城西大学 2020年度 箱根予選、全日本結果&箱根に向けて

続いては城西大学について、全日本、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果全日本結果はこのようになっております。 前年度の箱根予選では15位と大惨敗を喫し、これだけ下位に沈んでしまうと箱根即復帰は厳しいのでは?と思いきや、3位と上位通過とびっくりさせられました。城西がこれだけ上位で箱根予選を通過するのは、ちょっと記憶にないほどです。その一方で全日本では2区終了時ではトップに立ちながら、関東勢最下位の16位…両極端なレース結果となりました。

箱根予選振り返り

チームトップは8位だった菊地、前年度も31位で走っているエースの1人ですし、上出来の走りだったとは思いますが、このくらいの順位で走っても全くおかしくない実力者です。一方でチーム2番手の13位に砂岡が入ってきたのは衝撃的でした。確かに持ちタイムはどんどん伸ばしてはいましたが、1年の出雲以来3大駅伝・予選会のエントリーさえ無かった3年生、それが大事な場面で素晴らしい走りを見せてくれました。


3番手の18位に菅原、前回の箱根予選こそ84位でしたが、本来であれば菊地とならぶエース格の1人であり、このくらいの順位で走るべき選手ですよね。20位以内に3人がいるというのも素晴らしいですし、稼ぐべき選手たちがしっかりと貯金を作ってくれました。


チーム4番手の49位に梶川、65位に藤井が入り100位以内は5人となっています。梶川は3大駅伝・予選会に出場経験の無い4年生なのですが…砂岡といい初出場の選手がしっかりと合わせられたのが凄いですよね。こういう選手が複数人出てくると、チームも一気に勢いづきます。上級生が上位4人を占める中、2年の藤井がここに入ってこれたのも大きかったかな。持ちタイムとしては1万も29分36秒と他の主力たちに比べると劣りますが、大事な勝負レースで結果を残せるのは大きな強みです。


6番手の111位に宮下、7番手の115位に山本唯、8番手の125位に山本樹が入ってきました。100位以内は5人と決して多くは無いですが、中堅どころもしっかりとまとめています。宮下は1万で29分33秒のベストは持っているものの、3大駅伝・予選会のエントリーは初めての選手ですから、この走りは上々と言えるでしょう。今回はルーキーが5人走ることでやや不安もあった城西ですが、山本唯、山本樹がこの位置で走ってくれたのはチームにとっても大きかったですね。残る3人はチーム内のワースト3となってしまっただけに…


9番手の144位に雲井、10番手の159位に野村が入っており10番手でも159位にとどまったのが3位通過に繋がりました。雲井は持ちタイムを考えると、もう少し上位で走って欲しいところなのですが…勝負レースとなるとそこまで力を発揮しきれないのが気になります。これまでの勝負レースでは最も良い結果だとは思いますが…野村は1万で29分39秒を持つルーキー、高校ベストは14分43秒ですし、崩れること無くよく走ってくれたと思います。


11番手の221位に山中、12番手の237位に堀越とだいぶ10番手の野村とはタイム・順位ともに離される結果となってしまいました。ともにルーキーでもちろん仕方ない部分もありますが、やはり200位オーバーとなると、ちょっと苦しい走りだったという印象になってしまいます。

全日本振り返り

箱根予選でチーム上位8人がそのまま出場することとなった全日本、平等ですし、分かりやすくて良いなあ。1区の砂岡が区間2位、トップとも3秒差と最高のスタートを切りました。箱根予選・そして全日本と続けて結果を出すこの走り、本物ですね。箱根でも重要区間で十分結果を残してくれそう。


2区は2年連続で菊地、前年度は区間12位に沈んでしまいましたが、今回は区間2位としっかりと合わせてきました。この走りでチームはトップに浮上することに。本当に頼りになるエースです。3区の菅原は逆に前年度同区間で2位と好走しているにも関わらず、区間13位に沈んでしまったのは残念でした。。。箱根予選、全日本の両方に毎年合わせるのは容易ではないです…


4区の宮下も区間14位、この走りで3→9位と6つ順位を落として圏外に下がってしまうことに…5区の藤井、6区の山本樹はともに区間16位という走りで総合でも15位まで下がってしまうことに。箱根予選でチーム上位で走っている選手たちが揃って下位に沈んでしまうのは、もちろん箱根予選の疲れもあるでしょうが、ちょっと箱根に向けて不安の残る結果となりました。


7区の山本唯が区間13位だったのは仕方ない…というかよくエース区間を走ったと思います。殆どの大学が上級生にこの区間を任せており、関東勢でルーキーが走ったのは山本唯だけでしたから。ただ、8区の梶川がまさかの区間23位に沈んでしまい、総合16位とさらに1つ順位を下げることに。箱根でチーム4番手で走った選手がここまで下位になってしまうとは。箱根予選との差異が最も大きくなる区間となりました。

箱根に向けて

箱根予選の走りを見れば、箱根に向けて非常に期待できそうと思える一方、全日本の走りを見ると3大駅伝本戦ではやはり厳しいのでは?と両方の思いが入り混じります。まずは箱根予選を走った選手が当然箱根でも中心となってくるでしょうし、特に砂岡、菊地、菅原は往路を任せられることになるでしょう。全日本と同様の1~3区(砂岡→菊地→菅原)となっても全く違和感は無いです。いずれも箱根にはしっかりと合わせてくれることでしょう。


梶原はどちらかと言えば復路が良さそうな気がしますが、箱根予選の走りを見れば往路もあり得るのかなあ。5,6区は経験者が1年時に6区を走っている菊地だけですし、再度の6区は考えにくいですから、実質未知数ということになりそう。箱根予選を走ったルーキー5人衆も当然何人かは出場するかと思いますが、復路の可能性が高そうかなあ。ちょっと往路を任せるには不安が残ります…また、過去2大会はルーキーが6区を任されており、三度山を下るルーキーが現れる可能性もありそう。


城西は箱根経験者が5人(関東連合で出場した菅原を含む)いますが、今回の全日本に出場したのは3人だけです。2年前の箱根を10区4位で走っている大里、前年度の箱根予選で34位、全日本4区5位で走っている松尾はともに箱根予選、全日本でエントリー漏れとなっており、箱根に万全の状態で挑むことが出来れば、大きな戦力となりそう。ともに往路を任されてもおかしくない選手ですから。


他の選手を見てみると…4年では全日本で7区経験のある田部、箱根予選を経験している野上らがおり、3年ではともに1万で30分前後のベストを出している石松、北村や1年の出雲を走っている山本嵐らがいます。2年は他に1年時に箱根予選を走っている熊谷くらいかなあ。他の学年に比べると、現状は質・量ともにかなり差をつけられているかなあと。ルーキーでは、5千でこの学年トップとなる14分15秒を持つ山下がどれだけ絡んでくれるかくらいですかねえ。既に箱根予選に5人も出場していれば、他の選手はそうそういないです。


こうしてみてみると、ベストメンバーで臨める前提であれば、往路もある程度任せられる選手がいて、復路も選手は選べるだけの状況にはあると思うんですよね~箱根予選の走りを見る限りは箱根でシードも?と期待が高まりましたが、全日本を見るとやはり箱根シード校+箱根予選上位2校の壁は厚いかなあとも感じてしまう。。。ただ、箱根にしっかりと合わせることが出来れば、十分活躍は見せてくれそうですし、3年前のように箱根予選落ちの翌年度に箱根復活→即シードの再現を見せて欲しいです。

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