八王子LD・早稲田記録会・平成国大記録会(2020/11/21) 結果 ~明治・早稲田が好タイム大連発~

昨日は八王子ロングディスタンス、早稲田記録会、平成国大記録会と様々な記録会が行われ、主に1万mに主力級が登場し、素晴らしいタイムが続出しました。Twitterでレース結果を載せてくれていますので、自己ベストを出した選手を中心にレース結果を振り返ります。明日の学連記録会もコンディションが悪くなければ、凄いタイムが続出しそう。。。

國學院大學

エースの中西大が28分17秒とベストを18秒更新し、國學院の記録保持者に。全日本はもう一歩でしたが、やはりチームを牽引するのは藤木とこの中西大ですね。

東京国際大学

ヴィンセントが27分38秒でベストを9秒更新、全日本はムセンビが走ったため、状態が気になっていましたが何も問題は無いようで…前回の箱根のように別格の走りを見せられるでしょうか。ムセンビも28分34秒、丹所も28分59秒のセカンドベストで走っています。日本人では善田が29分29秒でベストを19秒更新、最近タイムを伸ばしています。


熊谷が29分38秒でベストを21秒更新、ルーキーでは林が29分57秒、川畑が29分58秒でともに大学初の1万を走っています。

明治大学

最も自己ベストラッシュとなったのは明治、28分17秒をマークした手嶋を筆頭に櫛田が28分19秒、児玉が28分22秒、小袖が28分29秒、富田が28分35秒でチームトップ5は全員ベスとを更新。28分36秒の長倉、28分38秒の小澤、28分40秒の村上、大保と10番手でも28分40秒という恐ろしい持ちタイムに。平均も28分31秒で当然全大学トップです。


さらに、28分53秒の漆畑、樋口に28分56秒の金橋、28分58秒の丸山、28分59秒の杉と28分台は15人を数えるまでになりました。全員28分台の上位15人のうち鈴木を除く14人が自己ベストを更新となっています。


さらにさらに、29分11秒の吉川、下條に29分15秒の寺前、29分16秒の安倍、29分25秒の坂井、29分27秒の佐久間など29分台前半でも自己ベストを出した選手が多く、29分30秒の大西、29分31秒の植田らが続くなど、明治の強さ・選手層の厚さを示す結果となりました。16人選ぶのも10人選ぶのもいい意味で大変すぎます。


ただ、不安が無いわけではないです。チーム内でも信頼感がトップクラスであろう鈴木が足を痛めて1周で棄権、加藤・前田らもちょっと奮わなかったんですよね。前回の箱根2,5,6区という重要区間を走った選手の状態が気になります。どれだけ他の選手がタイムを伸ばしても替えがきかない選手はおり、まさにそんな選手たちですから。

早稲田大学

井川が28分12秒、宍倉が28分16秒でチームトップ2の持ちタイムに。中谷、太田を超えてきたのにはさすがにびっくり。さらに山口が28分20秒、鈴木が28分40秒でベストを更新しています。井川も2年になってエース格となってきましたし、山口は全日本8区の走りから力がついているのは知っていましたが、これほどとは…さらに、全日本は1人も出場しなかった4年生から宍倉が好タイムをマークしたのも大きいです。


他には半澤が29分4秒、29分17秒の柳本、29分42秒の佐藤も自己ベストが続いています。ルーキーが着実にタイムを伸ばしてきている中、半澤も良い走りだったかな。16人のメンバー入りを狙う選手たちですかね。箱根に向けて着実に戦力が増しているようです。

創価大学

エースのムルワが27分50秒でベストを16秒更新、2年生となって頼もしさがさらに増し、箱根に向けても不安はなさそう。福田が28分19秒でベストを19秒更新し、日本人エースという走りを見せています。鈴木大が29分16秒で3年ぶりのベスト更新。2年の濱野も29分39秒で39秒ベスト更新と復活して欲しい選手がタイムを伸ばしてきました。中村大も29分56秒のベストをマークしています。

東洋大学

野口が28分56秒でベストを23秒更新し、チーム4人目の28分台ランナーに。町が29分4秒で6番手に入っています。他にも木本が29分23秒、村上が29分26秒をマークするなど16人のメンバー入りを狙う選手たちもタイムを伸ばしています。ただ、主力どころが出場していなかったこともあって、早稲田・明治のベストラッシュに比べるとやはり物足りない結果に。

