日本体育大学 2020年度 箱根予選・全日本結果&箱根に向けて

続いては日本体育大学について、全日本、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果全日本結果はこのようになっております。 箱根予選は安定した走りで6位通過、全日本は総合12位でシード落ち、過去5大会は全て総合12~14位となっており、ちょっと下位で安定してしまっていますね…

箱根予選振り返り

エースの池田がチームトップの7位と圧巻の走りを披露、走るべき選手がきっちりと走ってくれるのは大きいですね。3大駅伝の実績も踏まえると、現状は抜け出たエースとなっています。チーム2番手の22位に藤本が入り、前回の14位に続いての好走と1年目から2年連続で結果を残しているのがさすが…


チーム3~7番手は63位の岩室、72位の菅沼、82位の福住、85位の大内宏、87位の野上と続き、岩室~野上まではわずか11秒の間に5選手がいることになります。ここは集団走が上手く機能したと言えそう。3年時の苦しい時期を乗り越えて戻ってきた岩室に今回が3大駅伝・予選会通じて初出場だった菅沼、福住の走りも光り、トップ5のうち4人が4年生という結果となりました。


チーム8番手~10番手は134位の村越、142位の岡嶋、149位の森下となっており、ここもわずか4秒差で3人が走れています。順位としてはそれほど良いわけではありませんが、10番手まで遅れないことが大事ですからね。前半から最後まで全体としてはボーダー争いに巻き込まれることもなく6位通過を果たせたのは良かったです。


その一方で気になるのはチーム11番手の嶋野が232位、12番手の盛本が280位と下位に沈んでしまったこと。10番手と11番手で57秒も差がついてしまっています。嶋野は箱根を走っていますし、盛本は前回66位だった選手、経験のある選手が苦戦したのはちょっと今後に向けて不安も残るところ。

全日本振り返り

1区の岩室がトップと26秒差も区間17位、順位よりはタイム差の1区ではありますが、これだけ順位が下位なのはちょっと厳しかったです。2区のエース池田が11人抜きの好走で17→6位と一気にシード圏内に浮上、箱根予選に続いてさすがエースの走りを見せました。しかし、続くエースである藤本が区間12位と奮わず、6→9位とシード圏外に下がってしまうことに…藤本の力からすると、前回の箱根に続いて3大駅伝で結果を残せていないのが気になります…


4区の菅沼、5区の福住と箱根予選でともに上々の結果を残した二人が全日本でも揃って10位とまずまずの走り、こういう叩き上げの4年生は大崩れすることがなく、信頼がおけます。箱根予選には出場しなかった名村が3大駅伝初出場となり、6区11位とこちらもまずまずかなあ。エース区間の7区に抜擢された大内宏はさすがに厳しかったか区間15位…それでも総合10位は維持しています。


しかし、8区野上が区間15位で2つ順位を下げて総合12位という結果になりました。エース格を2,3区に投入する前半重視の作戦はありだとは思いますが、結果的には最重要区間である7,8区がともに区間15位と下位に沈んでしまい、順位を落とす結果となりました。

箱根に向けて

箱根予選、全日本の結果を見ると、収穫も課題も見えたのではないでしょうか。まず、4年生の復活・台頭は大きく、岩室は万全であれば箱根でも往路への起用が見込めそうですし、菅沼、福住あたりは復路を任せられそうかなあ。ただ、現状では復路をある程度計算出来る選手はいても往路となると、一気に厳しくなりそうなのが不安。全日本でエース区間を走った大内宏、野上も往路の主要区間となると厳しそうで、どちらかといえば復路の方が良さそうなんですよね…


エースの池田が例えば2区、藤本が5区と重要区間を担うとしても、残る往路区間を確実に任せられそうな選手は箱根予選、全日本を見ている限りは出てきていないので、今後2ヶ月でどれだけ往路を任せられる選手を準備出来るのかが日体大の鍵を握ることになりそう。


今回の箱根予選、全日本は箱根経験者を多く欠いていることもあり、その復活も待たれるところです。亀田、大内宏あたりは直近の記録会で5千ベストを出しているので箱根に向けては問題無さそう。太田、松尾といった3大駅伝経験者も先月5千でセカンドベストでは走れていますから、今年度結果を残している選手に加え経験のある4年生が戻ってきてくれれば、確実に箱根に向けて選手層は厚くなることでしょう。


あまり、4年生に頼りすぎるのも来年度以降に向けて不安ではありますが、16人中半分以上は4年生のエントリーとなりそうです。3年生以下では、箱根予選をまとめた岡嶋、村越はもちろん、全日本を走っている加藤やタイムを伸ばしている齋藤、九嶋あたりにも期待したいです。現状、ルーキーは16人には入れても出場となるとまだハードルは高そう。漆畑、水金が全日本のメンバー入りを果たしていますが、1人でも戦力となる選手が出てきてくれれば。


こうしてみてみると、箱根16人を争う選手は十分に足りていそうで、後は先述の通り、主力となれる選手が出てくるかかなあ。そういうった選手の台頭が無いと、過去2大会と同様に往路で15位以下になってしまい、復路で多少巻き返したとしてもシード争いには加われないという状況が予想されてしまうので…箱根では過去2大会や全日本とは違ったシード争いに食らいつくレースを見せて欲しいです!!

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