りを期待出来そう。もし6区を外れるとすれば、他に任せられる選手が出て、曽根に6区はもったいないとなった時くらいかと。曽根が走れば、2区に続いて計算出来る区間となりそう。


7区は長谷川、3大駅伝は2年連続で出場していますが、いずれも区間19位以下と苦戦が続いています。それでも、3年時になって力をつけてきたと監督も評価していましたし、往路を任せられそうな選手はいるだけに、1年時に走った7区を再び任せるのも良さそう。


8区は中西、前回もルーキーだった清水悠が走った区間。この区間はルーキーが走ることが多いですし、箱根予選でチーム6番手だった中西は箱根も出場の可能性は高いです。ならば、比較的負担の少ない8区で箱根デビューをするのが安心かなあと。


9区は荻原としましました。前回の箱根は1区最下位と悔しい思いをし、箱根予選も回避しましたが、1万で29分ジャストをマークして完全復活をアピール、ならば復路の重用区間である9区も託せるのでは。この区間は上級生がずっと任せられていますし、3年の荻原としました。


10区は清水悠、前回も8区13位でまとめていますし、箱根予選もチーム8番手でした。往路で起用されてもおかしくはないのですが、選手が揃っていることを考えると、前回の1区とは逆となる10区もありかなあと。国士舘は10区に2年生を起用することもちらほらありますから。

これで箱根は5年連続の出場となりますが、この5年間で最も戦力が揃っていると言って良いでしょう。10人を選ぶのが最も難しいように思えます。実際、29分18秒のベストを持つ三代や2年連続で箱根予選チーム1桁順位で走っている綱島、箱根経験者の加藤らは外して予想していますが、いずれも箱根を走ってもおかしくない選手たちです。選手層が厚くなってきたのは箱根に向けて好材料です。


ヴィンセント、曽根といった箱根で結果を残した選手に、清水拓、山本、木榑といった箱根予選で好走し、往路も任せられそうな選手が台頭してきたのも楽しみな要素。繋ぎ区間は先述の通り、選手層が厚くなったことで調子の良い選手を選ぶことができそうですし、期待は高まります。その一方で悲願のシード獲得が非常に険しい道であることもまた確かです。


過去5大会で最も良かったのは2年前の総合18位です。前回も19位だった状況から、一気に順位を上げることは容易では無いです。実際、今回のシード争いは非常に熾烈かつハイレベルなものが予想されますから。1,3区をどちらも中位で凌いでヴィンセントの貯金を活かし、他大が主力とスペシャリストを注ぎ込む4,5区で粘り、6区で計算出来る曽根の貯金を活かして7区以降も崩れず走る…そのくらいの走りがシードには求められます。


まずは過去5大会を上回る総合17位以内を最低限とし、箱根予選順位と同じとなる総合15位以内というのが現実的な目標になるのかなあ。箱根では崩れる区間を1つでも減らしたいですし、区間15位以内、区間1桁で走れる区間を1桁でも増やしていきたいところ。5年連続と箱根に出るのも当たり前となってきましたし、箱根予選で好結果を残した次は、いよいよ本戦で結果を残してほしいです!!

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12/19(土)に「箱根駅伝公式ガイドブック2021」が発売されました。この時期は箱根駅伝関連の本が大量に出版されて、どれを買えばよいのか悩んでしまいますよね(汗)12/10以降に発売の本は箱根エントリー16人に特化し、より詳細な情報が載っているのが魅力的かな♪



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