中央大学

三浦が28分20秒でベストを20秒更新、吉居と森凪也に割って入って2番手となっています。この3人が3本柱としてチームを牽引してくれるでしょうか。三須は28分39秒でベストに3秒届かずもセカンドベスト、中澤が29分0秒でベストを1分半更新、手島が29分8秒で16秒、畝が29分18秒で7秒、矢野が29分26秒で7秒、若林も29分26秒でベストを1秒ですが更新しています。中央もエースが万全で繋ぎ区間を争う選手たちの争いも激しいという良いチーム状況のようです。

城西大学

菊地が28分8秒でベストを39秒更新し、城西の記録保持者に。今年度は外すレースもなく頼りになるエースとなりました。小島が29分45秒、藁谷が29分46秒、新井が29分49秒、石松が29分50秒、小島が29分51秒、成田が29分57秒で29分台でのベストをマークしています。石松以外は下級生ということで、箱根予選に出場した1年生5人だけではなく、下級生の成長が著しいです。

神奈川大学

ルーキーの小林が29分17秒でベストを40秒更新、宇津野や高橋、佐々木など即戦力ルーキーが多くいる神奈川大ですが、また一人楽しみな選手が出てきました。他には平塚が30分27秒でベストを21秒更新しています。

国士舘大学

三代が29分18秒でベストを17秒更新、山本龍が29分20秒でベストを1分27秒更新し、チーム4,5番手となっています。島村も29分42秒でベストを11秒更新しています。29分台を10人揃えるのがやっとという状況から、10番手でも29分38秒、29分台はもう20人を超えるほどに選手が揃ってきました。

法政大学

鎌田が28分33秒、松本が28分56秒でチーム1,2番手を占めることに。先週も5千で13分40秒台を出していた二人が今回も28分台の好走。鎌田がエースとして抜けた存在から松本も一気にエース格になってきました。川上が29分6秒でベストを46秒更新し4番手、田辺が29分21秒でベストを20秒更新し5番手、ルーキーの宗像も29分32秒で大学初の1万をまとめて7番手、奥山が29分39秒でベストを59秒更新し9番手とトップ10のうち6人が自己ベストとなりました。


29分46秒でベストを58秒更新した河野、29分48秒でベストを9秒更新した糟谷、ルーキーの細迫も大学初1万を29分51秒、山本恭も初1万を走り、30分18秒でした。松本・川上という2年生が大躍進して箱根も楽しみになった一方、河田がなかなかタイムを伸ばせず、箱根予選ももう一歩ということで気になる…今回も29分35秒のセカンドベストに留まりましたし…4年生も田辺、奥山、糟谷らがタイムを伸ばし最初で最後の箱根出場を虎視眈々と狙っています。

拓殖大学

ラジニが28分35秒でセカンドベスト…箱根予選で全体トップの走りを見る限り、ベストの27分51秒も更新するかと思いましたが、今回はもう一歩だったかなあ。箱根にはしっかりと合わせてくれるかと思いますが。

専修大学

ルーキーの水谷が29分38秒で2番手、茅野が29分40秒でベストを15秒更新し4番手、国増が29分45秒で12秒、成島が29分50秒で4秒、南が29分52秒で8秒ベストを更新し、チーム7~9番手に浮上とトップ10のうち5人がベストを更新しています。あまり大きくタイムを伸ばす選手はいませんでしたが、確実に力をつけていることは見せてくれたかな。

筑波大学

エースの西が28分58秒とベストを22秒更新し、チーム2番手に。5千で13分台、1万で28分台、ハーフ61分台という3部門全てで素晴らしいタイムを持つ選手になりました。もちろん、勝負レースでの実績も抜群です。

中央学院大学

畝が29分21秒で4秒ベストを更新し、10番手に入っています。吉本、坂田が29分34秒、ルーキーの伊藤が29分35秒でそれぞれ自己ベストを更新するなど3年生以下もタイムを伸ばしてきました。来年度の復活に向けて選手は十分すぎるほど揃っていますし、早急にチームを立て直して欲しいです。

上武大学

ルーキーの額賀が29分57秒でベストを1分5秒更新、山林が30分10秒で初の1万を走っています。楽しみな選手が多い上武のルーキーですが、タイムとしてはまずまずかなあ。上武も1万で30分切りも20人ほど揃えるまでになってきたのですが、それでも平均28分台がもう14チームもいるなど凄まじいことになっていますから、このタイムでもなかなかに箱根復活への道は険しそう。。。

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