第97回(2021年)箱根予選 戦力分析 ~筑波大学~

本日は筑波大学の箱根予選に向けての戦力分析を行います。前回の箱根予選は、復活を遂げる6位通過を果たしたんですよね~金丸、西、猿橋と3人が20位以内という素晴らしい走り、過去3回は24位→19位→17位という状況から、一気に11も順位をあげての予選通過は驚愕でした。箱根本戦では、1区11位と好スタートも流石に2区以降は厳しく…6~8区の3連続最下位もあり、総合では最下位という結果になりました。箱根予選にエントリーされた14人の持ちタイムは以下のようになっています。

前回の箱根を走った選手は、今年6年生の川瀬も含めて9人残っています。日本インカレの3000m障害を最後に…という話でしたので、実質8人ということに。。。そして、その8人が全員エントリーされているのがまずは大きいです。往路を走った、西、猿橋、大土手、相馬ら今年度のチームの中心たちですからね。


その一方で箱根予選を走った選手に目を向けると、チーム6番手の小林、8番手の山下、10番手の山本と3人も外れています。これはどう見たら良いのか…3人とも箱根こそ走っていませんが、小林なんかは走る可能性が高いと思っていましたし、山下も135位でまとめていますからね。こういったいわゆる中堅どころが複数外れたというのは、決して選手層が厚いとは言えない筑波にとって少なからず痛手のようにも思えます。

箱根後のチーム状況を見ていくと…西が抜けた存在となってきました。5千で13分台、ハーフでは61分台ですからね。他大のエースに見劣りしないチームとなり、前回同様に大きく貯金を稼ぐことが期待されます。脇を固める4年生も戦力充実、前回の箱根予選に出場していない大土手もいます。3年生では杉山がハーフで64分21秒までタイムを縮めていますし、伊藤と2人しかエントリーされていませんが、ともに前回以上の走りが期待出来そう。


2年生では何と言っても岩佐ですよねー。5千ではベスト連発で14分5秒までタイムを縮めてきました。トラックでこれだけ活躍を見せるとロードでも主力の走りを…と楽しみです。前回もルーキーながら121位でまとめていますが、2年生になって成長を見せています。ルーキーが3人エントリーされたのもちょっと意外でした。ただ、1万のタイムを見れば30分の皆川、30分18秒の平山、30分53秒の金田と特に皆川、平山はタイムも伸ばしていますから順当といえば順当ですよね。前回、ルーキーながら好走した岩佐、小林の再現を見せてくれれば。

こうしてみてみると、比較的戦力は整っているように思えますが…前回は本当に全てが上手くはまった結果とも言えるんですよね。監督も最高の結果で6位通過もあるかもと思っていたというような話をしていましたし、走るべき選手が大きく稼ぎ、中堅どころも揃って崩れないという…その走りを今年度も再現できるか?というと、やはり未知数な部分が他の箱根出場を果たした大学に比べて大きいのではないかなあと。前年度、久しぶりの箱根出場を果たしたことはもちろん素晴らしいことですが、2年連続の箱根出場というのも、戦力拮抗の現状を考えると容易ではないでしょう。


皆さんの順位予想では15位と前回6位通過をした大学としてはかなり厳しい予想になっていますね。。。そこまで、前回と比べて戦力がダウンしているとも思えないのですが…私の印象としては、そこまで悪いと思ってはいないですが、やはりボーダー争いをするであろう1校なのかなあと考えています。前回の再現をもちろん見せてほしいとは思いますが、さすがに6位通過はあまりにも出来すぎかなと。。。


他のボーダーを争う大学と比べても、エントリー漏れという観点からは問題が少なそうですし、チームの主力世代が4年生と最終学年となった今年度は、是非とも2年連続の箱根出場を狙いたい状況ですし、狙えるだけのチームだと思います。前回は復路はずっと総合最下位という状況で箱根出場を果たせた喜びがありつつも、当然悔しい思いもしているはずなので、今年度はサプライズではない予選通過を果たし、前回より1つでも上の順位を箱根でもぎ取って欲しいです!!

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