法政大学 2020年度 箱根予選結果&箱根に向けて

続いては法政大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選は序盤から通過圏外だったのは心配になりました。その後は徐々にボーダーとの差を詰めていったものの、最後まで確信は持てない状況…結果として8位での通過を果たしました。7位とは2分41秒差、予選落ちの11位とは46秒差ですから、まさにボーダー争いの真っ只中にいました。箱根予選結果はこのようになっております。

箱根予選振り返り

チームトップは15位だった鎌田、序盤はそれほど好位置では無かったのですが、徐々に順位を上げていって15位まで上げてくるのはさすが法政のエースです。13分47秒、28分33秒と持ちタイムもエース級にまで伸ばしており、最も頼りになる選手です。2番手の33位に清家、箱根でも9区7位で走っている実力者であり、チームの主力の1人なだけに順当ではありますが、これだけ走ってくれれば十分ですよね。


3番手の79位に松本が入ってきたのは上出来と言って良いでしょう。3大駅伝・予選会初エントリーでこの走りはちょっとびっくりしました。しかし、その後13分46秒、1万で28分56秒と立て続けにベストを連発してその力を見せてくれました。一気に主力の仲間入りかな。100位以内はわずかに3人だけだったんですよね。この数値を見ても通過がギリギリだったことが分かります。


しかし、150位以内となると、4番手の109位に川上、5番手の124位に河田、6番手の128位に河野、7番手の135位に内田、8番手の139位に稲毛と一気に8人に増えるんですよね。これが結果としては大きかったですね。前半抑えた分、後半はしっかりと上げられた選手が多かったです。川上も松本同様に2年時になって伸びてきた選手、1万でも29分6秒を叩き出すなど箱根予選後も好走を見せており、こちらも楽しみな選手です。


河田は上位陣の中では唯一物足りなかった選手かなあ。鎌田、清家らと同じフリー走ながら結果的にはチーム5番手、本来であれば清家と同じくらいでは知ってほしいエース格の1人ですから。その後も記録会に出場しているものの、鎌田や松本、川上らに比べるとタイムを出せておらず、1年時ほどの勢いが無いのが気がかりです。河野は3年時になって3大駅伝・予選会初エントリー&出場となった選手、ということを考えると、まずまずの走りと言えそうかな。


内田も2年になって台頭してきた選手、この箱根予選以降、2年生の躍進が目立ちます。高校時代の実績では内田が豊富ですし、戦力となってきたのは大きい。稲毛は今回唯一出場したルーキー、持ちタイムはそれほど目立ったものでは無いだけに、上出来と言えるでしょう。


9番手の157位に徳永、10番手の158位に中園と10番手までも悪くなかったです。徳永もこれまた2年時に3大駅伝・予選会初エントリーの選手、2年生の走りがチームの成績に直結するかと思いましたが、大崩れした選手はいなかったのが大きいです。中園は箱根も経験している選手であることを考えると、他の2年生の後塵を拝したのは残念だったかなあ。二桁順位も狙える選手だと思うので…


11番手の166位に山本恭、12番手の223位に奥山となっています。山本恭も10番手にはそれほど離されなかったですし、悪くは無いかなあ。奥山は今回唯一出場した4年生ですが、その選手がチーム最下位というのは厳しいですね。。。12人中7人が出場した2年生と比べ、4年生の存在感がかなり薄くなってしまっています。

箱根に向けて

現状の戦力を考えると、往路候補の選手がだいぶ見えてきましたかね。まずは、当然前回2区を走り、箱根予選もチームトップだった鎌田は今回も2区が有力かなあ。さらに、箱根予選でチーム2番手だった清家に箱根予選で好走し、持ちタイムも伸ばしている松本、川上も十分往路候補となりそう。ここに、本来であれば前回も4区を走った河田で5人が揃うのですが・・・他の4人の好調ぶりに比べると、先述の河田の状況が気になります。準エース区間の4区8位で走っている選手なだけに、万全の状態で臨んでくれれば往路のどの区間も任せられそうなのですが。


他に往路を任せられそうな選手となるとちょっと見当たらないだけに、現状だと上述の5人の可能性が高そうです。そこに、箱根予選を走った選手を中心に復路を任せる感じになるのかなあ。松本や川上のように記録会には出ていないものの、タイムを出せるような選手の台頭がまたあればより良いのですが。箱根予選は2年生を中心に新戦力の台頭が著しかったですから。


今回の箱根予選を走った選手以外を見てみると…まずは4年生が1人でも戦力となってきて欲しいです。箱根予選を走った奥山は箱根予選後に29分39秒のベストを出していますし、出雲・全日本を経験している田辺は29分21秒を先月マーク、鈴木、糟谷といったハーフ63分台のベストを持つ選手に前回も箱根16人に入った須藤ら選手は揃っているんですよね。箱根16人には何人か入るとは思いますが、出場する10人となると1人いるかどうかかも。


3年生では、前回の全日本・箱根でともに1区を走った久納や出雲を走った人見といった3大駅伝経験者の状況が気になります。1万で29分24秒を持つ山本燎や前回の箱根にエントリーされた守角らもいます。3年生もエースの鎌田を筆頭に選手は十分揃っています。


2年生は、もう箱根予選に出場した7人がそのまま中心ですが…しいていえばこの学年で高校ベストがトップだった扇の状態が気になるくらいかなあ。河田、中園という1年時に箱根を走った選手に続く選手がどんどん出てきていますし、ここに扇も加わればさらに盤石なのですが。


1年生は、箱根予選を走った稲毛がむしろ1万の持ちタイムは最も悪く、29分32秒の宗像、29分51秒の細迫は先月ベストをマーク、松永は高校時代に29分42秒をマークしています。宗像、細迫はともに箱根予選にもエントリーされています。ルーキーも複数のエントリーだけではなく、複数人の出場も有り得そうです。


うーん、こうしてみてみると、ある程度選手は揃ってきているものの、やはり不安の方が多いですね。まず、これまでは青木、佐藤、坪井がいたため不安の無かった5,6区はいずれも経験者はいません。これまでの大きなアドバンテージは今年度失われています。ただ、監督も5,6区はある程度自信があるようですし、青木、佐藤、坪井以前にも山では特に苦戦していないんですよね。稼げずとも苦戦する区間とはならないかも。


むしろ、心配なのは1~4区かなあ。前回も1区で大きく出遅れてしまったことにより、2,3区で苦しむことになってしまいました。現有戦力を考えると、出遅れても一人で挽回出来るような選手はいなさそうなだけに、1区での出遅れは特に厳禁です。さらに、エース級が揃う2~4区で粘り、未知数の山でもしっかりとまとめる。さらにさらに、7区以降は往路ほど不安はないとはいえ、揃って崩れない走りを見せる…


ここまで揃って結果を残して、初めてシードに届くということを考えると、険しい道であることは間違いないです。箱根予選でも7位に大きく離されての8位通過ですし。しかし、かつては2012年度には箱根予選で8位通過→本戦で9位シード獲得したこともあります。前評判が良くなくとも箱根で結果を残してきた大学ですし、記録会にようやく出たことで多くの選手が自己ベストをマークするなど箱根予選以降も好結果を残しているのも好材料。今回もまた箱根で粘り強い走りを見せてシード返り咲きを目指して欲しいです!

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