日本選手権 10000m ~相澤が日本新記録で東京五輪内定~

2020年12月7日

長距離種目の日本選手権が昨日行われました。コロナの影響もあって例年と異なり12月の開催となった今大会、絶好のコンディションだったこともあり、上位3人がいずれも日本新記録という歴代最速の争いとなりました。レース結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通り、入賞した選手を中心に振り返ります。

1位アイザワ アキラ
相澤 晃
旭化成
宮 崎
27:18.75
2位イトウ タツヒコ
伊藤 達彦
Honda
埼 玉
27:25.73
3位タムラ カズキ
田村 和希
住友電工
兵 庫
27:28.92
4位カワイ ダイジ
河合 代二
トーエネック
愛 知
27:34.86
5位ヨロイザカ テツヤ
鎧坂 哲哉
旭化成
宮 崎
27:36.29
6位オオサコ スグル
大迫 傑
Nike
東 京
27:36.93
7位サトウ ユウキ
佐藤 悠基
SGHグループ
京 都
27:41.84
8位タザワ レン
田澤 廉(2)
駒澤大
青 森
27:46.09
1~8位

相澤、伊藤という今年の箱根駅伝2区で激しく競り合った二人が、あっという間に日本一を競り合うことに…実業団1年目で結果を残すどころじゃないですね。良きライバルの存在がお互いを高め合うということなのでしょう。旭化成の相澤は27分18秒75で従来の日本記録を10秒94も上回ってきました。27分28秒というオリンピックに出場を内定させるには、日本記録を上回って優勝しなければいけない中、しっかりと条件を満たして勝ってしまうのですから、最強です。日本長距離界を牽引し続けて欲しい。


HONDAの伊藤も27分25秒73ですから十分すぎる走りです。それでも相澤に勝てずに悔しがるところが、今後のさらなる成長を予感させます。大学4年間の成長も凄まじかったですが、実業団1年目にして日本トップクラスへと駆け上がっていきました。


前回優勝を果たしている住友電工の田村が3位、27分28秒92とこちらも日本新記録を叩き出しているのに、3位というのはいかに2人が強かったか…そして、0.92秒オリンピックの標準タイムに届かなかったのは本人も悔しいところです。田村も青学時代からロードで無類の強さを誇りましたが、実業団に進んでからはトラックでも驚異的な強さを見せています。


トーエネックの河合が27分34秒で4位、今回入賞した選手のうち残る7人は大学で驚異的な結果を残していますが、河合は麗澤大学出身、実業団で最も成長した選手と言って良いでしょう。年々成長を遂げて27分台を出し、日本選手権でも活躍するまでになってきましたが、今回はさらにこれまでを上回る走りで4位に入ってきました。


5位に旭化成の鎧坂が27分36秒で入ることに。これだけ高いレベルを維持し続けているのが凄まじい。日本歴代2位のタイムを持っていたこともあって、自己ベストには及びませんでしたが、セカンドベストが27分36秒ってすごすぎますよね…


6位に大迫が27分36秒で入ることに。マラソン日本記録保持者、オリンピック出場も決めて長い距離中心担っているのかと思いきや、1万でも自己ベストを叩き出してしまうのが大迫の恐ろしさ…トラックでこれだけのタイムを叩き出すと、やはりマラソンでもさらに期待せずにはいられません。


7位に27分41秒を出したSGHの佐藤悠基が入りました。佐久長聖高校で1学年先輩の上野が監督で日本選手権に出場したのもびっくりですが、悠基もまだ27分41秒で走れる凄まじさ…これだけ長い間結果を残し続けるのは素晴らしいの一言です。


8位に駒澤の田澤が27分46秒で入りました。自己ベストを27秒も更新し、日本人大学生No.1のタイムを叩き出して入賞したのはさすがですが、それでもトップとは28秒も離されての8位…田澤の走りも十分素晴らしいですが、実業団の強さをそれ以上に感じる結果ともなりました。

~学生~

2組に出場した日体大の池田が27分58秒をマーク、12秒ベストを更新して27分台ランナーとなりました。箱根予選や全日本の走りを見ても、もはや大学生トップクラスの選手でしたが、この大舞台でもしっかりと結果を残してきました。このタイムでも2組13位という日本選手権の恐ろしさ…もう1人2組で走った東洋の西山は28分54秒で28位と完走した選手の中では下から2番目。最後の箱根に向けてちょっと不安になる結果に…他の大学生は揃って好走していますので余計に。。


1組に出場した大学生も素晴らしい結果を残しました。早稲田の中谷が27分54秒でベストを25秒更新、チームトップタイムに返り咲くタイムも見事ですが、ラストまで先頭を争う走りも素晴らしく、一歩届かずも2位に入っています。まさにエースという走りで箱根も俄然楽しみになってきました。


早稲田のエースは中谷だけではなくダブルエースと思わせる走りを見せたのは太田、27分55秒と24秒更新して1組3位と揃って27分台を叩き出し、3位以内というのが素晴らしい。ともに全日本でも素晴らしい走りを見せていましたが、日本選手権でも揃って結果を残せるだけの強さですよね。27分台コンビを有する早稲田は他の選手も面白いほどにタイムを伸ばしていますし、3年生のダブルエースが牽引するチーム、楽しみです。


東海の塩澤も28分8秒でベストを5秒更新し5位に入っています。早稲田の二人が凄すぎただけで、塩澤も十分素晴らしい走りを見せています。名取を再び上回ってチームトップタイムをマークすることに。塩澤もトラックの強さをロードでも見せられるようになってきましたし、名取、西田とともに3本柱+スーパールーキー石原を擁する東海も箱根に向けて驚異の存在です。

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