中央学院大学 2020年度 箱根予選、全日本結果&来年度に向けて

続いては中央学院大学について、全日本、箱根予選の結果を振り返りつつ、来年度への展望も書いていきます。箱根予選結果全日本結果はこのようになっております。箱根予選落ちした大学の中で最も衝撃的だったのはこの中央学院大学でしょう。前回の箱根は11位でわずかにシードは届かなかったものの、それまでは5年連続でシードを獲得していたシード常連校、箱根予選ではトップ3には入るだろうと思われていたのですが…まさかまさかの12位で予選落ち、2003年から続いていた箱根連続出場が途切れてしまうことに。。。全日本も11位に終わり、3年連続でシードを逃すこととなりました。

箱根予選振り返り

チームトップは16位の栗原、箱根でも1区5位で走っているエースの1人ですし、ここは順当だったかなあ。しかし、続くのが67位の小島ということでチーム1位と2位の間が1分も空いてしまったんですよね。小島は1年の出雲で2区5位と好走している選手、ハーフの距離では目立った実績が無かったことを考えると、こちらもまずまずかなあ。


3番手の88位に高橋、4番手の97位に吉田でここまでが100位以内、100位以内が4人しかいないというのは中央学院にとっては非常事態ですよね…高橋はエースの1人で最も計算出来る選手の1人でもありますが、今回はちょっと低体温の影響もあって力を発揮出来ず…栗原と同じように稼ぐ役割を期待されただけに痛かった…吉田は2年時まで3大駅伝フル出場の選手、最低限の走りは見せてくれたかなあとは思いますが、これだけ経験豊富なことを考えると、もう少し走ってほしかったか。


5番手の101位に中島、6番手の117位に畝、7番手の132位に吉本とここまでが150位以内となっています。100位以内も少ないですが、150位以内も少なすぎる。。。中島は3大駅伝・予選会通じて初エントリーの2年生ということを考えれば、ある程度しっかりと走ってくれたのでは。今後も楽しみな選手です。畝はもうチームどころか他大学も含めてのペースメーカーとなっていたような…箱根も5区8位で走っている実力者、117位というのは力を発揮出来たとは言えないですよね。今回は出場出来なかかった石綿・戸口も含めて4年生がとにかく辛かった。。。


吉本も中島と同様に初エントリー&出場となった2年生、小島・武川が抜けた存在かと思っていましたが、2年生がどんどん台頭してきているのは来年度に向けても心強いです。吉本も主力となってくれれば。8番手の184位に川田、9番手の186位に武川、10番手の190位に伊藤ということで何とか200位以内に10人は揃えましたが、中間どころが空いてしまったのが痛すぎた。


川田は今年14分0秒を出すなど伸び盛りの選手、ハーフのタイムも悪くないだけに期待の選手でしたが、今回はもう一歩の走りになってしまったかなあ。武川は大学から陸上を本格的に始めたのに、いきなり箱根6区で爆走したことで驚かせてくれた選手ですが、今回は悔しすぎる結果に…伊藤は高校時代から実績のある期待のルーキーですが、予選会デビューは苦しい結果となってしまいました。


11番手の236位に松井、12番手の266位に馬場と3年生コンビが厳しい結果となりました。ともに3大駅伝・予選会初エントリーだった選手ではありますが、同様だった2年生がずっと良い走りを見せていたことを考えると、ルーキーを10番手にはしてほしくなかったですよね…苦しんだ選手のうち、誰か一人でも本来の走りができていれば通過も出来ていたかと思うと、本当に残念ですよね。。。箱根でもシードを狙えるだけの力はあったはずなのですが。

全日本振り返り

1区の武川は区間15位、トップと25秒差ですから大きく出遅れたわけではないですが、苦しい位置でのスタートとはなってしまいました。2区の小島は区間15位とこちらは苦しい走りで総合でも15位は変わらず…勝負レースでは外したことが無かったのですが、今回はもう一歩だったかなあ。3区にエース格の栗原を起用するのは戦略的にもぴったりだったと思いますが、区間11位とこちらも力を発揮するには至らず…箱根予選であの結果になってしまってから、2週間で立て直すのは肉体的にも精神的にも難しいですよね。


