帝京大学 2020年度 全日本結果&箱根に向けて

出雲は中止となってしまったものの、全日本は無事に開催され、3大駅伝も残るは箱根のみとなりました。本日より、私がDB管理している25大学について、3大駅伝・予選会の結果を振り返りつつ、箱根 or 来年度の展望を述べていきます。いつもどおり、順番はランダムですが…最初は帝京大学になります。全日本結果はこのようになっております。

全日本振り返り

1区に起用されたルーキーの小野がトップと27秒差も区間18位と関東勢最下位という苦しいスタート、距離が短くなったとはいえ、1区で出遅れるのはやはり2区以降が厳しくなりますよね…高校時代の実績を考えると、小野には相当期待していたのですが…ほろ苦い3大駅伝デビューとなりました。


2区の小野寺は区間9位で18→11位と7つ順位を上げたものの、こちらもエースの1人であることを考えるともう一歩だったかなあ。しかし、3区に起用された鳥飼が区間4位の好走で11→5位と6つ順位を上げて一気にシード権内に。特に上級生になってからの鳥飼の安定感が素晴らしく、主要区間も任せられるまでになりました。


4区の遠藤でさらに上位に行きたかったところなのですが…ここでまさかの区間12位に沈んでしまい、11位と再びシード圏外に…直近の記録会でもまだ万全には遠い状態でしたし、全日本に合わせきれなかったかなあ。それでも、箱根では再び爆走してくれるとは思いますが…2年連続で5区を任された橋本は2年連続で区間8位というある意味安定した走りを披露、総合9位でここから本格的にシード争いを繰り広げることに…


6区の増田が区間3位で走ったのはシードを目指す上でも箱根に向けても大きな収穫でした。ここで総合8位とシード権内に浮上、増田は自己ベストを伸ばしているとは言え3大駅伝初出場でこの走り…さすがは帝京の上級生という印象です。そして、7区の星も見事な走りでした。早い段階で國學院の藤木に追いつかれ、これは一気に差をつけられてしまうかも?と危惧しましたが、逆に突き放して区間5位の好走、9位の國學院と20秒差でアンカーへとつなぎました。星のハイレベルな安定感はキラリと光ります。


8区の細谷は前半で國學院との差を大きく広げることに成功、終盤は差を再び縮められたものの、前を行く順大を交わして総合7位、区間9位の走りでシードを獲得しました。前回は帝京が8位で順大が8秒さの9位でしたが、今回は帝京が7位で順大が3秒差の8位、似たような並びですが、ともにシード獲得は大きな差です。帝京はこれで3年連続のシードを獲得、シード常連校となってきました。

箱根に向けて

全日本の走りを見ると、ちょっと箱根に向けて不安も残りますが…前年度も似たような結果から、箱根では4位と好結果を残していますからね。今回もここから状態を上げて箱根に合わせていきたいところ。前回の箱根経験者は5人となっており、やや少なめかなあという印象。しかし、残っている5人が1~3区を含めていずれも区間1桁で走っているのは心強いです。箱根経験者が5人ではなく、箱根好走者が5人ですからね。


1~3区を走った小野寺、星、遠藤は今回も同区間を任せてもよいほどですし、小野寺は5区の経験もあって再び山を任せることも可能。中村は引き続き復路ならば問題ないでしょうし、鳥飼は前回の箱根、今回の全日本といずれも3位であることを考えると、往路を任せても問題無いのでは。さらに、全日本を走った橋本、増田、細谷といった上級生はそのまま箱根で復路を任せることも問題無さそう。小野が長い距離でも問題無ければ、当然10人には入ってくるでしょうし、これだけで、10人は揃うことになります。


ここまで名前が挙がった選手以外では、4年の谷村が3大駅伝を3度経験しており、最初で最後の箱根出場を狙うところ。同じく4年の山根や日野原といった持ちタイム上位の選手も箱根出場を争うメンバーでしょう。ここで気になるのは2年生の名前がなかなか出てこないところですね…全日本にも出場は出来ず、3大駅伝経験者はいまだに0人。前年度3大駅伝フルエントリーを果たした新井、全日本でメンバー入りを果たした北野、山田あたりに期待かなあ。1人でも箱根出場を果たしたいところです。


ルーキーは小野が抜けた存在ですが、大吉や近田、西脇ら持ちタイム上位の選手もメンバー争いに絡んでこれるか。例年に比べると選手層がやや薄くなっているのは否めませんが、それでも16人は余裕をもって選べるだけの選手は揃っているでしょうし、なんと言っても帝京は3大駅伝初出場でいきなり結果を残す上級生が多いですから。また、今年度も叩き上げの選手の快走を期待したいところ。


全日本を見る限りは前回と同じ4位をキープするのは相当に厳しそうにも思えますが、箱根では2年連続5位以内とハイレベルな結果を残しています。エース級の揃う4年生を中心に、箱根では再び帝京の粘り強さを発揮し、上位争いに絡んできて欲しいです!

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