第97回(2021年)箱根予選 戦力分析 ~中央大学~

本日は中央大学の箱根予選に向けての戦力分析を行います。前回の箱根予選では、中堅どころが大きく崩れてしまい、予選落ちとなる11位とはわずかに26秒差の10位という薄氷を踏む思いでの通過となりました。本戦では2区終了時で18位と大きく出遅れてしまい、3区以降巻き返したものの総合12位、予選最下位通過から巻き返したとはいえ、シード獲得とはなりませんでした。箱根予選にエントリーされた14人の持ちタイムは以下のようになっています。

前回の箱根経験者は9人も残っており、そのうち7人(川崎、三浦、池田、畝、森凪也、矢野、大森)が今回もエントリーを果たしています。1区を走った千守、6区を走った若林という往路、復路のスターターを任された当時のルーキーコンビが揃って外れてしまいました。千守は1万で28分37秒のタイムを持ち、若林は6区10位と上々の走りを見せていた選手なだけに、残念なエントリー漏れとなりました。結果として2年生は中澤1人だけのエントリーですからね。


前回の箱根予選経験者からは、箱根を走った千守以外に岩原、井上という二人も外れています。ただ、順位はともに苦しかったですし、その後の走りを考えてもエントリー漏れは仕方ないかなあ…ルーキーでは、28分台を持つ中野が外れてしまったのが個人的には残念かなあ。その一方で日本インカレ5000m覇者の吉居は入ってきました。トラックではルーキーどころか大学を見渡してもトップクラスの実績を残すスーパールーキー、楽しみすぎます!!

前回の箱根を走った選手2人を含め、有力選手がちらほら外れてはいますが…それでも現有戦力は非常に強力ですよね。4年の池田、畝、3年の森凪也、三浦といった実績豊富なエース格にスーパールーキーの吉居、さらに28分30秒台のベストを持つ大森、三須、箱根2区を走った川崎など力のある4年生が脇を固める布陣、他大も羨む戦力を有しています。これまでの実績、持ちタイムを見る限りは死角が内容に思えるのですが…


ただ、その一方で不安なのは箱根予選で苦戦することが多いということかなあ。前回の箱根予選も戦力的には予選通過は余裕だろうという見方が大勢を占めていたにも関わらず、ギリギリでの通過となってしまいました。正直、10位が発表されるまでは中央は落ちてしまったのではと思うほどでしたから…持ちタイムの良い選手、力のある選手が箱根予選で力を発揮しきれないというのが、これまで何度も見受けられたので…

順位予想では、現時点で堂々のトップ予想となっていますね。それも、2人に1人は中央のトップ通過を予想しているほど圧倒的な人気です。私もさすがに今年度の圧倒的な戦力で予選落ちということは無いとは思いますが、それでもトップ通過となるとさすがに厳しいのではないかなあと思っています。先述の通り、戦力的にはもちろん抜けていると思いますが、中央の連続シードが途切れて以降、最も良かったのは3位通過、そして残りはいずれも7位以下と下位通過と1度の予選落ちしか無いんですよね。。。


ただ、全日本は1万mの平均持ちタイムは全大学を見渡してもトップという状況ながら、有効期限の兼ね合いにより、1万の持ちタイム選考で予選落ちという悔しすぎる選考になっただけに、箱根にかける思いは非常に強いでしょう。この強大な戦力で予選で苦戦しているわけにはいかないですし、今回は箱根予選から悪くてもトップ3,出来ればトップ通過で強い中央を見せ、中央完全復活への足がかりとして欲しいです!!

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