第52回(2020年)全日本大学駅伝戦力分析&区間配置予想 ~中央学院大学~

続いては、中央学院大学の全日本大学駅伝における戦力分析と区間配置予想を行っていきます。前回の全日本では、3区終了時で17位と苦しんだものの、そこからは巻き返して総合10位という結果でシード獲得とはなりませんでした。そして、今年度の箱根予選ですよね…トップ通過候補の1校と目された中央学院がアクシデントもあってまさかの総合12位…5年連続でシードを獲得し、箱根でも11位だった大学が予選落ちとなるのですから、箱根予選は怖すぎます。。。エントリー一覧過去5年成績はこのようになっております。

4年生

前回の全日本は4区5位と好走、箱根予選ではチーム3番手も88位とやや苦しい走りになったエースの高橋、前回の箱根では3区15位、ハーフでも61分台のベストを持つ戸口、前回の箱根では5区8位、箱根予選ではチーム6番手の117位だった畝の3人。

3年生

前回の箱根では1区5と好走、箱根予選ではチームトップの16位で走っている栗原、1万で29分1秒のベストを持ち、前年度の全日本予選で2組14位で走っている小野、2年時までチーム唯一の3大駅伝フル出場、箱根予選ではチーム4番手の97位で走っている吉田、1万で29分29秒のベストを持ち、前回の箱根、今年度の箱根予選に続いてエントリーを果たしている糸井。


1万で29分30秒のベスト、箱根予選ではチーム11番手の236位と悔しい走りになった松井、1万で29分38秒のベスト、3大駅伝初のエントリーとなった坂田、箱根予選ではチーム最下位の266位と苦しい走り、3大駅伝初エントリーとなった馬場の7人。

2年生

1万で28分42秒のベスト、箱根予選ではチーム2番手の67位で走っている小島、前回の箱根では6区5位と快走、箱根豫園ではチーム9番手の186位だった武川、1万で29分41秒のベスト、箱根予選ではチーム5番手の101位で走っている中島、5千で14分0秒のベスト、箱根予選ではチーム8番手の184位だった川田、1万で29分56秒のベスト、箱根予選ではチーム7番手の132位で走っている吉本の5人。

1年生

5千で14分7秒の高校ベストを持ち、箱根予選ではチーム10番手の190位だった伊藤が唯一のエントリー。

箱根予選に出場した12人は全員エントリーを果たしていますね。箱根予選にエントリーされながら出場しなかった戸口は引き続き全日本もメンバー入りの一方で、外れていた石綿や青柳といった3大駅伝経験者は全日本も引き続き外れています。ある意味順当とは言えるでしょう。本来であれば、箱根に向けてのレースとなるはずだった全日本が、今年度最初で最後の駅伝になるとは…


低体温症となってしまった選手が出てしまったのは痛かったですが、終盤にかけて順位を下げていく中央学院らしからぬレースでした。。。選手は十分に揃っていますし、来年度以降につなげるためにも、ここで是非ともシードを獲得したいところです。そんな中央学院大学の区間配置予想は以下のとおりです。

区間配置予想

小島②ー武川②ー伊藤①ー高橋④
中島②ー吉田③ー栗原③ー畝④

箱根予選に出場した選手から8人を選んでいます。そのため、箱根予選にエントリー止まりだった戸口は外して予想しています。1区は小島、出遅れたくは無いけれど最短距離の1区にエース級は起用したくないとなると、1万で28分台のスピードを持ち、3大駅伝で好走経験もある小島が良いかなあと。箱根予選も2番手でエースに次ぐ選手かなあと。


2区は武川、箱根予選は苦しい走りとなってしまいましたが、箱根では6区で好走している選手ですし、その力は十分。エース級が起用されることもある2区としています。3区は伊藤、箱根予選はややほろ苦いデビューとなってしまいましたが、高校時代からスピードのある選手ですし、3大駅伝で見てみたい選手です。前半を下級生に任せるのも面白いかなあということで、3区を伊藤としています。


4区は高橋、前回もこの区間を走っていますし、大学によってはエース級を起用することもある区間です。箱根予選では悔しい走りでしたが、エースの走りを全日本では見せてほしいところ。

5区は中島、箱根予選ではチーム5番手と上々の走りを見せていますし、3大駅伝でも起用される可能性は高そう。まずは5区あたりでのデビューが良いかなあと。6区は吉田、中央学院は比較的6区を重視しているように思えます。確かに、距離だけで言えば単純に3番目に長い区間ですし、、、ならば1,2年時に3大駅伝フル出場を果たしている経験豊富な吉田でどうかなあと。


7区は栗原、シードを狙うにはどうしても7区にエース級を残しておきたいところ…過去2大会はどちらかと言えば長い距離に強い選手を起用していますが、実際二桁順位で苦戦していますからね…高橋が箱根予選でもう一歩だったことを考えると、ここは栗原に任せたほうが安心かなあと。8区は畝、長い距離で実績があり、箱根でも5区8位で走っている選手、最後は4年生に任せたいなあという思いもあって、畝としました。

元々、他の大学と比べるとちょっと重視する区間が異なっているかなあという印象がありますが、それがさらに、箱根がなくなったことでどのようなエントリーとなるのか、ますます難しくなりますね。選手のモチベーションも心配されるところです。前回の全日本では、同じく箱根予選落ちだった城西大学が1区区間賞を始め上位戦線を賑わせてくれました。中央学院もそんな走りを見せてくれたら…


戦力的にはシードを獲得してもおかしくないだけの選手が揃っていますが、距離が変更になってからの過去2大会は14位、10位と苦戦しているんですよね。どちらも、シード争いに絡むことも出来ていませんし…皆さんの順位予想、現時点では11位と比較的評価が低めなのは、そんな過去の実績や箱根予選の走りが影響していることでしょう。


箱根予選の悪夢を払拭し、来年度につながる走りを全日本で見せることが出来るのか、それとも、箱根予選の結果を引きずって、全日本でも苦しい結果となってしまうのか…今年度唯一の出場となる全日本では、箱根が無いからこそ、全日本に全てをぶつけ、好結果を掴み取って欲しいです!!

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