4区の戸口は区間17位…箱根予選を回避していた時点で万全ではなかったことは予想がつきましたが、全日本でも厳しい結果となってしまいました。ハーフ61分台を持つ主力の1人なのですが…5区の中島は区間10位、箱根予選に続いてしっかりとまとめてくれましたね。今回10位以内で走ったのは他に8区の高橋だけですし、今後に向けて期待がもてる走りだったのでは。6区のルーキー伊藤は区間14位、主力でさえ合わせられなかっただけに、伊藤がこの区間順位なのはある程度仕方ないかなあと。


7区の畝は区間12位、最低限の走りではあったと思いますが…畝の力を考えるともう少し走っても良かったという感じかなあ。2年時までを考えると、エース区間を担うまでに成長を遂げたのは素晴らしいです。8区の高橋は区間7位で3人を抜いて11位でのゴール、最後にエースの意地を見せてくれたかなあ。1年時から主要区間を担ってきた選手ですが、最後まで頼もしい走りを見せてくれました。

来年度に向けて

本当に中央学院が箱根に出られないのは残念ですが…ちょっとした綻びが重なった結果だったのかなあ。石綿がエントリー漏れ、戸口も調子が上がらず外れたことで稼ぐ選手、集団を引っ張る選手が減ってしまったこと、さらにトップ通過、本戦5位を狙うと選手が口にしていたように、5連続で箱根シードを獲得していたこともあり、ちょっとだけ予選会を軽視していた部分もあったのかもしれない。予選会を経験している選手が1人もいなかったのは、中央学院と法政だけですから。法政も実際苦しみましたし…


そこに他大からのある意味信頼ということでペースメーカーにされてしまったこと、さらに低体温症などのアクシデントもあって、箱根予選落ちという悲劇を生んでしまいました。高速レースとなってしまったことも、中央学院にとっては嬉しく無かったかなあ。どちらかと言えば叩き上げの選手が多いチームですし、消耗戦のような展開の方が得意だったかも。


しかし、予選落ちしてしまったものは仕方なく、来年度は当然1年での箱根復帰を目指すこととなります。3年生では、エースの栗原が健在、3大駅伝経験豊富な吉田に出雲に出場経験のある青柳もいます。箱根予選で悔しい走りとなった松井、馬場も当然戦力として今回を遥かに上回る走りが期待されます。全日本予選を走っている小野や今回の全日本にエントリーされた糸井、松井もいますし、来年度は最上級生としてチームを牽引していって欲しいです。


最も楽しみなのは2年生かもしれません。来年度はチームの中心となってほしい小島、武川という3大駅伝で好走経験のある選手に中島が一気に主力へと名乗りを上げてきました。吉本・川田も箱根予選を今回経験した選手で持ちタイムも伸ばしてきているのは楽しみ。さらに、まだエントリーは無いものの松島が1万で29分5秒と高タイムをマーク、来年度戦力となってくれそうな期待があります。上級生に選手が揃うことになる来年度はやはり楽しみ。


1年生は現状箱根予選も全日本も出場した伊藤が抜け出た存在ですが、飯塚が5千で14分19秒をマーク、14分25秒のベストを持つ川崎もいます。記録会に出場した選手が少ないこともあって、まだ2,3年生に比べると戦力的にはかなり厳しいですが、中央学院の育成力を考えると来年度戦力となる選手が何人も台頭してくることでしょう。


こうして戦力を見てみると、とても箱根予選落ちするものではないというのは明らかです。今回上手くいなかった原因を徹底的に見直し、まずはあらゆる面で万全の状態で来年度の箱根予選に臨めるようにして欲しいです。それだけ予選通過は十分狙えると思いますが、その先を狙うにはエース級も中堅どころも新戦力も含めた戦力アップは必要不可欠です。今回の箱根予選落ちを経験したことによって中央学院はさらに強くなったと言われるような結果を来年度以降残していって欲しいです!!

12/19(土)に「箱根駅伝公式ガイドブック2021」が発売されました。この時期は箱根駅伝関連の本が大量に出版されて、どれを買えばよいのか悩んでしまいますよね(汗)12/10以降に発売の本は箱根エントリー16人に特化し、より詳細な情報が載っているのが魅力的かな♪



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