国士舘大学 2020年度 箱根予選結果&箱根に向けて

続いては国士舘大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選は安定した走りを見せてくれました。これで箱根は5年連続の出場を果たしましたが、9→7→9→8→5位とこの5年では最高順位、箱根予選を5位以内で走ったのは、伊藤・藤本らを擁して箱根予選3位、箱根で11位になった2011年度以来です。箱根予選結果はこのようになっております。

箱根予選振り返り

チームトップの2位にヴィンセント、全体トップとも8秒差の60分21秒と驚異的なタイムをマークし、大きな貯金を稼いでくれました。ここは当然計算出来るとして、2番手の52位に曽根、3番手の60位に清水拓、4番手の77位に山本龍と日本人選手3人が二桁順位で走っています。曽根は箱根予選こそ未経験ですが、箱根では6区9位と好走している選手、初の箱根予選でも見事な走りを見せてくれました。勝負レースで続けて結果を残せる選手、頼もしいです。


清水拓は前回114位で走っており、箱根でも7区16位で走っている選手、前回から順位を上げてきました。持ちタイムを伸ばしており、主力となってほしい選手です。山本龍は期待のルーキーの1人、5千も既に14分3秒まで伸ばしていますが、ハーフの距離でも非凡な強さを見せています。


100位以内が4人というのは他の予選通過校と比較しても決して多くは無いのですが、110位以内では7人おり、10番手でも152位と中堅どころ、8~10番手の選手たちもよく粘ったんですよね。その走りがチームの5位という中位通過に繋がりました。5番手の木榑が106位、6番手の中西が108位、7番手の長谷川が110位で走っています。


木榑は前回の箱根予選でも95位で走っている選手ですが、2年連続で100位前後と安定感を見せてくれました。中西は高校ベストは14分41秒にとどまり、遠入や山本龍と比べると、目立った持ちタイムでは無かったのですが…1万で29分38秒をマークすると、箱根予選でも早速好走と大学に入ってからの躍進ぶりが凄いです。長谷川は1年時から箱根を経験している選手も7区20位→3区19位といずれも苦しい走りが続く状況…初の箱根予選ではまずまずの走りと言ってよいのではないでしょうか。


8番手の121位に清水悠、9番手の148位に綱島、10番手の152位に福井となっており、ここまでが10位以内となっています。清水悠は前回の箱根予選で74位、箱根でも8区13位と上々の走りを見せている選手ですから、むしろこの順位でも物足りないくらいです。そのくらい、1年目から結果を残している選手。綱島も前年度の箱根予選では113位で走っている選手です。前回よりも順位は落としてしまいましたが、最低限まとめてくれたかなあ。福井は前年度は箱根予選、箱根ともにエントリー止まりでしたが、初出場の今回でしっかりと走ってくれました。


11番手の199位に杉本、前回の箱根予選は253位ですから、そこからは順位を上げてきましたが、いずれもチーム11番手というのはちょっと物足りないかなあ。12番手の294位に三代、3大駅伝・予選会通じて初めてのエントリーですが、持ちタイムを着実に伸ばしている選手なので個人的には期待していたのですが、今回はちょっと奮わなかったですね…

箱根に向けて

箱根予選を走った選手が当然中心になってくるでしょうが、国士舘の大きな問題は、前回と同様に往路をどうやってまとめるかです。2区には絶対的エースのヴィンセントが君臨するでしょうから、1区を上手くまとめられれば、2区終了時で上位にいること、前々回の箱根のようにトップに浮上することも可能です。ただ、前回1区を走った荻原は区間最下位となってしまいましたし、正直誰が走ったとしても高速化の進む1区では厳しいレースになるのではないかと…


さらにヴィンセントが好位置まで順位アップしてくれるとして、3区も大事になってきます。過去2大会は区間18位、19位と下位に沈んでしまい、一気に順位を下げてしまっていますからね…また、3年連続で5区を走っている鼡田も卒業としてしまいましたから、正直ヴィンセントが走る以外の往路4区間は不安かなあ。前回往路を走っている荻原、長谷川に前回の復路を走っている清水拓、清水悠、孝田に箱根予選で好走した木榑や山本龍、中西らが往路を争う感じになるのかなあ~


個人的には都大路1区で快走を見せた遠入が箱根1区を走れれば面白いと思っていたのですが、先月の記録会でも1万は30分24秒にとどまっていましたし、難しいのかなあ…1年目からエース級の活躍を期待していたのですが…往路に比べると、復路は前回も大きく崩れること無く走れていましたし、6区は曽根が健在です。以前は区間下位に沈むことが多かった復路ですが、1桁順位まではいかなくともある程度戦えるようになってきました。


国士舘は今年度タイムを伸ばしてきた選手が多く、前回の箱根1区を走った荻原は1万で29分0秒を叩き出して復調をアピール、箱根でも十分戦力として計算出来そう。1年時の全日本予選にエントリーされている2年の松前も1万で29分32秒を先月にマークしています。1万で30分切りを果たしている選手はもう20人ほどで、箱根16人全員30分切りで臨めるくらいですから、徐々に選手層も厚くなっているように思えます。


箱根は過去4大会で20→19→18→19位といずれも18位以下と苦しいレースが続いていますが…戦力が整いつつあること、箱根予選でも5位とこの5年で最も良い走りを見せられたことを考えると、過去4大会を上回る結果は十分に狙えるのではないでしょうか。先述の通り、とにかく往路を何とか大崩れせずに耐え、復路も粘りの走りで1つでも上の順位を目指して欲しいです!!


11月13日に陸マガ12月号が発売されます。それは良いのですが・・・駒澤ファンでも戸惑うほどの駒澤!!!の表紙・・・普段のように、駒澤と東海が並走しているところがメインで、サブにシードを獲得した選手のゴールシーンみたいなので良いと思うのですが(汗)



陸上競技マガジン 2020年 12 月号 [雑誌]